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【MLB Pre2023】カブス、7人の投手でコンバインド・ノーヒッターを達成

スプリング・トレーニングでの珍しい出来事

 現地2023年3月3日、アリゾナ州ピオリアで行われたスプリング・トレーニングのカブス@パドレス戦で、カブス投手陣が7人をリレーしてパドレス打線を封じ、コンバインド・ノーヒット・ノーランを達成しました。ゲームは4-0でカブスが勝利。

2017年以来

 まだ時期としては前半戦。この時期はテストも兼ねて多くの投手がショートイニングをリレーし、そのうちの一人は調整不足が露呈して大量失点してしまうケースがあるものですが、今回は人数、内容ともに申し分ない結果となり、非常に珍しい出来事となりました。

 スプリング・トレーニングでのノーヒット・ノーランは2017年3月24日にエンゼルスが8人の投手をリレーしてマリナーズを抑え込んで以来のことです。

WBCの影響もあり 

 今回のパドレスのスターティング・ラインナップはご覧の通り。

 トレント・グリシャム、ジェイク・クロネンワース、マニー・マチャード、ネルソン・クルーズ、マット・カーペンター、オースティン・ノラとかなりの主力が残っている中でのノーヒット・ノーラン。

 ただ、フアン・ソト、ザンダー・ボカーツらはWBCの関係でこのゲームには出場せず。よって、フル・スクワッドという訳でもなかった点は記載しておきたいと思います。

 なお、マニー・マチャード、ネルソン・クルーズともにドミニカ共和国のロスターに入っております。

7人のリレー

 とは言え、7人全てがきちんと仕事をした点はやはり称賛に値します。

 先発した左腕のジャスティン・スティールは先週、腕の違和感もありスライド。今回がこの春初先発だったにも関わらず、2イニングを完璧に投げ、わずか18球で6アウトを奪う好投。

 2022年は24先発で、119.0イニングを投げ、4勝7敗、ERA 3.18をマーク。今季はかなり期待されています。

 2番手のハビエル・アサド(Javier Assad)も、3回、4回をピタリと抑え、出塁は4回裏にジェイク・クロネンワースに四球を出したのみ。この四球の後、マニー・マチャードを迎えましたが、見事にダブルプレーに斬って取り、ピンチの芽を摘みました。2022年は9試合、8先発で37.2イニングを投げ、2勝2敗、ERA 3.11。

 5回裏には、ベテランリリーバーで今季からカブスに所属することになったブラッド・ボックスバーガーが登板。こちらも四球を1つ許したのみ。2022年はブルワーズで70試合、64.0イニングを投げ、ERAは2.95。

 6回裏、4番手はアドバート・アルゾレイ(Adbert Alzolay)が登板。そろそろやばい雰囲気となってきたパドレスはイニング先頭のホセ・アゾカーがバント・ヒットを試み、記録を崩そうと揺さぶりましたが、アルゾレイの好守備でそれも打ち砕きました。続くジャクソン・メリルは右中間への浅いRFフライに打ち取り、RFのヨナタン・ペルラザがランニングキャッチ。アルフォンソ・リバスは空振り三振。

 アルゾレイは1イニングをパーフェクト、1奪三振です。2022シーズン、右肩痛を発症したアルゾレイは、開幕はILで迎え、シーズン後半の9月17日にマウンドに復帰。2022年は6試合に登板したのみでしたが、今季は開幕からフルに機能しそうです。

 7回裏は、24才の右腕、ジェレマイア・エストラーダ(Jeremiah Estrada)が登板。ブランドン・ディクソン、ティム・ロペスと2者連続三振。ネルソン・クルーズの代打のランヘル・ラベロ(Rangel Ravelo)には四球を出すも、ルイス・リベラト(Liberato)をRFフライに打ち取り、ノーヒッターをキープ。ジェレマイア・エストラーダは2022シーズンにMLBデビュー。5試合、5.2イニングを投げ、被安打6、失点2、奪三振8、3BBと腕試しとしては良い結果を出しました。今季はフル稼働の年で期待されています。下記の埋め込みVTRは2022シーズンのものです。えげつない球を投げていますよ!

 8回裏は、キャム・サンダース(Cam Sanders)が登板。ペドロ・セベリーノを三振、プレストン・タッカーをキャッチャー・フライ、ティルソ・オルネラス(Tirso Ornelas)を三振に打ち取り、こちらもノーヒッターを継続。キャム・サンダースは未デビュー。2022年は主にAAAで登板。29試合で11先発し、1勝8敗、ERA 5.45と結果が出ませんでしたが、今季デビューを狙います。

 9回裏は、ニック・バーディ(Nick Burdi)が登板。先頭打者のワイアット・ホフマンを空振り三振。しかし、アルフォンソ・リベラスには四球、ワイルド・ピッチでスコアリング・ポジションに進塁を許し、ブランドン・ディクソンにも四球で、1アウトランナー1、2塁のピンチを迎えますが、ティム・ロペスを6-4-3のダブルプレーに仕留め、ゲームセット。

 最後はちょっと雲行きが怪しくなりましたが、コンバインド・ノーヒッターを達成しました。

 ニック・バーディは、パイレーツでメジャー・デビュー。2022年はパドレスのマイナーに所属。2022年12月にウェーバーでカブスが獲得した投手です。

 カブス打線はエドウィン・リオスにHRなどが出て4点を奪っています。

マンシーニ、2安打 

 鈴木誠也選手が左の腹斜筋を傷め、開幕ILの可能性が示唆されていますが、この日RFを守ったのは、トレイ・マンシーニ。そのマンシーニはこの日、RF前とLF前にそれぞれシングルを放ち、2安打で好調です。

 SSのダンスビー・スワンソンは初回にRF前シングルを放ち、3打数1安打。2打席目は1Bライナーに倒れましたが、捉えていたので徐々に上がってくると思われます。

フリオ・テヘラン、ブレント・ハニーウェルが登板 

 この日、パドレスの先発マウンドには、フリオ・テヘランが上がり、3イニングを被安打3、スコアレス、3三振を奪う好投を見せ、2021年4月3日以来のメジャー復帰に良い材料を提供しました。彼はこの春、NRIとしての参加ですが、このままサバイブしてもらいたいものです。

 さらに3番手として、ブレント・ハニーウェル・Jr.がマウンドに。こちらは2.1イニングで被安打3、失点2、自責点1、与四球1、奪三振5をマーク。彼は40manロスターに入っていますが、このままサバイブしてもらいたいですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。 

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