【WC2020】ハイテンション・ゲーム!インディアンス、DS進出ならず。ヤンキースは勝負強さを発揮(追記あり)

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こちらも無観客では惜しすぎるゲーム

 現地2020年9月30日、MLBはテキサス州アーリントンで行われるNLCSとワールドシリーズを観客を入れて開催することを容認しました。今季初めてお客さんでの前でゲームをすることになります。これは我々見る側も楽しみでもあります。

 さらに盛り上がってくるポストシーズンですが、この日行われたヤンキース@インディアンス戦こそ、お客さんの前でやって欲しかった、そんな素晴らしい、シーソー・ゲームでした。

 ナ・リーグのレッズ@ブレーブス戦のGame1同様、無観客では惜し過ぎるゲームが続きました。

田中投手、悪天候で苦しむもなんとか締める

 ヤンキースの先発は田中将大投手。インディアンスはカルロス・カラスコ。

 このゲームは悪天候で投手にとっては災難でした。特に田中投手の立ち上がりは雨風が激しすぎる状況で、気の毒なくらいのコンディションでしたが、これはバットを操る打者も同じで、やりにくい環境には違いなかったのですが、インディアンス打線は雨など関係ないかのごとく、田中投手に襲いかかりました。

 ホセ・ラミレスの2塁打、前日のGame1で4−4だったジョシュ・ネイラーらのタイムリーで初回に4得点。

 これは前日のGame1で立ち上がりに急襲されたリベンジというところでした。

 田中投手は4回で降板。中断は計2回。1時間15分のディレーがあり、コンディションづくりが厳しい中での登板となりました。被安打5、失点6。

カリンチャックが打たれる

 2回表にジャンカルロ・スタントンが、彼らしいHRをRFスタンドに放り込み、0−4からまずは1点を返してたヤンキース。このソロHRは地味に効いてきました。

 4回表、ヤンキースは先頭のアーロン・ヒックスがCFライナーを放ち、アウトかと思われましたが、インディアンスのCF、デリーノ・デシールズが目測を誤り、後逸。3塁打にしたところから、なにか風向きはヤンキースに。

 このエラーで動揺したのか、カルロス・カラスコはここから2連続四球。満塁となったところで、インディアンス・ベンチは2番手にジェームズ・カリンチャックを送り込みましたが、これが裏目に。

アーシェラ、あれを打つ!?

 カリンチャックの代わりばな、打席はジオ・アーシェラ。フルカウント後の6球目、満塁ゆえに、押出しの四球は避けたいという心理が働いたのか、カリンチャックが投げた4シームは高さこそ完璧だったものの、コースがやや甘くなり、ちょうど腕が伸びるところに。それをアーシェラがフルスイング。当たった瞬間HRとわかるグランドスラムでヤンキースが一気に5−4と逆転しました。

 このグランドスラムがこの後の激闘の幕開けとなりました。

ホセ・ラミレスがまたしてもタイムリーでタイに

 5回表にジャンカルロの犠牲フライで6−4と2点差に拡げたヤンキース。しかし、その裏、インディアンスはフランシスコ・リンドールの二塁打を皮切りに、ホセ・ラミレスの2点タイムリー二塁打で再び6−6の同点に追いつきます。

 しかし、6回表、ヤンキースは四球で出たブレット・ガードナーを1塁に置いて、ゲイリー・サンチェスが2ランHRを放ち、リードは再び2点差に。スコアは8−6でヤンキースがリード。

インディアンスが同点→勝ち越し

 インディアンスは7回裏、2アウトから2連続四球でチャンスメイク。ここで当たっていたジョシュ・ネイラーに代えて、ジョーダン・ルプロウを代打に。これは思い切った判断だと思いました。この判断をしたのサンディー・アロマー・ジュニア、1Bコーチ※。この判断はすごかったですね。

 ルプローはロアイシガのカーブを叩き、CFオーバーの2点タイムリー二塁打。これでインディアンスが再び8−8の同点に追いつきます。

 8回裏、インディアンスはロアイシガから2連続四球でチャンスメイク。ヤンキースはたまらずクローザーのアロルディス・チャップマンにスイッチ。

 その代わりばなの初球、セイザー・ヘルナンデスがつまりながらもLF前に落とし、インディアンスがついに勝ち越し。9−8と1点をリードする展開に。この後、当たっていたホセ・ラミレスでしたが三振。さらに、カルロス・サンタナもダブルプレーに打ち取られ、インディアンスはあと1点が欲しいところを逃しました。 

※【インディアンスの指揮】
当初、フランコナー監督の判断と書いていましたが、誤りです。申し訳ありません。テリー・フランコーナ監督は今季は健康問題でシーズンの大半の指揮を執ることができませんでした。まず、スプリング・トレーニングからつづいていた胃の問題で8月初旬から離脱を余儀なくされ、さらに8月後半には血栓(Blood Clotting)の問題が発覚。手術に至りました。片腕のブラッド・ミルズ・ベンチコーチはお孫さんが亡くなり、当初からシーズンを離脱。代わって、シーズンの大半とワイルドカードシリーズはサンディー・アロマー・Jr. (1Bコーチ)が指揮を執っておりました。テリー・フランコーナ監督はワイルドカードシリーズでベンチには入らなかったものの、スタンドから状況を分析するなど元気な姿は見せております。まだ61才。監督という職業の激しさの一端を知ることができますね。

ヤンキース、ルメイヒューが勝ち越し打

 9回表、インディアンスは抑えのブラッド・ハンドをマウンドに。しかしブラッド・ハンドは先頭のジャンカルロ・スタントンに四球、さらにアーシェラ、トーレスに連続安打を許し、ノーアウト満塁の大ピンチを迎えます。

 ハンドはガードナーを三振に仕留め、1アウトを奪ったものの、つづくゲイリー・サンチェスに犠牲フライを許し、無常のタイ・ゲームに(9−9)。

 最後はDJ・ルメイヒューがCF前にゴロで抜けるヒットを放ち、ヤンキースが10−9と勝ち越しに成功。このヒットはデリーノ・デシールズが前進して転倒。バックホームできませんでした。雨で芝生が濡れていたんですね。

 インディアンスは最終回、アロルディス・チャップマンから3三振。三度の度の同点劇にはなりませんでした。

 10−9でヤンキースが勝利。ヤンキースはインディアンスをスイープし、ALDSへ。

インディアンス、WCSで敗退

 デリーノ・デシールズにエラーが2つつきましたが、ブラッド・ハンドの投球後の守備姿勢など、インディアンスは細かいところで防げた失点があったと思います。これは結果論に近いので、フランコーナ監督が冷静に分析して修正してくれるでしょう。

 あと、フランミル・レイエスが2戦ともヒットレス。打席に入ると体は大きいですし、本当に打ちそうに見えるのですが、やはり粗さは隠せませんでした。ブレーキになってしまいましたね。

 若いジェームズ・カリンチャック、そしてリストン・マッケンジーがポストシーズンで投げた経験はこれから糧になると思います。フィル・メイトンは2試合に登板、3.1イニングを投げ、失点が1とよい結果を残しました。インディアンスは右腕が育ちますね。

 インディアンスは今後、この名前がいつまで継続するのか?ここは注意深く見守っていきたいと思います。このゲームがインディアンスとして最後でなければ良いなと思います。

ア・リーグその他 

レイズがスイープ!ALDSへ

 こちらも記事にしたかったのですが、元レイズのベンチの頭脳同士の戦いとなったブルージェイズ@レイズ戦はレイズがブルージェイズをスイープしました。Game2ではタイラー・グラスノーが8奪三振。打線は2回にマイク・ズニーノのHRなどで一気に6得点。8- 2で勝利しました。筒香選手はGame2は出場なし。Game1 ではDHでリードオフに座りましたが2打数0安打。ポストシーズンはまだヒットレスです。

ツインズ、PS18連敗、アストロズがALDSへ

 ア・リーグの最優等生がレイズなら、その次の優等生はツインズと言えなくはないですが、Game1では前田投手の好投むなしく、後半に逆転を許し、敗戦。Game2では打線が3安打に終わり、1-3で元気なく敗れ、ポストシーズン敗退。これでツインズはポストシーズン18連敗という不名誉な記録を作ってしまいました。

 ジョシュ・ドナルドソンが怪我で出られなかったのはちょと痛かったですね。

アスレチックスが勝利!Game3へ

 ホワイトソックス@アスレチックス戦のGame2はアスレチックス先発のバシットが7回1失点と好投。ダラス・カイケルに投げ勝ちました。

 アスレチックスの方は、マット・オルソン、マーカス・セミエン、クリス・デービスに一発が出て5-3で勝利。決着はGame3へ。

 Game3はマイク・ファイヤーズとデーン・ダニングが登板します。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

コメント

  1. 匿名 より:

    フランコーナの代わりでサンディ・アロマーだかが監督してた気がする

    • hirotee より:

      匿名様
      ご指摘の通りです。サンディー・アロマー・Jrの指揮でした。
      シーズン中からインディアンス・ベンチが映ったときにどうもフランコーナの姿ではないとどこかで気づきながらも、彼の健康問題をトレース出来ておりませんでした。
      申し訳ありません。記事内で訂正を入れさせていただきました。
      ご指摘のお手間をかけさせ、申し訳ございません。

      また、どうもありがとうございました。