ALCSはレイズが3勝2敗に
現地2026年10月18日に行われたALCS Gm5は、タンパベイ・レイズがクリーブランド・ガーディアンズを3-1で下し、シリーズ通算成績を3勝2敗としてワールドシリーズ進出へ王手をかけました。

ガーディアンズは活発化しているレイズ打線をよく抑えてはおりますが、決壊も見えてきそうなほど、防戦を強いられていることも確か。
果たして、レイズがAL NO.1の強力打線を打ち立てて、押し切るのか?それとも、脅威の粘りを発揮して、ガーディアンズが巻き返すのか、面白いところです。
【序盤】 レイズが3イニング連続得点で主導権
ガーディアンズ先発はパーカー・メシック。AL ROY有力候補のパーカー・メシックは今ポストシーズンは力みが目立ち、コントロールがよくありません。ホワイトソックスとのALDSでは2試合に登板するも、6.2 IPでERAが5.40。
ALCSに入り、Gm2ではチームは1-3で敗れたものの、メシックは3点は許したものの、5回まで投げきり、なんとかゲームを壊しませんでした。

このゲームの1回表、メシックは先頭のヤンディー・ディアスにCFオーバーの二塁打で出塁すると、ジョナサン・アランダはフライアウトに打ち取り、進塁は阻止。しかし、つづくライアン・ビレイドには四球を与え、この日もなかなか安定しません。1アウト1、2塁のピンチにジュニオール・カミネロを迎えるというピンチとなりますが、ここはカミネロを三振に仕留めて2アウト。
この後、チャンドラー・シンプソンをSSゴロに打ち取り、ピンチ脱出か?に見えたのですが、打球はSSのブライアン・ロッキオの前。韋駄天のチャンドラー・シンプソンが気になったのか、名手ロッキオが微妙なジャックルを犯してしまい、1塁はセーフ。これで2アウト満塁となってしまいます。
なんとか抑えたかったメシックでしたが、つづくジョニー・デルーカにはストレートの四球を与え、押出でレイズが1点を先制。
2回表には、先頭のベン・ウィリアムソンにRFへのシングルを許し、1アウト後にはヤンディー・ディアスにもRFへのシングルを打たれます。1アウト1、2塁でジョナサン・アランダにはゴロでLF前に弾き返され、ベン・ウィリアムソンが生還してレイズが追加点(TB 2,CLE 0)。
ただ、この後はライアン・ビレイドとジュニオール・カミネロから連続三振を奪いました。
パーカー・メシックは結局、2イニングで降板。被安打5、失点2、ER 2、BB 2、SO 3という投球内容でした。ガーディアンズはブルペンも連日登板しているので、もう少し投げたかったところですが、先発が早期で降板となり、またも苦しい展開に。
3回表は、左腕のティム・ヘリンがマウンドに上がり、レイズは1アウト3塁からリアム・ヒックスのセンター前タイムリーヒットで1点を追加し、3-0とリードを広げます。
イニング内でのマルチ得点は許さなかったものの、レイズほど打線が活発でないガーディアンズにとっては苦しい展開となりました。
ドリュー・ラスムッセンがまたも好投
ガーディアンズにとって苦しい展開となる大きな要素がレイズ先発のドリュー・ラスムッセンです。
Gm1ではラスムッセン登板ゲームで勝利したガーディアンズでしたが、6回までは完全に抑えられていました。
この日もガーディアンズはラスムッセンからなかなかチャンスを作ることが出来ません。ガーディアンズの左打者は高めをうまく使われて、バットの軌道と合わないボールに空振りすることが多く、凡打の山を築きます。
一応、1回表にチェイス・デローターが1安打を放っていたので、ノーヒットノーランの心配はすぐに消してはいたのですが、2回裏、3回裏と三者凡退。結果、ガーディアンズはドリュー・ラスムッセンに6回途中まで10打者連続アウトを奪われ、完璧に封じられます。
クワンが好送球
打線が苦戦している中、ガーディアンズは4回表にも失点の危機。この回はティム・ヘリンが先頭のテイラー・ウォールズにセイフティー・バントを決められ、ノーアウトでランナーを出します。
ガーディアンズはピッチャーをショーン・アームストロングにスイッチし、ヤンディー・ディアスから1アウトを奪います。つづくジョナサン・アランダの打席でテイラー・ウォールズが2塁への盗塁に成功。
得点圏にランナーを進めたレイズは、ジョナサン・アランダが2回表と同じようなコースにLFへシングルを放ちます。これでまた追加点が入ったかと思われたのですが、ガーディアンズのLF、スティーブン・クワンがホームへ好送球。彼は決して肩が評価されるOFではありませんが、素早いモーションでホームへいい送球を返しました。これを捕手のパトリック・ベイリーがきっちりと処理して、ガーディアンズはクワンのファインプレーで4点目を阻止出来たのでした。
なお、クワンはゲーム終盤の8回表にはCFに就いていたのですが、CFオーバーのHR性の打球を見事にキャッチ。2度もチームを救いました。
ガーディアンズが1点を返す!
6回裏、ガーディアンズはスティーブン・クワン、ホセ・ラミレスの連打でチャンスメイクし、1アウト1、3塁。
ここでチェイス・デローターが1Bへのゴロを放ち、この間にクワンが生還して1点を返します(TB 3,CLE 1)。
また、7回裏には、ナサニエル・ロウのヒットなどでランナーを出し、一発が出れば同点という場面を作りましたが、ラスムッセンがパトリック・ベイリーをダブルプレーに仕留めて咆哮。ピンチを脱しました。
ドリュー・ラスムッセンは7.0イニングを投げきり、被安打4、失点1、ER 1、BB 1、SO 6で見事にゲームメイクしました。さすがの投球でしたね。
この後、レイズは継投策に入り、最後はブライアン・ベイカーがランナーを出しながらも無失点で締めくくり、3-1で勝利を収めたのでした。
ヤンディー・ディアス、「明日で終わらせる」
試合後、レイズのチームリーダーのヤンディー・ディアスは、通訳を通じて”it all ends tomorrow. We’re going to win tomorrow.”「すべては明日で終わります。明日は勝ちますよ」と語りました。
とりわけ、調子づいた言葉ではありませんが、ガーディアンズ・ナインがこれを見て何か思うことがあるかもしれませんね。
ガーディアンズは確かに後が無くなりましたが、この日はジュニオール・カミネロを序盤の得点圏で抑えていますから、ジョナサン・アランダやヤンディー・ディアスらに打たれたとしても3失点で踏みとどまっています。
正直、ブルペンを酷使していつ決壊するか?という状況ではあります。例えば、ケイド・スミスなどは毎試合投げていますし。Gm6は出来れば、先発が中盤まで持ちこたえたいところです。本来ならギャビン・ウィリアムズを投入したいところですが、ちょっと登板間隔が短いです。
ギャビン・ウィリアムズをGm7まで置いておくのか?この辺りの起用も見ものですね。Gm6はブルペン・デーでしょうか?
Xファクター、ジョー・アデルの爆発に期待
後はこの日、チャンスで一本が出なかったジョー・アデルがGm6で爆発して投手を助けてもらいたいですね。アデルはやはり相手からすると不気味です。Xファクターでもありますから、面白いことをやってのけてもらいたいですね。
お読みいただき、ありがとうございました。

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