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【MLB2026】パトリック・サンドバルがレッドソックス・デビュー!2年ぶりの復帰マウンドで好投!

インターナル・ブレイス手術からの復帰マウンドへ

 現地2026年7月9日、2024年6月に左肘のインターナル・ブレイス手術を行った左腕のパトリック・サンドバル(Patrick Sandoval)がレッドソックスでデビューを果たしました。

 パトリック・サンドバルはご承知の通り、元エンゼルス。大谷選手とともにエンゼルスのローテーションを守ってきました。デビューは2019年。大谷選手がデビューしたのは2018年なので、その1年後ということになります。

パトリック・サンドバルとは 

 パトリック・サンドバルは1996年10月18日生まれの29歳。今年の誕生日で30歳となります。

 ドラフトは高卒時の2015年にアストロズから11巡目指名を受けてプロ入り。カリフォルニア州出身です。マイナーではじっくりと育て上げられ、2015、2016とルーキー・リーグでプレーし、2017年にハイAに昇格。2018年にはクラスAからダブルAまで3つのレベルを経験。そしてこの年のトレード・デッドラインでアストロズがインターナショナル・ボーナス・プロットとの引き換えでサンドバルをエンゼルスにトレード。エンゼルス移籍後にダブルAに昇格しました。この年は3つのレベルで11勝1敗、ERA 2.07と台頭。

 2019年はダブルAで開幕を迎え、すぐにトリプルAに昇格。2019年8月5日のレッズ戦でメジャー・デビューを果たし、この年は10試合、9先発で39.1 IPで0勝4敗、ERA 5.03。

 2020年はコロナ・パンデミックで短縮シーズンとなり、サンドバルは9月23日のパドレス戦でリリーフで3イニングを投げ、初勝利をマークしています。

 2021年にはある程度ローテーションを任せられるようになり、17試合、14先発で87.0 IPで3勝6敗、ERA 3.62をマーク。同年7月24日にはツインズ戦でノーヒットノーランまであと一歩に迫る快投を見せ、その実力を発揮。

【MLB2021】エンゼルスのパトリック・サンドバルが9回1アウトまでNO-NO!
現地2021年7月24日、エンゼルスのパトリック・サンドバルが9回1アウトまでNO-NOの素晴らしい成績を残しました。大谷選手は1日のOFFで復帰

2022年から本格稼働 

 2022年、パトリック・サンドバルはローテーションの一角を担い、27先発で148.2 IP、6勝9敗ながら、ERA 2.91をマーク。エンゼルスが勝てるクラブであれば勝ち星ももう少し増えていたでしょう。

 2023年も前年同様の成績となり、28先発で144.2 IPで7勝13敗、ERA 4.11。ERAは悪化しました。

2024年6月に左肘に深刻なダメージ

 2024年、パトリック・サンドバルはローテーションを担うも16試合、79,2IPで2勝8敗と苦戦。ERAも5.08と悪化。そしてその苦戦の原因が判明。同年6月21日のドジャース戦で元チームメイトの大谷選手に四球を与えたところで降板。左肘を傷めていたのです。この時、大谷選手もかなり心配していた様子が映し出されておりました。

【MLB2024】パトリック・サンドバルはTJ手術必至のかなりの重症。トレードDLでの移籍が消える
現地2024年6月24日、パトリック・サンドバルの肘の状態が判明。TJ手術必至の重症です。これでトレードDLでの移籍が消えたかもしれません。その詳細です。

 診断の結果、左肘の2箇所にダメージがあることが発覚したパトリック・サンドバルは同年6月後半に手術を実施。この時はトミー・ジョン手術かと思われておりましたが、のちに手術はインターナル・ブレース手術であったことが判明しております。

 この年、パトリック・サンドバルはトレード・デッドラインで大きなターケットとされていましたが、離脱時点で移籍はなくなりました。

 手術前までのパトリック・サンドバルの実績です。

YearAgeWLERAGGSIPERA+FIP
201922045.0310939.1924.59
202023155.659636.2815.92
202124363.62171487.01244.03
202225692.912727148.21383.09
2023267134.112828144.21104.18
202427285.08161679.2823.85
Total–19454.01107100536.01083.96

ノンテンダーFA→レッドソックスへ  

 そして2024年終了後のノンテンダー・デッドラインでエンゼルスはパトリック・サンドバルにノンテンダーを出しました。薄情だなと思いました。

【MLB2024-25】ノンテンダー・デッドラインが到来!LAAのパトリック・サンドバルらの名が挙がる
現地2024年11月22日、ノンテンダー・デッドラインが到来!LAAのパトリック・サンドバルらの名が挙がりました。

 そして、ノンテンダーFAから約1ヶ月後の現地2024年12月20日、レッドソックスのクレイグ・ブレスローがインターナル・ブレース手術からの復帰を見越してパトリック・サンドバルと2年/$18.5M (2025-26)でサイン。$18.5Mの内訳は$5.5M(2025)、$12.75M(2026)。1年目は完全な投資です。

 パトリック・サンドバルは手術した時期がちょうど2024年の7月手間で時期が悪く、インターナル・ブレース手術はトミー・ジョン手術よりは復帰は早いと言われますが、1年3ヶ月後だっとしても2025年10月の終わりです。シーズンオフになるので2025年は全休。これはもう想定内でした。

 2026年、開幕からの復帰も期待されておりましたが、肘のダメージが深刻だったのでレッドソックスは慎重に判断。3月25日には60 Days ILから15 Days ILに移管。4月8日にようやくトリプルAウースターでリハビリ登板をスタートさせました。

一旦は60day ILに逆戻り

 これで早期復帰が見込まれたのですが、サンドバルは4月下旬に左上腕二頭筋の張りを感じ、リハビリ登板をストップ。患部への追加検査では特に深刻な問題は見つかりませんでしたが、5月4日には60 Days ILに逆戻りとなっておりました。ただ、レッドソックスはもともと5月下旬までの復帰(アクティブ・ロースター入り)は予定していなかったとも言われています。

 そして復帰までの間、トリプルAウースター、ダブルAのポートランドへのアサインを繰り返し、最後は7月5日にダブルAポートランドで5.0 IPで被安打1、スコアレス、BB 1、SO 7を記録。これでメジャーに上がってきました。マイナーでは途中、ILに逆戻りはしたものの、2026年に入って計9試合をこなしたことになります。

サンドバル、見事な復帰登板 

 そして現地2026年7月9日、パトリック・サンドバルは、ホワイトソックスとのGm3に登板。

 エンゼルス時代と比べてフォームが静かになったなという印象の登板で、4シームも時折力を入れ、97mph前後を記録。この日は5イニングを投げられませんでしたが、4.1イニングを投げて被安打5、失点1、BB 1、SO 5。投じた65球のうち、41球がストライクで、勝利投手にはなれなかったものの、見事なゲームメイクでしたし、何より中盤までイニングイートしたことも合格点ではないでしょうか。

 降板後、チャド・トレーシー監督代行は「本当に良かったですね。球速も出ていましたし、見ていて頼もしかったです。しっかりとストライクゾーンで勝負できていました何日ぶりだったか……700日ぶりとか、それくらいになるのかな?とにかく、すべての球種を思い通りに投げ込めたのは本当に素晴らしかったよ」と絶賛しておりました。

 ちなみに748日ぶりの復帰マウンドでした。

 さすがに本人は登板前は緊張した模様。初登板で良い結果が出てよかったと思います。

ケイレブ・ダービンが殊勲の2ランHR

 さて、ゲームの方はレッドソックス打撃陣はホワイトソックス先発のアンソニー・ケイに序盤は抑えられていましたが、4回表にスコアレスの均衡を破ります。

 先頭のロミー・ゴンザレスが四球で出塁。つづくケイレブ・ダービンが3球目のスウィーパーをうまく拾ってLFスタンドに放り込む2ランHRを放ちます。終わってみればこれが決勝点。

 ケイレブ・ダービンはイリノイ州レイク・フォレスト出身でホワイトソックス・ホームのレート・フィールドの近くの出身。この日はたくさんの友人が見に来ていたようです。

デュラン、ラファエラが好プレー

 パトリック・サンドバル降板後、ブルペン陣も躍動。結果的にスコアレス・リレーを見せたのですが、終盤の2イニングでLFのジャレン・デュランとCFのセダン・ラファエラが好守備を見せ、これも1点差リードを守り抜く良い要素となりました。

 ただ、ラファエラはゲーム序盤で野球IQの低い送球も見せてこれが1点を失うことにつながったので、ここは守備コーチがしっかりとケアしてもらいたいところです。

MLB Gameday: Red Sox 2, White Sox 1 Final Score (07/09/2026)
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レッドソックス、大成功の遠征

 レッドソックスはオールスター・ブレイクを前に直前のエンゼルスとのシリーズをスウィープ。勢いそのままにホワイトソックスとのシリーズもスウィープ。ホワイトソックスは4月24日〜26日のシリーズ以来、ホームでのシリーズ負け越しはなかっただけにいい勝ちっぷりを見せました。

 今季最長となる6連勝を記録したレッドソックスは、直近13試合で11勝を挙げ、5月20日以来となる「勝率5割まであと5勝(43勝48敗)」という位置まで浮上しました。

 次のメッツとのシリーズが遠征での最後のシリーズ。そしてこれがオールスター・ブレイク前の最後のシリーズでもあります。

 このまま連勝を続けることが出来るのか?そしてこの好調により、トレード・デッドラインの動きも注目されます。今のところ、レッドソックスは「買い」に走る予定。ブレーブス、アストロズがソニー・グレイを狙っているなどの噂も出ておりますが、このままですと出さないでしょうね。

 面白くなってきました。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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