A’sのJ.T.ギン、大記録を逃す
現地2026年5月18日、あまり注目度の高くなかったアスレチックス@エンゼルス戦はすごいゲームとなりました。
アスレチックスは前日のジャイアンツ戦で守備が崩壊。この日はどれだけ締まったゲームが出来るかがポイントでした。一方、エンゼルスは直前がドジャースとのフリーウェイ・シリーズでしたので、緊張の糸が切れて連敗モードになる懸念もありました。しかし、両チームともに素晴らしい緊張感のあるゲームを展開。いい試合となりました。

A’sのJ.T.ギンが8回までNO-NO
このゲームの主役はアスレチックス先発のJ.T.ギン(J.T. Ginn)でした。メジャー3年目の26歳の右腕は今季はかなり好調。開幕はリリーフで迎えたのですが、4月10日の登板から先発へ。
ヘビー・シンカーが有効
このゲーム前までの先発での成績は7試合、36.1イニングで、ERAは2.72。SOも30を数え、肝心なところで三振も奪える投球を披露。
なんと言っても94-95mphのヘビー・シンカーが良く、それに加えて空振りを奪うスライダーもあります。
2025年まではスイングマン・ロール(先発・リリーフ双方)で、ERAが4.00-5.00の平凡な感じから一転。勝てる投手に変貌しております。
このゲームでもそのシンカーとスライダーを駆使し、初回からエンゼルス打線を抑えて行き、初めて出塁を許したのは5回裏1アウトからヨアン・モンカダに出した四球。ここで一旦はパーフェクト・ゲームは途絶えていました。
ギンは6回裏にも2アウトからザック・ネトーに死球を与え、二人目のランナーを出しましたが、あれよあれよという間にゲームは進行。7回裏に至っては3者連続三振を奪い、8回もテンポよく三者凡退。
なんと8回までノーヒット・ノーランを継続していたのでした。
A’sはもらったチャンスを活かせず
そんなギンを援護したいアスレチックス打線でしたが、22歳のウォルバート・ウリーニャ(Walbert Ureña)の前に拙攻が続き、四球も含めて2回を除いては毎回のように出塁したものの、あと1本が出ず、無得点が続きます。
2アウトからの出塁というのが多かったのも痛いところでした。
NO-NOまであと1イニング
ギンは8回裏のエンゼルスの攻撃も抑え、球数は99球。
ノーヒット・ノーランは試合に勝たないと記録に残らないため、アスレチックスは9回表、ライアン・ゼファージャンを攻め、1アウトからザック・ゲロフがシングルで出塁。つづくローレンス・バトラーの時に2塁への盗塁を決め、スコアリングポジションに塁を進めます。
そしてローランド・バトラーがCF前にクリーン・ヒットを放ち、ゲロフを迎え入れ、アスレチックスは待望の先取点をもぎ取ります。この後も四球が2つ続いてニック・カーツという絶好のチャンスだったのですが、カーツは4-6-3のダブルプレーに斬ってとられ、1点止まり。
それでも頑張ってきたギンにノーヒット・ノーランの記録のチャンスを作りました。
迎えた9回裏、マウンドに立ったギンは先頭のアダム・フレイジャーを2球で追い込み、1アウトを奪いそうだったのですが、3球目のスライダーをフレイジャーにうまく対応され、これがCF前に抜けるクリーン・ヒットに。
これで残念ながらノーヒット・ノーランが途絶えました。
それでもアスレチックスはギンを続投。まだシャットアウト勝利のチャンスがありました。
迎えるバッターはザック・ネトー。ギンはボール先行とし、0-2カウントに。そして3球目、ストライクを奪いに来たところをザック・ネトーがCFへ弾き返し、これが2ランHRとなり、エンゼルスがなんとサヨナラ勝利を収めたというゲームになりました。
ギンはノーヒット・ノーランからまさかのサヨナラ負け。

厳しい勝負の世界を垣間見た一戦となりました。ギンの球数は105球。ノーヒット・ノーランも夢ではない球数でしたが、残念な結果となりました。
それにしてもエンゼルスは劣勢から一転。一発で勝利を収めたというかなりミラクルな勝利となりました。
アスレチックスはこの敗戦で23勝24敗で勝率5割を切ってしまいました。それでも2位に上がったマリナーズが23勝26敗で勝率の上ではまだアスレチックスが首位です。
アスレチックスは今日は守備も良かったですし、いい試合を作ったのですが、悔しい結果となりましたね。
お読みいただき、ありがとうございました。

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