スポンサーリンク

【2025NLCS_4】大谷がまた伝説を作る!投手で6回シャットアウト&10K+打者で3HR!しかもWS進出!

1試合で一人の選手が達成、しかもPSで!

 現地2025年10月17日、NLCS Gm4で大谷選手が先発投手として登板。そして通りDHでも出場。この日、大谷選手はまたしても伝説を作りました。今リアルタイムでこの偉業を見られる貴重さ。皆さんも実感なさっていることかと思います。

投手で6回シャットアウト、10K

 まず投球の方から見ていきます。大谷選手の先発は10月4日に行われたフィリーズとのNLDS Gm1で登板して以来、中12日を空けての登板です。

 1回表、大谷選手はリードオフのブライス・トゥランに対し、ややボールが散らばってしまい、四球を与えます。しかし、その後はジャクソン・チューリオ、クリスチャン・イェリッチそしてウィリアム・コントレラスから3者連続三振を奪い、このうち、チューリオから三振を奪った球は100.3mph、イェリッチから三振を奪った球は100.2mphを計測しました。なお、これは2008年にスタットキャストの計測が始まって以来、ポストシーズンで100mph以上の球で複数の三振を奪ったドジャース初の先発投手となっています。

 2回表は三者凡退でカットボール、スウィーパーの変化球が中心のイニングでした。

キケ・ヘルナンデスがLFからダブルプレー

 3回表、先頭のブレイク・パーキンスに四球を与えた大谷選手でしたが、ジョーイ・オルティズから三振を奪って1アウトとした後、ブライス・トゥランにはLFに捉えた当たりを放たれてしまいます。しかし、このヒット性の当たりをLFのキケ・ヘルナンデスが内野ばりにチャージしてライナー・アウトに。さらにSSからの送球のようにランニング・スローで1塁に送球。飛び出していたブレイク・パーキンスをアウトにし、ダブルプレーでこのイニングを無失点にしました。キケはさすがにユーティリティー・プレーヤーですね。

 大谷選手は4回表にも先頭打者を出してしまいます。ジャクソン・チューリオにグランドルール・ダブルを打たれノーアウト2塁のピンチ。つづくクリスチャン・イェリッチをSSゴロに抑え、チューリオを3塁へ進塁させますが、まずは1アウト。この後はウィリアム・コントラレスとジェイク・バウアーズを2者連続三振に斬って取り、またしても無失点。

 5回表も2つの三振を奪った大谷選手。6回表は先頭のジョーイ・オルティズの代打にアイザック・コリンズを送られましたが、三球三振に。つづくブライス・トゥランからも三振を奪い、このイニングも2奪三振。

 7回のマウンドにも上がった大谷選手でしたが、先頭のクリスチャン・イェリッチに四球、つづくウィリアム・コントラレスにはインスラの動きとなったスウィーパーをCF前に運ばれ、ノーアウト1、2塁となったところで降板となりました。

 大谷選手は記録的に6.0イニング(ちょうど100球)を投げ、被安打2、シャットアウト、BB 3、SO10、HR 0とリーグ勝率1位のブルワーズ打線に仕事をさせませんでした。2番手にはアレックス・ベシアが登板し、このイニングを無失点に切り抜けました。

打者として3HR

 打者としての大谷選手ですが、1回表に3者連続三振を奪った直後の1回裏の第1打席、ブルワーズ先発のホセ・キンタナが投じた6球目のスラーブに対応。RFスタンドに放り込み、リードオフHRを放ちます。

 NLDSでは4戦で18-1、NLCSでもGm3までは11-2(三塁打1本)と非常に苦しんでいた大谷選手でしたが、この日は投球でリズムが戻ったのか、吹っ切れたような打撃となりました。

2本目のHRは場外!

 2回裏の第2打席は四球となり、4回裏の第3打席、2アウトから打席が回ってきた大谷選手はチャド・パトリックの投じた5球目のカットボールを完璧に捉えました。打球はなんと場外に!打ち出し速度116.9mph、飛距離469ft (142.951m)の超特大のムーンショットとなりました。

 さらに7回裏、1アウトから打席が回ってきた大谷選手は、ブルワーズの豪腕、トレバー・メギルの98.9 mphの4シームをまたしても完璧に捉え、打球はCFへ。

 6イニングで10奪三振を奪った投手が1試合3HRで、そのうち1本が場外。信じられない活躍です。 

佐々木がまたも抑える

 大谷選手の3HRなどもあり、8回を終えて5-1としたドジャースは9回のマウンドに佐々木朗希を投入。もう完全にチームが認めるクローザーとなりました。

 その佐々木投手はこれまでと変わらず、捕手に集中して投球。先頭打者にはCF前シングルを打たれ、今日は外野に飛ばされましたが、その後は三者凡退に抑えてゲームセット。ドジャースが5-1で見事にNLCS4連勝。2年連続でワールドシリーズ進出を決めました。

NLCS MVPは大谷

 LCSからシリーズMVPが選出されますが、大谷選手が選ばれました。おめでとうございます。

 上述の通り、大谷選手はNLCSでは苦戦していたので、MVPは9回完投の山本投手、あるいは3試合で失点0の佐々木投手か?と思っていましたが、もうGm4の活躍がすごすぎて大谷選手がMVPを受賞しました。

 大谷選手のメジャーのキャリアの中で、1試合10奪三振以上、且つ2本塁打以上を記録したのは2度目。MLBでこれを2度以上達成した選手は他におりません。

 

ドジャース、戦力が揃ってスーパーパワーを発揮

 ドジャースは日を追うごとに強さを発揮。特に投手陣は90年代か?と言われるくらいにスネル、山本、グラスノー、そして大谷選手が深いイニングまで投げました。

 レギュラーシーズンで大苦戦したドジャースでしたが、結局、けが人が多かったので苦戦していただけで、けが人が復帰すればご覧の強さを発揮。これでもまだブラスダー・グラテロル、リバー・ライアンらが不在です。彼らは手術からのリハビリ中の投手。さらに復調を目指しているマイケル・コペック、タナー・スコットらもおり、この総勢が戻ってきた場合、とんでもない力となりますね。ドジャース、その強さが恐ろしい!

ブルワーズ、NLCSでは力を発揮できず

 ジャクソン・チューリオを中心に若いタレント達でNL勝率NO.1となったブルワーズ。ジェイコブ・ミズロウスキーという怪物もデビューし、洪水被害のあったミルウォーキーを元気づけました。ポストシーズンはNLDSまではタイムリーもよく出て本当に強かったのですが、NLCSではドジャースの投手陣の前に完敗。ジャクソン・チューリオのハムストリングス痛も影響しました。ただ、素晴らしいクラブには違いないので、来季も期待したいですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLBトレード2026】レッドソックスがまたも先発を補強!パイレーツからヨハン・オビエドを獲得!
【MLB2026FA】横浜のアンソニー・ケイがホワイトソックスと2年/12Mドルで合意
【MLB2026FA】ドジャース、ワールドシリーズ連覇の打のヒーロー、ミゲル・ロハスと再契約
【MLB2026FA】大人気のコディー・ポンスはブルージェイズと3年/30Mドルで合意 
【MLB2026FA】メッツ、”エアー・ベンダー”ことデビン・ウィリアムスと3年/51Mドルで合意へ
【MLB2026】レイズ、前オリオールズ監督のブランドン・ハイドをBOのシニアアドバイザーに採用
【MLB2026FA】オリオールズ、クローザーのライアン・ヘルスリーと2年契約で合意
【MLB2026噂】2年連続サイ・ヤング賞のタリク・スクーバル(DET)はトレードされるのか?
【MLB2026FA】ブルージェイズ、ディラン・シーズと7年/210Mドルで合意!ボー・ビシェットの動向は?
【MLB2026】岡本和真、今井達也、髙橋光成のMLB手続きと動向について
【MLB移籍2026】レッドソックス、カージナルスからソニー・グレイをトレードで獲得
【MLB2026】レンジャーズとメッツが大型トレードを実施。マーカス・セミエンとブランドン・ニモがスワップ
【MLB2026FA】カブスがゲーム終盤のブルペンを補強。フィル・メイトンと2年契約で合意
【MLB2025-26】ノンテンダー・デッドラインが到来!レンジャーズがA・ガルシアとJ・ハイムにノンテンダー
【MLBトレード2026】ブレーブスがアストロズからマウリシオ・ドゥバンを獲得!ニック・アレンがアストロズへ
【MLB2026FA】ブレーブス、早くもクローザーを決定!ライセル・イグレシアスと1年/16Mドルで再契約
【MLBトレード2026】お馴染みのテイラー・ウォードがオリオールズへ!LAAはグレイソン・ロドリゲスを獲得!
【MLB2026FA】クオリファイング・オファーの期限が到来!今永、B・ウッドラフらが4名が受諾
【MLB2026FA】マリナーズ、1Bのジョシュ・ネイラーと再契約へ!期間は5年(追記あり)
【MLBアウォード2025】ア・リーグのMVPはアーロン・ジャッジが受賞!カル・ロリーは僅差で及ばず
【MLBアウォード2025】大谷、ナ・リーグのMVPに輝く!NLでは2年連続、個人では3年連続4度目の受賞に(いずれも満票)!
【MLBアウォード2025】サイ・ヤング賞はタリク・スクーバル(AL)とポール・スキーンズ(NL)が受賞
【MLBアウォード2025】MOY(監督)はCLEのスティーブン・ボートとMILのパット・マーフィーが2年連続で受賞
【MLB2025】エマニュエル・クラセが賭博の不正投球容疑で起訴。MLBキャリアどころか、人生の危機に直面
【MLBアウォード2025】ROY(ルーキー)はA’sのニック・カーツとATLのドレイク・ボールドウィンに決定
【MLB2026】ヤクルト・村上のポスティング手続きの詳細と獲得見込みのクラブについて
【MLBアウォード2025】シルバー・スラッガー賞は大谷、カル・ロリー、ニック・カーツらが受賞
【MLB2026FA】クオリファイング・オファー(QO)を提示されたのはタッカー、シュワーバー、今永など計13名
【MLB2026】パドレス、新監督に元リリーバーのクレイグ・スタメン(41)を任命
【2025プレーヤーズ・チョイス】POYはマリナーズのカル・ロリーに決定!大谷は入らず!
タイトルとURLをコピーしました