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【MLB2024】大苦戦のホワイトソックス、来季を見据え、ワールドシリーズ捕手のマーティン・マルドナードをDFAに

ホワイトソックスがロスター調整

 オール・スターが終わり、つかの間の休日となっているMLBですが、フロント・オフィスは後半戦に向けてオール・スター・ブレイクも動いております。

 こちらはまだオフィシャルではないのですが、現地2024年7月17日、シカゴ・ホワイトソックスはベテラン捕手のマーティン・マルドナード(Martín Maldonado)をDFAにする見込みです。これは地元紙のシカゴ・サンタイムズ(Chicago Sun Times)からの情報。

大苦戦のCWS

 シカゴ・ホワイトソックスの今季の苦戦はご承知の通りです。前半戦を終えて27勝71敗。チームERAの4.57はMLB27位。チームOPSの.629はMLB最下位。失点490はMLBワースト2位で、得点313はMLBワースト。得失点差-177はMLBワーストとなっています。

 ちなみに失点ワーストはコロラドでホワイトソックスの遥か上を行く572!しかし得点は403をマーク(MLB20位)しており、得失点差は-169で辛うじてホワイトソックスを上回っている状況。

怪我人続出

 その一番の要因はスーパーとも言えたプロスペクト達が成長しきれず、さらに彼らが成熟する大事な2年間を誤ったボスに託したフロント・オフィスのミスもあります。

 とは言え、とにかく怪我人が多い。かつてのトップ・プロスペクト達も軒並み怪我だらけで、これが彼らが一皮向けなかった面でもあります。

 その様相は今季も続き、現時点で以下の選手がIL入り。

  • RHP: マット・フォスター(60 Day IL)
  • RHP: ジミー・ランバート(60 Day IL)
  • RHP:ドミニク・レオン(60 Day IL)
  • RHP: マイク・クレビンジャー(15 Day IL)
  • RHP: ジェシー・ショルテンズ(60 Day IL)
  • C: マックス・スタッシ(60 Day IL)
  • 3B: ヨアン・モンカダ(60 Day IL)

 怪我が多かったルイス・ロバート・Jr.は現時点では出場しています。2023年はALで大谷選手に次いでHRを量産していたのですが(38 HR)、今季は11HRにとどまっています。

マルドナードも力を発揮出来ず

 そんなホワイトソックスにあって、2017年にゴールド・グラブを獲得し、2019年以降はアストロズの正捕手としてワールドシリーズに幾度も出場したマーティン・マルドナードがDFAに。シーズン前は彼がマスクをかぶることで投手陣の成績も改善するかと思われたのですが、彼が力を発揮する場面は殆どありませんでした。

 逆に彼の打撃成績が、今回のDFAの理由を作ってしまうことに。

2024年のマーティン・マルドナード

 もともと守備型の選手ではありますが、彼はアストロズ時代にここぞという時に素晴らしい打撃を見せておりました。

 しかし、今季は48試合に出場し、135-16、AV .119、 OBP .174、SLG .230、4 HR、11 RBI。特に打率が壊滅的でありました。キャリア通算でAV.203、OBP .278、SLG .344。キャッチャーは他のポジションよりも成績は落ち、マルドナードの場合、ディフェンス型でしたから余計に打率は低いのですが、今季はさすがに厳しい数字でした。

 これからのチームで投手を育てないといけない場合、やはり打撃でアシストというのも大きな要素です。アスレチックスのシェー・ランゲリアスのようなタイプは打ってつけですね。

 マルドナードの場合、出来上がったチームでゲーム終盤にリード面で貢献という役割の方が合っているようにも思います。今季の投手陣の壊滅ぶりから彼はディフェンス面の評価も落とすことになったかもしれませんね。

今季のサラリー

 今季のマルドナードの契約内容は以下の通り。

  • 1年/$4.25M (2024) + 2025 クラブオプション
    • サラリー:$4M(2024)
    • 2025 $4Mクラブオプション ($0.25M バイアウト)

 来季のオプションはマルドナードが捕手として90試合に出場することで権利確定となっていましたが、今季はまだ48試合での出場。

おそらくこのままリリース

 マルドナードはこれから1週間以内にトレードか、ウェーバーに通すかの手続きを行いますが、今季の成績だと残りサラリーを引き継ぐところはない見込みです。よって、このままリリースされる公算が大きく、そうなれば次の獲得チームはメジャー最低年俸の日割りの支払いで済みます。その方が次のチャンスは広がるでしょうね。もしディールが決まれば、その分だけホワイトソックスの負担は軽くなります。

コーリー・リー + アルファ

 ホワイトソックスはマーティン・マルドナードをバックストップとして起用していました。メインに出場していたのはまもなく26才となるコーリー・リー(Korey Lee)で今季は75試合出場でAV218、OBP.254、SLG .358。

 ホワイトソックスはマルドナードに代わるバックストップとして現マイナーで29才のチャッキー・ロビンソンをコールアップすると見られています。今季のトリプルAでの成績はAV.246、OBP .292、SLG .382。

 また、若いエドガー・ケアロにもチャンスがあります。彼は2023年にエンゼルスがポストシーズンに向けルーカス・ジオリトとレイナルド・ロペスを補強した時に獲得したプロスペクト。彼は今季、好調でAAとAAAを併せてAV.274、OBP .362、SLG .462をマークしており、間違いなくホワイトソックスの将来を担う逸材。彼に経験させる時間をもうけるのも有効かもしれません。

 マルドナードは8月16日の誕生日で38才になります。キャッチャーのヘルプで獲得に名乗りを上げるところが出るかどうか、注目ですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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