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【MLB2022】好ゲームのMIL@SDP戦!ダルビッシュ投手の熱投とコルテン・ウォンのスーパープレー!

品のある好ゲームだったブルワーズ@パドレス戦

 ペトコ・パークの芝生は本当に美しいと思います。ネット動画で見てこれだけその美しさが伝わってくるのですから、現地で見るとどれだけきれいのでしょうか。南カリフォルニアの気候も芝生には合っているのかもしれません。

 現地2022年5月25日、ブルワーズ@パドレスの好カードは3ゲームシリーズの最終戦。現地2022年5月23日から始まったこのシリーズは初戦はパドレスがサヨナラ勝利を上げたものの、Game2ではコービン・バーンズとブレイク・スネルの投げ合い末、ブルワーズが4-1で勝利。

 シリーズの勝ち越しを決める大事なゲームを任されたのはダルビッシュ投手(パドレス)とアーロン・アシュビー(Aaron Ashby)の2人でした。

ダルビッシュ投手が存在感溢れる熱投

 もはやパドレスのローテーションの中心として大きな存在感を放っているダルビッシュ投手は、このゲームが始まる前の成績は4勝1敗。4月12日のジャイアンツ戦で1.2イニングで9失点というのがあり、それが響いてERAは3.91(ゲーム前)となっていますが、好投が続いております。

 6回まで、コルテン・ウォンにシングルを1本許しただけで、6奪三振、1四球でスコアレスの投球が続きました。ブルワーズ打線に全くスキを見せずという素晴らしい投球内容。特に5回裏に味方打線が1点を先制した直後の6回を3人で斬って取ったのは流れを引き寄せる点でさすがの投球でした。 

MAX 97.9mph 

 この日はボールも走っており、5回でこの日のMAXが出たかと思ったのですが、なんと次のイニングの6回表にジェイス・ピーターソンをRFフライに仕留めたボールがこの日のMAXとなりました。

  • 5回、オマール・ナルバエス 空振り三振 97.7mph
  • 6回、ジェイス・ピーターソン RF フライ 97.9mph

 まさに熱投という投球でした。ダルビッシュ投手は6.2イニングで108球、被安打3、失点2、奪三振7、BB2という成績でした。十分過ぎる内容です。

 そんなダルビッシュ投手に負けていなかったのが、ブルワーズ先発のアーロン・アシュビーでした。

アシュビー、カーブでパドレス打線を翻弄

 今季10試合に登板して4度目の先発となったアーロン・アシュビー。過去3度はローテーションの隙間を埋める役割が強かったのですが、今回は違います。フレディー・ペラルタが肩の故障で離脱したため、最低でも2度はローテーションとして先発する役割を担いました。筆者はペラルタの怪我は15Day ILくらいで済まないのではないか?と思っています。

 そのアシュビーは大きなカーブとそれよりやや曲がりの鋭いスライダーを武器にパドレス打線を翻弄。6回途中まで1失点に抑える好投を見せました。2回には2本のシングルで、3回には2つの四球でランナーを2塁に背負う投球となりましたが、カーブをうまく使い、ピンチを切り抜けました。

 5回裏の1失点は四球とシングルが絡んだとは言え、3Bのジェイス・ピーターソンのエラーなどもありましたので、こぼれ出てしまった失点という惜しい内容のものでした。粘り強かったと思います。ファストボールも走っていました。

ブルワーズ、1チャンスで勝ち越し

 ダルビッシュ投手が2失点したシーンですが、球際の勝負という感じの攻防が見られました。ルイス・ウリアス(元パドレス)が四球で出塁し、1アウト後にアンドリュー・マッカッチェンが放ったRFへのシングルをウリアスが3Bでうまくマチャードのタッチをかいくぐり、チャンスを拡げました。これが大きかったですね。

 この後、ロウディ・テレスがLFへ二塁打を放ち、同点に。つづくタイロン・テーラーもLFへ犠牲フライを放ち、ブルワーズが1点を勝ち越し。1イニングで2安打が出た1チャンスを走塁も含め、ブルワーズがうまくつないだと思います。

ヘイダー不在で1点差を守り切る

 ブルワーズのクローザー、ジョシュ・ヘイダーは奥さんが妊娠の合併症を患っており、急を要したことからゲームには出ておりません。

 本来、1点差ならヘイダーにつなぎたいところですが、この日はエアー・ベンダーこと、デビン・ウィリアムスが締めることになっていました。

 ブルワーズは2番手のルイス・ペルドモが好投。さらに8回はライアン・ボックスバーガーがエリック・ホズマー、ウィル・マイヤーズ、ルーク・ボイトの3人を三者連続三振に斬って取る迫力ある投球を見せ、パドレス打線にスキを与えません。そしてデビン・ウィリアムスが3人で抑え、1点を守り抜いたというゲームでした。

 レベルが高いゲームでもありました。

コルテン・ウォンのスーパー・プレー

 ブルワーズの2B、コルテン・ウォンがまた見せてくれました!コルテン・ウォンと言えば、このプレーが有名です。

 このゲームではまたすごいのが出ました!!

 7回裏、1アウトランナー1塁で、コルテン・ウォンがCF前に抜けようかという打球をダイビング。そして難しい角度からのグラブ・フリップを敢行。これが見事に決まり、あわやダブルプレーかという素晴らしい流れの守備がありました。SSのウリアスの動きはオジー・スミスがよくやっていた動きとそっくりで、「お!」という思わず声が出てしまいました。

 これは後々、色々な場面で使われるプレーになると思います。すごかった。

 以上、先発投手が締まった投球を見せたため、素晴らしいゲームとなりました。この2クラブ、ポストシーズンで戦うようなことになれば、レベルの高いゲームを見せてくれそうです。 

 お読みいただき、ありがとうございました。

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