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【MLB】デレク・ジーターがマーリンズCEOを退任へ

ジーターは2017年に就任

 現地2022年2月28日、突然の大きなニュースが入ってきましたね。マイアミ・マーリンズとデレク・ジーターが、離別を発表。CEOであったデレク・ジーターは即座にその職を退任し、株式も手放すことを表明。つまり、もう完全にマーリンズの編成及び経営からは手を引くということになりました。

ジーターの声明

 ジーターの声明は以下の通りです。

“Today I am announcing that the Miami Marlins and I are officially ending our relationship and I will no longer serve as CEO nor as a shareholder in the Club.

We had a vision five years ago to turn the Marlins franchise around, and as CEO, I have been proud to put my name and reputation on the line to make our plan a reality. Through hard work, trust and accountability, we transformed every aspect of the franchise, reshaping the workforce, and developing a long-term strategic plan for success.That said, the vision for the future of the franchise is different than the one I signed up to lead.

Now is the right time for me to step aside as a new season begins.My family and I would like to thank our incredible staff, Marlins fans, Marlins players, and the greater Miami community for welcoming us with open arms and making us feel at home.

The organization is stronger today than it was five years ago, and I am thankful and grateful to have been a part of this team.”

「今日、私はマイアミ・マーリンズと正式に関係を終了し、今後CEOもクラブの株主も務めないことを発表します。

私たちは5年前、マーリンズ・フランチャイズを立て直すというビジョンを持ち、それ以降、CEOとして、私の名前や評判を賭けて、その計画を実現するべく全力を尽くしてきました。私たちは、努力と信頼と責任をもって、フランチャイズのあらゆる面を変革し、戦力を再構築し、成功のための長期戦略計画を策定しました。

とはいえ、フランチャイズの将来のビジョンは、私が契約したときのものとは異なっています。新しいシーズンが始まる今こそ、私が身を引くべき適切なタイミングだと信じています。

私たち家族は、素晴らしいスタッフ、マーリンズ・ファン、マーリンズの選手たち、そして私たちを温かく迎えてくれたマイアミの大きなコミュニティーに感謝したいと思います。組織は5年前よりも今日の方が強くなっており、このチームの一員であったことに感謝、感激しています。」

ビジョンの対立

 CBSスポーツなどは、「将来のビジョンが、契約時と異なる」というのは表向きの表現で、突然の退任は、組織内の不和であると示唆しています。ただ、その不和の要因となったのは、やはりビジョンの違いではないかと筆者などは推測しています。

 ジーターは2017年、ブルース・シャーマンのオーナーグループの一員としてマーリンズに加入。ジェフリー・ロリアから12億ドルでクラブを買収。さらに、ジーターはフランチャイズの4%の株式を保有しており、サラリーは$5Mドル/年。ジーターとマーリンズとの契約は2022年以降に満了することになっていました。

側近にはNYY関係者も

 デレク・ジーターはCEOとして、2017年以降、マーリンズのフロントオフィスや運営に大きな影響を及ぼしてきました。ジーターの側近には女性初のGMとなったアング・キムさんや、選手育成のゲーリー・デンボらがいます。さらに現場のコーチングやスタッフにも、元ヤンキースの選手や関係者が多くいます。マーリンズはそこをどうするのかは明らかにしていませんが、たぶんそのまま活用するのではないかと思われますが、彼女、彼らはちょっとやりにくくなりますね。最大の理解者がいなくなった訳ですから。

支出を嫌うオーナー・グループとの対立

 New York Postのジョエル・シャーマンさんの情報ではジーターはロックアウト後に追加で$10Mから$15Mの資金を選手獲得の資金として使えると見込んでいたものの、それに反対され、不可になってしまった。本気でマイアミを盛り上げようとしていたジーターがCEOを辞める決断をした中心的な理由はそれだと指摘しています。

 そういった背景からも今後GMのアング・キムさんも編成に苦戦することが予想されます。

CBA交渉にも影響が?

 この件に関し、メッツのフランシスコ・リンドールらは、ジーターの動きとそのタイミングを賞賛し、支出を嫌うオーナーに元選手が付き合わないという考えで賛同しています。

 CBA交渉にもなんらかの風を吹かせるかわかりませんね。

スター放出のマーリンズ

 2017年にジーターとシャーマンが就任した直後、マーリンズはサラリーシェッドを実施。クリスチャン・イェリッチ、マーセル・オズーナ、JT・リアルミュート、そしてジャンカルロ・スタントンといったトップクラスの才能を手放してきました。

 筆者はジーターはえぐいなと思っていたのですが、そうではなく、対立していた経営陣の判断が大きかったと見ていいと思います。

 ジーターはマーリンズの予算と、支出に不満を持っていたようですね。つまりはビジョンに野球への情熱があったかどうか?というところではないでしょうか。

 HOFはきっとまた別の形で野球界に貢献してくれるとは思います。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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