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【MLB2027】エンゼルス、カート・スズキのオプションを行使せず!新オーナーの下、新GM、新監督を招聘へ

オーナー変更でも監督交代を決断

 現地2026年10月21日、ロサンゼルス・エンゼルスは2026年に監督を務めたカート・スズキの契約オプションを行使しないことを発表しました。これにより、エンゼルスは2027年シーズンに向けて新たな監督を探すとともにコーチ陣の選定も開始すると明らかにしました。

カート・スズキは別の役割でオファー

 同日、エンゼルスのジョン・モゼリアック暫定GMは声明の中で、カート・スズキは2027は、監督としてチームを指揮しないものの、クラブの「特別補佐」として組織に残るよう打診したことも述べました。

火中の栗を拾ったスズキ

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現地2025年10月21日、2026年からのエンゼルスの新監督はカート・スズキに決定しました。その詳細です。

 今回の決定はある意味予想されていたシナリオでもありました。監督のポジションをやってみたい人物は多数いると思われる中、2026年シーズンを前にエンゼルスからそのオファーを受けて、「Yes」と言える人物はなかなかいなかったと思われます。

 そんな中、白羽の矢が立ったのはOBでもあるカート・スズキでした。カート・ズズキの監督就任は2つの点で異例なことがありました。

 まず、1つはスズキ本人は捕手出身で野球に対する知見は深い人物ではあったものの、2022シーズンを最後に引退後は、前GMのペリー・ミネイジアンの特別補佐に就任し、フロント業務や若手、子供たちへの指導に従事。正式なコーチ経験は無し、そして監督経験ももちろんありませんでした。

 そして2つ目はその監督経験のないスズキを1年契約で招聘したことです。もうつなぎであったことは明白で、スズキ色でチームを作り上げるという構想もない契約でした。建前上はミネイジアンの契約に合わせたということでした。

 スズキにすれば、火中の栗を拾い、元いたクラブになんとか恩返ししていたようなものでした。

変わるエンゼルス

 エンゼルスは2026年6月にペリー・ミネイジアンGMを解任。後任には、長年、カージナルスで編成トップを務めきたジョン・モゼリアックが2026年いっぱいまでという条件で暫定GMに就任。

 ミネイジアンが出たことで大きな変革が近づいていることは明白でした。

 エンゼルスは2014年を最後に、12年連続でポストシーズン進出を逃し、これはMLBワーストの記録を更新中。その大きな原因と言われたのが、現場への介入が多かったと言われるモレノ氏でした。アルバート・プホルズの長期契約、アンソニー・レンドンの長期契約への締結、さらに、ジョー・マッドン監督の解任など、際立ったところでもこれだけが挙げられます。もっと細かいところもあったのでしょう。 

 そして野球に熱心と思われていたGMのペリー・ミネイジアンは単なるセイバー・オタクでフィールドの指揮官を悩ました一因となりました。これはマッドン時代のお話なので、その後、改善したかどうかは不明。

 8月には、マイク・マダックス投手コーチと2人のアシスタントコーチが、就任からわずか数ヶ月で解任。その数週間後、オーナーのアート・モレノが、ロサンゼルス・ラムズのオーナーであるスタン・クロエンケに対し、球団を史上最高額となる40億ドルで売却することに合意した。

 エンゼルスはトレード・デッドラインでもようやく執着から脱した感が出て、主力が次々に他クラブへ移籍。その中でもリード・デトマーズやザック・ネトーはプロテクトした形にはなりましたが。

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 そしてミネイジアン解任から3ヶ月後の現地2026年9月1日、長年オーナーを務めてきたアルテ・モレノ氏が、ついにチーム売却を決定。大富豪でラムズのオーナーでもあるスタン・クロエンケ氏に売却することで合意したと突然発表し、周囲を驚かせました。

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 エンゼルスの監督としてのカート・スズキは62勝100敗という成績に終わり、アメリカン・リーグ西地区の最下位に沈みました。これはもう仕方ありません。一時期はトラウトも好調で、ホセ・ソリアーノはERAトップを争う勢いを見せ、4月中盤までは地区上位を争っておりましたが、長くはもちませんでした。

 カート・スズキには2027年のクラブ・オプションがついていましたが、エンゼルス側は新しい体制でスタートすると決めたということでした。

新GMの決定も必要

 長年、苦戦が続いてきたエンゼルスはクレンケ氏への売却を経て、「移籍先として非常に魅力的なチーム」の一つへと変貌を遂げつつあります。

 プロスポーツに知見のある新オーナーへの変更で、エンゼルスは新しい体制となっていくわけですが、これにより、編成トップもかなり良い人材が入ってくるものと思われます。場合によってはモゼリアックが正式に編成トップに就任するかもしれません。

 編成トップが決まってから、ようやく現場の監督候補を探すということになります。ALウエストは、マリナーズ、アストロズも新監督を探しているところ。

 今オフは、CBAの更新があり、長期のロックアウトも予想される中、ワールドシリーズ終了後のエンゼルスの動きにも注目ですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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