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【MLB2022FA】レッドソックスがジェーム・パクストンを獲得したディールについて

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BOS、ローテーション左腕をゲット!

 本日もロックアウト前の駆け込み成立のディールで書ききれなかったものを書いていきます。キー・エコノミクスのトピックは2021年中は話し合わないとのことですから、これはロックアウト明けに怒涛のようなディール成立が押し寄せてきそうです。その時、月末月初の仕事が落ち着いていればいいのですが・・・。さて、本日はレッドソックスのディールです。

 レッドソックスはロックアウト前にリリーバーを確保したかったところでしょうが、投手はマイケル・ワカとともにローテーションの確保で小休止した形となりました。

 リッチ・ヒルとジェームズ・パクストンの2人を獲得したのですが、今回はジェームズ・パクストンのディールについてです。

ジェームズ・パクストンとは1年+変則オプション

 現地2021年11月30日にレッドソックスがジェームズ・パクストン(James Paxton)と成立させたディールはちょっと変則的なオプションが入りました。ご覧のようなディールです。

  • 1年/$10M (2022) 保証 + 2023-24 に2種類のオプション
    • 2022年サラリー:$6M+ パフォーマンス・ボーナス
      • パフォーマンス・ボーナス:12/ 14/ 16/ 18試合先発ごとに$0.25M加算 
    • 2023-2024のオプション
      1. 2023 $4M プレーヤー・オプション  
      2. もしくは、2023-2024 クラブ・オプション
        • これは2022年終了時に次の2年間のオプションを行使するかどうか決めるというもの
        • クラブオプションの場合、サラリーは$13M/年+パフォーマンス・ボーナス
        • 2023-24にクラブ・オプション行使の場合のパフォーマンス・ボーナス
          • 20/ 22/ 24/ 26試合先発ごとに$0.25M加算 

クラブOpt拒否でもプレーヤーOptで残留可

  ちょっと整理しますと、2022年のサラリーは$6M。2021年、マリナーズとサインしたディールは$8.5Mだったので、落ちましたがオプションでカバーしているというもの。

 2年目、3年めの2023-24ですが、番号を逆にした方がわかりやすいのはわかりやすいのですが、レッドソックスが2023-24年の次の2年間に年間$13M+パフォーマンス・ボーナスの条件を行使しなかった場合、ジェームズ・パクストンはプレーヤー・オプションを行使して2023年に$4Mで残ることが出来るというもの。これは言ってみれば、ワーク付きのバイアウトのようなもの。よって、2023年にプレーヤー・オプション行使の場合はパフォーマンス・ボーナスは付きません。

「怪我なく稼働」を意識したディール

 ジェームズ・パクストンは斜め上からの打ちにくい角度でボールが入ってくる左腕で、見ようによってはアンディー・ペティットのようでもあります。好調時にはとても良いピッチングをし、2018年にはノーヒット・ノーランを達成。

 しかし、怪我が多いのです。2020年には腰を手術し、5試合の登板に終わりました。開幕が遅かったので間に合ったと言えば間に合ったのですが、1勝1敗、ERA 6.64。 

2021年は左前腕部痛

 マリナーズへ復帰となった2021シーズン。非常に期待されていたのですが、左前腕部を痛め、4月6日に1.1イニングを投げただけで、シーズンを離脱。

 このように、レッドソックスの今回のディールは、「2022年はしっかり働いてくれよ!過去2年は厳しい成績だったから、減俸は致し方ない。ただし、ちゃんと稼働してくれればパフォーマンス・ボーナスもつけるし、向こう2年のオプションもつける。それがだめな場合は1年プレーヤー・オプションをつけるから」というような内容です。

 パクストンのエージェントはボラス・コーポレーション。特殊なオプションで決まったのもエージェントの凄腕があってのことかと思います。

実績

 ジェームズ・パクストンのプロフィールを簡単に。2022年11月の誕生日で33才になりました。ドラフトは2009年のブルージェイズの1巡目指名を受けたもののこれを拒否。その翌年、2010年にマリナーズから4巡目指名を受けてプロ入りしました。

 デビューは2013年。以降2018年までマリナーズに在籍。マリナーズでは2017年に12勝5敗、ERA 2.98をマーク。さらに2018年にも二桁勝利の11勝を上げ、大いにその名を轟かせました。

 2018年シーズンオフ、トレードでヤンキースへ移籍。交換要員は2021年にマリナーズのローテーションとして頑張ったジャスティス・シェフィールドら3名。

 そしてヤンキース移籍1年目の2019年はキャリアハイとなる15勝6敗をマーク。

2020年は上述の通り、腰を手術しいい成績を残せず。オフにFAとなり、マリナーズとサイン。そしてこのオフ、レッドソックスとサインしたという流れです。

パクストン稼働なら心強い

 レッドソックスはエドゥアルド・ロドリゲスがFAでタイガース入りが決定。大きな穴が空いてしまいました。

 今回のローテーション補強はE・ロッドの穴をマイケル・ワカ、リッチ・ヒル、そしてジェームズ・パクストンの複数で埋めようというもの。

 これでもし、ジェームズ・パクストンがしっかり稼働すれば、非常に大きな力になります。しっかり腕が振れる状態であることを祈るばかりです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

編集後記:CHIBEN KOBEのネット中継 

 日本時間2021年12月18日は、午後に自宅で人が来る予定があったのですが、準備している間、イチローさんのKOBE CHIBENと女子野球選抜のゲームを見ていました。KOBE CHIBENって軟式だったよね?どうするの?と思ったら、しっかりと硬式でプレーしていて、元球児のおじさん達ががんばっていました。イチロー選手は終盤、足がつるトラブルに見舞われましたが、147球、17SOのシャットアウト勝利。KOBE CHIBENはエラーで崩れるのでは?と思っていましたが、そもそも打たせませんでしたね。さすがです。本気で投げていて清々しかったです。それにしても女子野球の二遊間の選手達はうまかったですね。もう少し守備機会があればと思いましたが、おじさん達も打てませんでしたね。

 この寒い中、両チームともに本当にお疲れ様でした。

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