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【MLB2026FA】タイガースが現役最多476セーブのケンリー・ジャンセンと1年/11Mドルで合意!

タイガース、クローザーを確保

 現地2025年12月13日、2025シーズンはまさかの大失速を演じてタリク・スクーバルを擁しながら、地区優勝を逃してしまったデトロイト・タイガース。序盤は本当に強かったんですけどね。

 地区優勝を逃したものの、ワイルドカード枠でポストシーズンに進出。その地区優勝を攫われたガーディアンズをワイルドカード・シリーズで撃破。ALDSでは惜しくもマリナーズに敗れて敗退したものの、最後に「らしい」戦い方を見せるには至りました。

 タイガースはレギュラーシーズン、ポストシーズンともにローテーションの谷間でブルペン・ゲームをする傾向が強いのですが、ここでゲームの最後を任せられるクローザーを確保し、たとえブルペン・ゲームとなっても最後にケンリー・ジャンセンがいるというディフェンス上の目標を見つけた形となりました。これは戦い方が変わってくるいい事態になりそうです。

契約内容

 タイガースとケンリー・ジャンセンの合意内容は以下の通り。

  • 1年/$11M (2026) + 2027 クラブオプション

 現時点では2027年のクラブオプションの金額もわかっていませんが、2025シーズンに向けてエンゼルスと1/$10Mでサインした前のディールよりは単価は上回りました。

2025年のケンリー・ジャンセン

 誕生日が1987年9月30日のケンリー・ジャンセンは、2026年は38歳で開幕を迎えることになります。

 MLBで16シーズンを過ごしてきたケンリー・ジャンセンは2025年、エンゼルスで62試合、59.0イニングに登板してERA 2.59を記録。37歳のシーズンでこれだけの数字を残せるのです。

 ただ、SOレートはレッドソックス時代の28.4%から24.4%へ、ハードヒット・レートは2024年の37.0%から44.6%へと悪化していて、キャリア・ワースト。もう、このあたりはもう年齢的な要因とある程度諦めないといけないでしょう。ただし、BBレートを9.2%から8.1%に落として品質を上げてはおります。

 ケンリー・ジャンセンは2025年シーズン、3月、4月、7月、9月の4ヶ月をいずれも無失点で過ごしました。特に7月、終盤9月と苦しい状況で無失点をマークしたことはさすがとしか言い様がありません。

ERAが跳ね上がったタイガース戦(5/2)

 シーズンERA2.59はクローザーとしてかなり良いと見ていい数字。ケンリー・ジャンセンの場合、1点台を4シーズンも記録しているのですが、そんな彼のキャリアで見ても8番目にいい数字です。

 ただ、本来なら2025年のERAの数値はもっと下がっておりました。2.59となったのは5月2日のタイガース戦が原因です。1-1のタイ・スコアで9回のマウンドに上がったケンリー・ジャンセンは、いきなりライリー・グリーン、コルト・キースにBack to BackでHRを許すと、2アウトまでこぎつけるも1塁にランナーを置いてハビアー・バイエスに2ランHRを浴びてこのイニング3発目。その後もシングル、ダブルを浴びたところで降板。その後、代わったジェイク・イーダー(Jake Eder)もワイルド・ピッチで追加点を許すと、四球も出してライリー・グリーンにイニング2発目の3ランHRを許し、このイニング計8失点。このうち6失点がケンリー・ジャンセンの自責点に付いたのでした。

Just a moment...

 ブルペンの投手はイニングが短いため、ビッグ・イニングを作ってしまうと即座にERAの数値が悪化してしまいます(ERAの計算式は「自責点 × 9 ÷ 投球回数」)。

 この試合前まで0.00だったケンリー・ジャンセンのERAは試合後に6.23に跳ね上がったのでした。2025年のER(自責点)は17だったのですが、このうちの6点がこのゲームだったということです。

 ここから2.59まで持ち直したのですから、凄い面を見せたのでした。

500SVへの契約

 2025年、エンゼルスはコンテンダーではありませんでした。勝率5割近辺をホバリング出来ていたのはオールスター明けまでで、その後は目標を失ったようにズルズルと行き、最終的には72勝90敗でALウエスト最下位。

 2026年、ケンリー・ジャンセンはコンテンダーであるタイガースに入ることで、より高品質な投球を展開することが期待されています。やはりポストシーズンへの希望があるかどうかで選手のポチベーションも変わると思いますので。

 ケンリー・ジャンセンは通算476セーブ。これは現時点で歴代4位。歴代3位のリー・スミスは478セーブですから、2026年はこれを抜き、歴代3位になりそうです。そして500セーブの大台まであと23。ひょっとしたらこれも2026年に到達する可能性が高いです。

 ちなみにアウォードの名前にもなっている歴代2位のトレバー・ホフマンは601セーブ、歴代1位のマリアーノ・リベラは652セーブ。もし、ケンリー・ジャンセンが600セーブに到達するとなると+3から4年で2029年シーズンくらいまでかかるかもしれません。2029年は41歳のシーズンです。ケンリー・ジャンセンならそれくらいまで投げられるかもしれませんが、その時にクローザー・ロールであるかどうかはわかりません。

 あとは持病の不整脈が2025年は調子が良かったようで、その面のケアも必要ですね。

タイガースのブルペン

 タイガースはオフシーズンに入り、カイル・フィネガンと再契約。ケンリー・ジャンセンを入れたことで2025年にクローザーを務め、23セーブを上げたウィル・ベストはゲームの一番苦しいところのセットアップ・ロールに復帰することになりそうです。

 タイガース、貧打で苦しみましたが、打線をどうするのか?あるいは得意のブルペンをさらに強化するのか、そしてタリク・スクーバルとの延長契約は?と話題が豊富です。

 ちなみにタリク・スクーバルの延長契約はジャクソン・ジョーブの復帰とも関連がありそうです。メジャー屈指のプロスペクト、ジャクソン・ジョーブは2025年6月にトミー・ジョン手術。2026シーズンの9月に戻って来る可能性があります。その時はもう2026シーズンを見据えた編成となっているでしょう。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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