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【MLB2020】コミッショナーが意見を反転し、シーズン・キャンセルを望むオーナーがいてもまだ開催にチャンスあり!

コミッショナーが考えを一転

 ドラフトの記事の中で、「まさか『シーズンを通してドラフトがピーク!などという事態にならないよう、MLBとMLBPA双方にはファンを見据えた労使交渉をして欲しいものです(記事)』と書きました。そしてロブ・マンフレッド・コミッショナーはドラフト1日目当日の現地2020年6月10日、「100%開催する」と宣言。

 ショートラウンドになったとは言え、これからの有望株を歓迎するイベントを前に、久々に良い言葉を聞いたような気がしたのですが、なんとその5日後の現地2020年6月15日、その発言を撤回。

“I’m not confident”

「シーズン開催に自信がない」と記者に答えたのでした!! 本当にドラフトがピークになりそうな事態に後退しているのが現地2020年6月15日の状況です。

選手会:「脅しのようだ」 

 現地2020年6月13日(土)、選手会はMLBが出した72試合開催、プロレーティッド70%案を正式に拒絶し、シーズンをセットすべく、「いつどこで開催するのか早く決定を」というメッセージも添えたのは下記の記事にも書かせていただきました。

 現地2020年6月15日のコミッショナーの「開催する自信がない」発言は大きな波紋を生み出しました。

 選手会側はこれは「(こちらが折れなければ)シーズンを開催しないぞ」という脅しにも近いと非難(Tweet)。

”When & Where”の合唱

 選手からは、後退した発言に”When and Where”のツイートが飛び交いました。

課題山積み

 コミッショナーはこの日、選手会に対して「MLBが3月の合意に違反した」と主張する限り、シーズン開幕に向けた動きをしないと通告。こちらも頑なです。

 今回、もっとも大きな争点は「サラリー」であることは間違いないところですが、選手会とは新型コロナウィルス対策に対しても合意できていません。

MLB関係者がコロナに感染・・・? 

 また絶妙なタイミングでMLB選手とコーチが新型コロナウィルスに感染との報道もありました(外部リンク:Several Major League Baseball players and coaches have tested positive for COVID-19)。

ちょっと待て何をもって感染と判断した?

 ”tested positive”とは何をやって陽性と出たのかが不明です。PCR検査をしたのでしょうか?もしそうなら、PCR検査がスクリーニングに向かないのはれっきとした事実と言っていいでしょう。

 NPBの巨人軍の有名選手も、球団が抗体検査を実施した後にPCR検査を実施。「微陽性」だったことが判明しています。

 つまり、体内にもう死滅したウィルスが残っていてそれを綿棒なりの検査キットが拾えばどうしても「陽性」らしきものが出てしまうのがPCR検査。つまり、精度が高くなく、スクリーニングに向かないのです。

家族持ちの選手へケアを 

 メディカル・プロトコルによる安全対策が合意にこぎつけていないというのも実はかなり深刻なお話。独身の選手なら気を使わないでしょうが、糖尿病などの持病を抱える家族と暮らす選手にはやはり不安が大きいでしょう。そこを取り除くのもサラリー以上に重大な局面でもあります。

 コミッショナーは「安全が優先」というのをどこまで本気で考えているのか?というところも選手から信頼感を無くしている点でもあります。

「シーズン・キャンセル歓迎!」のオーナーあり

 これはジョン・ヘイマンさんほか複数のメディアが報じていることですが、どうやらシーズン開幕に消極的どころかあきらかに反対しているオーナーがいるとのこと。ヘイマンさんの情報では2人。

 30名のオーナーのうち、8名がシーズン開幕に反対すれば、コミッショナーは選手会からのクレームを受けようが、権限でシーズンを止めることができます。

 残り6名。このうち何名かは今回の選手会によるMLB72試合案の却下で反対になびくことがあるかもしれません。

 ただそうでもないオーナーが2/3以上を占めているのも事実。

 開催反対のオーナーの中に強い意見を持っている球団がいそうですが、ここはコミッショナーとしてフェアな立場で野球を盛り上げる視点で立ち回って欲しいところです。

まだ開催にチャンスあり

 何よりMLBに強い関心を抱いているファンがいるという視点を持ってもらいたいものです。

 ここは両者の間に強烈なパワーをもつ仲裁人が必要かもしれません。それこそ、トランプ大統領が「野球やれ!」の一言でも添えてくれれば心強いんですが。

 とは言え、自浄して解決を目指さないことにはフラストレーションがくすぶり続けるだけです。

 トランプ大統領の口添えは別として、互いに猜疑心で覆われていることから、方向性を整えるべく新たな視点をもった仲裁人がいるに越したことはありません。ただ、それも不可だというのであれば、書簡でやり取りするのでなくて、とにかくFACE to FACEでテーブルにつく意思を早急に持つべきです。メデイアを通して伝言ゲームになっている面もあるかもしれません。直でやり合って猜疑心が本当かを確かめてみてもらいたいとも思います。

 ここ数日の間にそのような動きがあるか?注視したいと思います。よい方向に行けばよいですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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