ホワイトソックスを退ける!
現地2026年9月26日、クリーブランド・ガーディアンズが今季最後のロイヤルズとのシリーズのGm2に11-5のスコアで勝利。

この日、ホワイトソックスはロッキーズに6-9で敗れたことで、最終戦で仮にガーディアンズが敗れてホワイトソックスが勝ったとしても、勝率で上回ることから161試合目にして見事にALセントラル地区優勝を決めました。
もしも勝率で並んだ場合、直接対決ではホワイトソックスが7勝6敗で上回っていたため、ホワイトソックスに地区タイトルを譲ることになっていたため、危ないところでした。
3点のリードをすぐに跳ね返す
この日、ガーディアンズは先発のタナー・バイビーが1回裏に集中打を浴びて3点を失う苦しい展開に。しかし、直後の2回表に、先頭のジョー・アデルが放ったSSゴロを名手ボビー・ウィトがまさかの処理ミス。その綻びに乗じたガーディアンズはロイヤルズ先発のマイケル・ワカに集中打を浴びせて、4点を奪って一気に逆転に成功。その後も追加点を重ねて11-5で勝利を収めました。
ホセ・ラミレスの有鉤骨骨折をカバーする!
ガーディアンズは投手力のチーム。大幅に予算も避けないため、彼らは大砲不在ゆえ、それをカバーするためにバントと走塁を多用。このスモール・ベースボールを彼らは”Guards Ball(ガーズ・ボール)”と呼びます。
今年は6月までは順調でしたが、7月に入りホワイトソックスの勢いに圧され、首位の座を明け渡しました。これは6月14日にガーディアンズ唯一と言っていいポイントゲッターのホセ・ラミレスが有鉤骨を骨折して離脱したのが大きな原因でした。
チームはトレード・デッドラインの頃が最も底で、一時は4位に後退したことも。
トラビス・バザーナの台頭が大きい
そんな中、ガーディアンズは今季はルーキー打者が大いに奮起しました。春先は、チェイス・デローターがホームランを連発。彼らが6月まで調子が良かったのは、打線に厚みが出来たからです。
しかし、ホセ・ラミレスの離脱で一気に打線が沈黙。しかし、その得点力のマイナスを補ったのは、2024年ドラフトの全体1位のトラビス・バザーナ(Travis Bazzana)。

バザーナは、WBCのオーストラリア代表でゲームに出ておりましたが、開幕はマイナースタート。4月28日にメジャー・デビューを果たし、2試合は無安打が続いたものの、5月に入ってからは安打を量産。5月単月で.311/.398/.476をマーク。
6月は打率.189、7月も.231と落ち込みましたが、7月はOBPが.336をマークするなど徐々にメジャーにも慣れ、8月は疲れからかまたも打率が.228と落ち込みましたが、9月に入ってからは.296/.383/ .648、OPS 1.031、HR 6と大爆発。6-8月の3ヶ月の経験がここに来て活きてきているのでした。
ブライアン・ロッキオも打撃が向上
またSSの名手、ブライアン・ロッキオは打撃が課題でしたが、今季は.253/.313/.391、OPS .705、HR 15と打撃が大いに進歩。他にアンヘル・マルチネスがHR 18本を記録するなど、ホセ・ラミレスの離脱を複数の若手でカバーしたのがこの地区優勝につながりました。
パーカー・メシックが大きなプラスに
また投手陣ではタナー・バイビーは7勝15敗と負けが込みましたが、ギャビン・ウィリアムズが14勝8敗、ERA 3.76と終始安定。そして、NO.3として左腕のパーカー・メシックが台頭し、12勝9敗、ERA 2.55をマーク。メシックはAL ROYの有望候補でもあります。
このように次から次への若手が台頭し、その時々のマイナス部分を埋めて行く層の厚さがあったのが、ガーディアンズの強みだったと言っていいでしょう。
そしてクローザー、ケイド・スミスは41 SV、ERA 1.95と安定していたのが、打撃、投手陣の大きな安心感につながったと思います。
ホワイトソックスはとにかくブルペンが致命的なので、そこがガーディアンズに最後にひっくり返された点でもありました。
11シーズンで7度の地区優勝
ガーディアンズは今回の地区優勝で3連覇を達成。 地区優勝は過去5シーズン中4度、過去11シーズン中7度、そして通算32シーズン中14度も達成。
投手の育成のうまさがこれに出ています。後は打撃ですね。
PSはALDSから
161試合目で85勝76敗となったガーディアンズはナンバー2シードを確定。ポストシーズンはALDSからスタートです。ガーディアンズにとってはホセ・ラミレスを少しでも万全にする時間が出来たと同時に、投手も休ませた状態からスタートさせられるという大きなメリットがあります。
ALDSではアストロズとホワイトソックスのワイルドカード・シリーズの勝者と対戦。これは2024年以来のALCSまで行くかもしれませんね。
お読みいただき、ありがとうございました。

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