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【NLCS 2022】ジーン・セグラが攻守に活躍!フィリーズが2勝目

2022 NLCS Game3 ( SDP 2-4 PHI)

 現地2022年10月21日、NLCS Game3がフィラデルフィアに舞台を移して行われました。

 フィリーズはワイルドカード・シリーズからポストシーズンに入りましたが、地区優勝したカージナルスが相手になったため、フィラデルフィアでのホーム・ゲームはNLDSのGame3からスタート。NLDSではフィラデルフィアで2試合を戦いましたが、お客さんのハイテンションぶりはすごかったです。

 NLCSでの初開催となったこの日もまたお客さんを熱狂させましたね。

カイル・シュワーバーがリードオフHR

 先発はパドレスがポストシーズン絶好調のジョー・マスグローブ、フィリーズがブレーブス戦とのNLDSで好投したレンジャー・スアレス。

 ジョー・マスグローブはメッツとのNLWC、ドジャースとのNLDSの2試合に登板し、13.0イニングを投げてERAは1.38。とにかく、動くボールがキレまくっております。

 そのジョー・マスグローブを相手に1回裏、先頭のカイル・シュワーバーがやりました。フルカウントからのカットボールにタイミングをやや外されながらもうまくRFへ運び、今NLCS2本目となるソロHRを放ちました。フィリーズが1-0と先制。

 しかし、フィリーズは4回表にミスで失点。ランナーを3塁に置いて、ダブルプレーを失敗。ブライソン・ストットのショート・トスのボールに回転がかかってしまい、ジーン・セグラがミスキャッチ。このエラーでパドレスに1-1の同点に追いつかれてしまいます。

ジーン・セグラが最高にかっこいいタイムリーを放つ! 

 その直後の4回裏、フィリーズはブライス・ハーパーがRF前シングルで出塁するも、つづくニック・カステヤーノスがダブルプレーに打ち取られ、チャンスを潰したかに思われました。

 ところが、ここからアレク・ボームがCF前へラインドライブの当たりのヒットを放って出塁。つづく、あまり期待できないブライソン・ストットもマスグローブのカーブにうまくタイミングを合わせ、これが右中間へ抜ける2塁打となり、2アウトながら2、3塁のチャンスをつくります。

 ここでバッターはコンタクト・ヒッターのジーン・セグラ。今ポストシーズンは大活躍です。

 そのセグラは、マスグローブのうまい投球で2ストライクと追い込まれながらも、最後に決めに行ったスライダーにしぶとく対応。枠内から枠外へと落ちる最高のボールでしたが、これを粘って粘って、セカンドの頭を超えるタイムリーを放ち、2人が還って、3-1と勝ち越しに成功。

 このヒットは右バッターの最高の見せ所のヒットというか、タイムリーの状況でしか生まれにくい粘りのヒットで、崩される体勢を堪えて堪えて芯に当てるという、震えるほどに素晴らしいヒットでした。

 その後、フィリーズは5回表に、またリース・ホスキンスの守備をきっかけとして、内野ゴロの間に1点を奪われ、2-3の1点差に追い上げられましたが、6回裏にニック・カステヤーノスとアレク・ボーンの2者連続の2塁打で2-4としてリードを再び2点差に。

 ゲームはこのまま4-2のスコアでフィリーズが勝利。NLCS2勝目を上げました。

 なお、先発投手の成績ですが、ジョー・マスグローブが5.2イニングで被安打8、失点4、BB2、SO5、HR1。レンジャー・スアレスが5.0イニングで被安打2、失点2、自責点1、BB0、SO3、HR0です。

【YOUTUBE】Padres vs. Phillies NLCS Game 3 Highlights (10/21/22) | MLB Highlights

ジーン・セグラ、”does it all”

 今日のゲームはジーン・セグラが大きく勝利に貢献しました。上述の通り、勝ち越しタイムリーを始め2つの好守備。

 ますは3回表のダイビング・ストップ。

 そして、7回表にパドレスの反撃の芽を摘んだイニング・エンディングとなったファンタスティック・ストップ。

 なお、ご愛嬌もあり、上述した4回表のダブルプレーのミス・キャッチとともに、4回裏の攻撃で、かっこいいタイムリーを放った直後、マスグローブに牽制アウトを喫してしまうシーンも。

 この日は本当に全てやってのけたというゲームでもありました。

両クラブともブルペンがまた好投

 パドレスにとっては朗報と思うのですが、今日はいつものニック・マルチネス、ロベルト・スアレス、ジョシュ・ヘイダーによるリレーではなく、2番手にティム・ヒル、3番手にピアース・ジョンソンが登板し、結果を残したことです。2人のリレーは計2.1イニングでしたが、ティム・ヒルが1安打を許したのみで、ピアース・ジョンソンに至ってはパーフェクトでした。

 フィリーズは2番手にザック・エフリン、3番手にホセ・アルバラード、最後はセランソニー・ドミンゲスでつなぎました。皆、ヒットは打たれたものの、BB0のスコアレスで抑えています。

 ともにブルペンがよく、どうやらこのシリーズは先発の出来如何という傾向になってきました。

 Game4はパドレスがマイク・クレビンジャー、フィリーズが左腕のベイリー・ファルターです。ちょっと展開が読みにくいですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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