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【MLB2025】ドジャース、今度はコンバインド・ノーヒッターを逃すも、大きな勝利を上げる

3日間で2度、9回にノーヒッターを逃す

 現地2025年9月8日、ロサンゼルス・ドジャースは東海岸の遠征から帰り、この日からドジャー・スタジアムでのロッキーズ戦です。

 ドジャースはこのロッキーズとのシリーズの後は、ジャイアンツ(3戦)→フィリーズ(3戦)→ジャイアンツ(4戦)→Dバックス(3戦)→マリナーズ(3戦)とコンテンダーに位置するクラブとのシリーズが続きますので、非コンテンダーのロッキーズとの3戦は一つも落としたくないところです。

 しかし、この日も打線が本来の力にはほど遠く、ロッキーズのトップ・プロスペクトであるチェイス・ドーランダーに苦戦。ただ、ディフェンスの方では投手陣が盤石で、打線の奮起が鍵を握る一戦となりました。

MLB Gameday: Rockies 1, Dodgers 3 Final Score (09/08/2025)
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タイラー・グラスノーが7回ノーヒッター

 ドジャース先発のタイラー・グラスノーは1回表から3者連続三振を奪う立ち上がりで、チームを勢いづける投球となりました。

ノーヒットで1失点!

 ただ、不思議な現象が起こります。2回表、タイラー・グラスノーはイニング先頭のジョーダン・ベックにフルカウントから四球を与えて出塁を許すと、つづくエジキエル・トーバーの打席でジョーダン・ベックは2塁への盗塁に成功。ドジャースの捕手はこの日もベン・ロードヴェットです。

 エジキエル・トーバーがRFへ犠牲フライを放ち、ベックはタッチアップで3塁に進塁。ロッキーズは1アウト3塁とします。6番はスターティングではウォーミング・バーナベルが1Bで名を連ねていましたが、1回裏の守備で怪我をして交代。

 カイル・ファーマーが6番1Bについていました。その元ドジャースのカイル・ファーマーは初球の79mphのカーブをLFへ犠牲フライを放ち、ジョーダン・ベックを迎え入れ、ロッキーズがなんとノーヒットで1点を先制します。

“NO RUN” ではなくなった

 この後、ドジャース投手陣はノーヒット・ピッチングを継続しますが、この2回表の守備の時点で1点を献上していましたので、ノーヒット・ノーラン(NO RUN:点数0)ではなく、ノーヒット・ピッチングが継続していたということになります。

 タイラー・グラスノーは3回表にも四球で出塁を出すも、安打は許さず。

 そして5回、6回、7回と3人ずつで抑え、ノーヒットのまま降板します。グラスノーのこの日の成績は7回、105球を投げて被安打0、失点1、ER 1、BB 2,SO 11でロッキーズ打線を圧倒した投球となりました。

ドジャース、ドーランダーに抑えられる

 打線の方はドーランダーの緩急のある投球に抑えられました。

 1回裏、ドーランダーは大谷選手に対し、98.6mphのシンカー、99.2mphの4シームという強烈なファストボールを見せつつ、81.4mphのカーブ、91.5mphのチェンジアップで見逃し三振を奪います。ムーキー・ベッツの時には100.2mphを計測。速いボールで圧したままRFフライに打ち取ると、フレディー・フリーマンには一転して変化球から入り、最後は98.5mphの4シームでLFフライに打ち取りました。ロッキーズの捕手、ハンター・グッドマンも素晴らしい配球だったと思います。

 先制点を許した直後の2回裏も三者凡退に抑えられたドジャースは、3回裏にBBとHBPで2人のランナーを出して1アウト1、3塁で大谷選手に打席が回りましたが、大谷選手は99mph台のファストボールとチェンジアップ、カーブの緩いボールとのミックスで三振。ムーキー・ベッツも討ち取られ、ホームベースが遠くなってしまいます。

 ようやく初ヒットを放ったのは5回裏の先頭のマイケル・コンフォート。98.4mphの4シームをLFに弾き返し、出塁しました。しかし、この後、アンディー・パヘスがダブルプレーに倒れるなど、このイニングも無得点。

6回、7回で逆転

 チェイス・ドーランダーは6回表に、先頭のベン・ロードヴェットに四球を与えたところで交代。この交代は怪我によるもので、どうやら足に違和感が出た模様。成績は5.0イニングで76球を投げ、被安打1、失点1、ER 1、BB 2、SO 5。降板時は無失点でした。

 ただ、2番手のフアン・メヒアがこの後、大谷選手に四球を与えた後、1アウト1、3塁でフレディー・フリーマンにRFへタイムリー・ダブルを打たれ、1-1の同点に追いつかれます。この1点はチェイス・ドーランダーが四球で出したランナーだったため、ドーランダーに自責点が付いております。

大谷、ベッツで逆転

 6回裏に1点止まりだったドジャースは7回裏、ロッキーズ3番手のアンヘル・チビイー(Angel Chivilli)から2アウト1塁のチャンスを作り、大谷選手が打席に。

 大谷選手に対して、すべてチェンジアップを投げたチビイーは4球目を捉えられ、これがRFへのラインドライブの2塁打となり、2アウト2、3塁となります。ここでムーキー・ベッツが打席に。

 大谷選手にすべて抜き球だったチビイーですが、ムーキー・ベッツには一転99mphの4シームを見せる投球を披露。この後、なぜかスライダーを3球連続で投じ、しかも4球目のスライダーはハンギングで非常に打ちやすいところに。ムーキー・ベッツはこの失投を逃さず、CFへ弾き返し、パヘス、大谷選手を迎え入れ、ドジャースが3-1と勝ち越しに成功します。

 ここでムーキー・ベッツが凡退したら、嫌な流れになっていただけに、さすがの勝負強さを発揮しました。

グラスノー降板後

 勝利投手の権利をもらったグラスノー。8回からはブレイク・トライネンがマウンドに上がり、2025年9月6日の借りを返すように、三者凡退に抑えます。

 9回表、ロバーツ監督はタナー・スコットを投入。彼も6日に大惨事を起こした一人でした。ここまでノーヒット・リレーが続いております。

  タナー・スコットはイニング先頭で右打者のライアン・リッターに対し、初球はインコースの厳しいコースにスライダーを投げ、空振りを奪って1ストライクを得ます。2球目、またしてもスライダーだったのですが、これがインコース低めでゾーン外だったのですが、リッターにLFへ運ばれてしまいます。打球はLFのアレックス・コールを頭を超え、二塁打に。

 これでコンバインド・ノーヒットは潰えました。ただ、繰り返しますが、すでに2回表に1点を奪われているので、ノーヒット・ノーランが潰えた訳ではありません。

 前回の悪夢の登板でサヨナラ安打を打たれて以来、2者連続で安打を浴びたことになったタナー・スコット。ここが踏ん張りどころでしたが、この後はある程度はいい当たりを許すも、3人で片付けてゲームセット。これでタナー・スコットも少しは傷が癒えることなればいいですね。

 ドジャースが3-1で勝利し、3人の投手で被安打1をマークしたゲームでした。

 この日は2位パドレスもレッズに勝利したため、両者のゲーム差は1.0のままです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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