スポンサーリンク

【MLB2025】菅野、初のスコアレス登板の相手はヤンキース!セドリック・マリンズも好捕で援護

菅野が3勝目

 現地2025年4月28日、オリオールズの菅野智之投手が地元でのヤンキース戦に登板。スプリング・トレーニングからその制球を絶賛され続けて開幕を迎えた菅野投手でしたが、シーズンに入ってからはこれまでは失点の伴う登板が続いていました。

 しかし、先発6度目となったこのゲームでは自身初のスコアレス登板を実現。素晴らしい投球を披露しました。そしてこのスコアレス投球を後押ししたセドリック・マリンズのスーパー・プレーもありました。

菅野の登板ログ

 ここまでの菅野投手の投球ログです。クラブの開幕4戦目から登板し、中5日から6日のスパンでローテーションを回しています。初登板は残念ながら負けがついてしまったのですが、その次の登板でメジャー初勝利をマーク。

 5イニングを2失点以下に押さえれば勝利がついてくるというような結果になっています。今季、オリオールズは怪我人もあり、打撃に苦しんでおり、現地2025年4月28日時点のチーム打率は.226でMLB 23位。それが如実に表れている数字でもあります。

No.DateOppRsltIPHRERBBSOHRPit
13/30@TORL,1-3442221073
24/5@KCRW,8-15.151114189
34/12TORW,5-44.283320173
44/17CLEW,6-2752203287
54/23@WSNL,3-4753301294
64/28NYYW, 4-3550018095

菅野、初回の満塁のピンチを切り抜ける

 このゲームですが、菅野投手は1回表のマウンドで先頭のトレント・グリシャムを抑えるも、つづく2番のアーロン・ジャッジにはLFへのシングルを許し、ランナーを背負うと、3番のコディー・ベリンジャーにはスプリットを見逃されて四球で歩かせます。つづく、4番のポール・ゴールドシュミットはボールを散らばせて三振を奪うも、5番のジャズ・チザム・Jr.には4シームがひっかかり死球を与え、2アウトながら満塁の大ピンチを迎えます。

 ゲームを作るかどうか大事な局面を迎えましたが、つづく6番のアンソニー・ボルピーは計算どおりにスウィーパーをひっかけさせSSゴロに。ビッグイニングになりかねないところを見事に脱出しました。

 菅野投手は3回にも2巡目となったジャッジを起点とした上位打線を相手にピンチを招くも、ここも乗り切りました。

セドリック・マリンズが2ランHRを阻止! 

 そしてやはり上位打線との対戦がキーになったのですが、3巡目となった5回表、菅野投手は先頭のトレント・グリシャムにシングルを許すと、ここまで2連打されていたアーロン・ジャッジからスプリットで三振を奪い1アウト。さらに、同じく2連打されていたコディー・ベリンジャーもLFフライに打ち取り2アウト。

 ここでポール・ゴールドシュミットとの対戦だったのですが、5球目の高めの4シームをCFに弾き返され、HR軌道の打球を打たれます。これは2ランHRになったと思ったのですが、これをCFのセドリック・マリンズがドンピシャのタイミングでリーピング・キャッチし、見事にHRを阻止。もしこれがウォール超えなら2ランHRとなっていたので、セドリック・マリンズの好捕は菅野投手だけでなく、チームも救いました。

 これに菅野投手のスコアレス登板が実現したのでした。

 オリオールズは2回裏にラモン・ロレアーノのタイムリー・ダブルで1点を先制すると、3回裏にはライアン・オハーンの3ランHRで追加点。序盤で4−0とリード。

G・ソトが終盤に2失点 

 オリオールズは7回表にイエニエル・カノーが連続安打を浴びて1点を献上(NYY 1@ 4 BAL)。8回にはグレゴリー・ソトが4番以降のバッターに2連続ダブルを浴びて2点を献上するも失点はここまで(NYY 3 @ 4 BAL)。

 9回表はジャッジ、ベリンジャーに回る上位打線のターンでしたが、これをクローザーのフェリックス・バティスタが3人で抑え、1点差を守り抜き、オリオールズが4-3のスコアで勝利。菅野投手に3勝目がつきました。

 ヤンキースとの対戦となると2番ジャッジの周辺の上位打線に相当気を使わないといけなくなるという典型的なゲームでした。さすがベテランの菅野投手は下位打線はうまく料理したなというゲームでもありました。

 菅野投手はもう3勝目。この日のスコアレス登板でERAは3.00まで落ち着いています。次も楽しみですね。

MLB Gameday: Yankees 3, Orioles 4 Final Score (04/28/2025)
Follow MLB results with FREE box scores, pitch-by-pitch strikezone inf...

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】大谷がジャイアンツ戦で海に32号HRを放つも、ドジャースは追撃及ばず7連敗!
【MLB2025】ブレグマンと吉田が戻ったレッドソックスが逆転で8連勝!セダン・ラファエラがサヨナラ2ランHR!
【MLB2025】PCAが4-3、2本塁打、3RBIと大爆発!ASG前に25-25を達成!
【MLB2025】吉田がシーズン・デビュー戦で3安打!レッドソックスは6連勝!
【MLB2025】ヤンキース、DJ・ルメイヒューをDFAに
【MLB2025】大谷がミズロウスキーから31号リードオフHR!しかし、ドジャースは完全に封じられ、5連敗
【MLB2025】ダルビッシュ投手が手応えのある復帰登板!4回途中5奪三振!
【MLB2025】オールスターのピッチャー、リザーブが発表され、ロスターが決定!
【MLB2025】大谷、バースデー登板で2回3K!しかし、ドジャースはアストロズに連敗
【MLB2025】マリナーズのカル・ロリーが34、35号の2HRs!オールスター前にキャリアハイ!
【MLB2025】オールスターのスターターが発表される!タイガースから3名!PCA、ジェイコブ・ウィルソンなど若いメンバーも!
【MLB2025】クレイトン・カーショウがキャリア通算3,000奪三振を達成!歴代SOランク20位に!
【MLB2025】大谷が7月1日時点で30号HR!ドジャースは山本も好投し、CWSを圧倒!
【MLB2025】フューチャーズ・ゲームのロスターが発表される!タイガースのホスエ・ブリセーニョらが選出される
【MLB2025】タリク・スクーバルが圧巻の7回13K! 8年ぶりに行われたコメリカでのサンデー・ナイト・ゲームを盛り上げる!
【MLB2025】6月終盤で打率.340!A’sのルーキー、ジェイコブ・ウィルソンが天才ぶりを発揮中
【MLB2025】大谷、3度目は2イニングに登板して101.7mphを計測!KCはパスカンティーノらがセス・ルーゴを援護!
【MLB2025】大谷がリードオフ29号と同点トリプルを放つ!KCはボビー・ウィットとマイケル・ガルシアが躍動するも、一歩及ばず
【MLB2025】レッズがパドレスを圧倒!ニック・マルチネスがニア・NO-NO、スペンサー・スティールが3HR!
【MLB2025】ASGのNLDH(Phase1)に選出された大谷が28号HR!カーショウは3000Kまであと3つ!
【MLB2025】今永が復帰戦で5回1ヒッターの好投!チームメイトから大歓迎される!
【MLB2025】ジェイコブ・ミズロウスキーのヒートは続く!ポール・スキーンズとの初対決を制す
【MLB2025】大谷が27号2ランHR!日米通算300号HRに到達!LADはCOLの追い上げを交わす
【MLB2025】デビュー即5者連続K!レッズのチェイス・バーンズがNYY戦で実力を見せる!
【MLB2025】Dバックスのコービン・キャロルはILへ。死球を受けた手首の診断は骨折と判明
【MLB2025】大谷がドジャース移籍後初K!降板後は3ラン・トリプルと26号HR!この日はマンシーが大爆発!
【MLB2025】レイズのクラブ売却が現実味!フロリダの不動産デベロッパーが率いるグループが独占交渉に入る
【MLB2025】ラファエル・デバースが移籍後初HR!逆方向へらしい一発!
【MLB2025】ジェイコブ・ミズロウスキーが先発2戦で11ノーヒット・イニングを達成!近代でメジャー記録!
【MLB2025】ジャイアンツのラファエル・デバースが衝撃トレード後初のレッドソックス戦!セダン・ラファエラが成長を見せる!
タイトルとURLをコピーしました