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【MLB 2021】ゲームオーバー一転! 大谷選手が土壇場で逆転2 ランHR!

日本中が沸き立つ!

 もうすでにニュースが駆け巡っている話題ですが、今後のために記載させてください。

 現地2021年5月16日は日曜日。それゆえ、アメリカは午前に教会、夜は自宅でゆっくり過ごすというのが定番で、実際、夜は食べ物屋さんも閉まっていることが多いです。メジャー・リーグもデーゲームに設定されていることが多く、この日、行われたフェンウェイ・パークでのエンゼルス@レッドソックス戦もローカルタイムで13時過ぎにプレーボールとなりました。日本時間の真夜中にリアルタイムでゲームをご覧になられた方も多かったかもしれませんね。

 そして大谷選手の活躍に日本中が沸き立ちましたね。

トラウト2番、大谷3番

 ラインナップですが、エンゼルスは大谷選手とマイク・トラウトの打順を入れ替えてきました。いつも2番の大谷選手は3番に、トラウトがいわば本来の2番に入りました。レンドンが4番、当たっているウォルシュが5番、先発捕手はドリュー・ブテラ。元ロッキーズで2021シーズンはレンジャーズとマイナー契約を結びましたが、開幕はマイナー。エンゼルスが5月7日に金銭トレードで獲得しました。トレードでメジャー契約になり、よかったですね!

 一方のレッドソックスは、リードオフが2Bでチャビス、2番にボガーツ、3番にJ.D. マルチネスでLF。4番にDHでボガーツ、ダルベックが1Bで6番、マーウィンはRFで7番、先発マスクはプラウェッキで8番、9番にジョナサン・アラウズがSSで入りました。

イオバルディー&キンタナの先発

 先発はレッドソックスがネイサン・イオバルディー、エンゼルスがホセ・キンタナのベテラン同士。双方ともに立ち上がりは素晴らしく、引き締まったゲームを予感させる初回でした。イオバルディーは、2019シーズンの101mphよりも、この日の97mphの方が速く見えましたね。

序盤はエンゼルス・ペース

 さて、ゲームが動いたのは2回表。先頭のアンソニー・レンドンが死球で出塁。ネイサン・イオバルディー、先頭打者を出してしまい、嫌な予感。つづく、ジャレッド・ウォルシュが1塁線に2塁打を放ち、エンゼルスはノーアウト2、3塁と攻めます。

 つづくバッターはテイラー・ウォードでしたが、RFにうまく運び、タイムリー。アンソニー・レンドンがホームインし、エンゼルスが1点を先制。1アウト後、元ブレーブス&フィリーズにいたフィル・ゴセリンがRFへ二塁打を放ち、2点目。

ドリュー・ブテラがタイムリー

 さらに、この後、入って間もないドリュー・ブテラが美しいフォームでLFへシングルを放ち、3塁からホセ・イグレシアス、2塁からテイラー・ウォードが還り、エンゼルスがこの回、一挙に4点を奪いました。

レッドソックスが反撃

 4点のビハインドとなったレッドソックス。2回まではホセ・キンタナのチェンジアップとファスボールに的を絞れず、何やら重苦しい展開に。

アラウズのタイムリーで1点

 3回裏、ようやくヒットがつながったところで、ジョナサン・アラウズがLF線に2塁打を放ち、まずは1点を入れ、1-4に。しかし、その後のチャンスで、チャビス、デバースが三振に喫し、1点止まり。

マーウィンが11球→プラウェッキがHR 

 5回裏、レッドソックスが息を吹き返します。序盤から飛ばしてきたホセ・キンタナにそろそろ疲れが出る頃に、イニング先頭のマーウィン・ゴンザレスが良い仕事をします。フルカウントから6球をファウルで粘る闘志を見せます。結果、マーウィン・ゴンザレスは三振に仕留められましたが、これがいいきっかけを作りました。

 つづく、ケビン・プラウェッキが、ややスピードが落ちた4シームを捉え、ソロHR。これでスコアは2-4。さらにアラウズにもシングルが出たところでエンゼルスはアーロン・スレッガーズにスイッチ。これが裏目に出ました。 

デバースが逆転3ランHR

 スレッガーズはチャビスにシングルを与えた後、ランナーを2人置いて、ラファエル・デバースに3ランHRを浴び、エンゼルスはこの回失点。レッドソックスに6-5と逆転を許します。

双方、リレーが良い仕事

 レッドソックスが1点をリードしてゲームは後半に入りましたが、この後は両チームともブルペンが踏ん張りました。レッドソックスとしては追加点をというところでしたが、エンゼルスは3番手のスティーブ・シーシェックが1.2イニングをパーフェクト。さらに、15日にレイズから金銭トレードで入ってきたハンター・ストリックランドが4番手としてマウンドに上がり、0.2イニングをヒット1本に抑える好投を見せました。そしてライセル・イグレシアスがセットアップとして8回に登板し、パーフェクト投球。

 追加点を奪えなかったレッドソックスは流れを渡すような展開に。

マット・バーンズがイニングまたぎ

  8回のレッドソックスのマウンドはアダム・オッタビーノ。ランナーを2人背負うも、2アウトまでこぎつけたところで、コーラ監督はクローザーのマット・バーンズを投入。オッタビーノでよかったと思いましたが、まあこれは現場判断ですからね。

ゲーム終了が一転!

 9回表、5−4とレッドソックスが1点リードの状況で、マット・バーンズはカート・スズキを1Bゴロ、ホセ・ロハスから三振を奪い、2アウト。

 バッターは2番に入ったマイク・トラウト。トラウトの放った当たりは2B後方へのフライ。ゲーム後、マット・バーンズは「これで終わった」と思ったそうです。

 ところが、トラウトの放った打球は2B、RF、CFのちょうど中間に落ちるいわゆるテキサス・ヒットに。命拾いをしたエンゼルス。そして、もう一度ギアを入れ直さないといけないマット・バーンズ

 ここでバッターは大谷選手。

大谷選手が逆転2ラン

 エンゼルスにとっては序盤の4点を守りきれず、逆転され5連敗が濃厚でした。しかし、トラウトがもぎ取ったチャンスを活かさない手はありません。

 レッドソックスがバタついたその初球。クロスファイヤー気味のボールがやや甘く入ったところを大谷選手は逃しませんでした。打球はポール際が手前にあるフェンウェイ独特の風景のそのポール近くを通るHRに。エンゼルスが負けゲームをラッキーなヒットでつなぎ、劇的な形で6-5と逆転に成功しました。

 大谷選手は今季12号。両リーグを通じ、ロナルド・アクーニャ・Jr. 、ミッチ・ハニガー、アーロン・ジャッジとトップタイです(現地2021年5月16日終了時点)。

マイク・メイヤーズが無失点

 9回裏、エンゼルスのマウンドはマイク・メイヤーズ。ボールの勢いが良い投手です。そのメイヤーズは先頭のアレックス・ベルドゥーゴに四球。さらに1アウト後、途中出場のクリスチャン・バスケスにも四球。レッドソックスはサヨナラの大チャンスだったのですが、アラウズ、チャビスが三振に終わり、ゲームセット。

 エンゼルスが6-5で勝利しました(BOX SCORE)。

 レッドソックスは5回以降、あと一本が出ませんでしたね。

 それにしても大谷選手はすでに注目の的ですが、この日の活躍でさらに全米に衝撃を与えましたね。

マット・バーンズ、大谷に最大の敬意

 打たれたマット・バーンズですが、ゲーム後、大谷選手に対してこのような素晴らしいコメントを発しています。

I personally think he’s the most physically gifted baseball player that we’ve ever seen.

“I don’t know that you’re ever going to see somebody who can throw 101 and hit the ball 600 feet.

So, I mean, he’s a special player. He’s incredibly talented and hopefully he stays healthy and has a long career.”

最後の方で、「願わくば彼がいい状態を保ち続け、それを長いキャリアにつなげて欲しい」と言ったところが良いですよね。最大限の敬意を払った言葉だと思います。心に余裕がないと出せない表現で、マット・バーンズのクローザーとしての自信も感じることができる積極的な言葉だなと思いました。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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