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【MLB 2019 INJURY】カーショウ、ラウリーほかスプリング・トレーニング序盤に発生した怪我人の状況

2019年の開幕に向けた調整

現地2019年2月22日、ドジャースのクレイトン・カーショウ(Clayton Kershaw)が左肩に、いわゆる「違和感」を感じ、スローイングをストップしました。

記者の方々のニュースの発信具合を見ると、周囲がかなりざわめきたったのがよくわかりました。なんと言ってもドジャースのエースで、今オフに3年9,300万ドルで再契約をしたばかりですから周囲の心配も頷けます。

さらに、カーショウの左肩違和感の少し前に、今季からFAでメッツへ移籍することとなった2Bのジェド・ラウリー(Jed Lowrie)も左膝関節痛を発症し周囲を慌てさせております。

スプリングトレーニング序盤に出たけが人の状況とスプリングトレーニング以前から手術などの影響で開幕が危ぶまれる選手たちの復帰予定をまとめてみたいと思います。

カーショウ、ラウリー、ソロカ

まず、今スプリングトレーニングに入ってから怪我を発症させた、あるいは発症させたかもしれない選手3名の状況についてです。

それぞれの選手が「開幕に間に合うかどうか」、現地2019年2月24日時点での状況を記しています。

クレイトン・カーショウ(LAD) ※追記2019年2月26日

  • 開幕:OKの見込み → あやしくなってきました。 

カーショウの症状は現地2019年2月24日時点では深刻ではないということで、MRIも撮らない予定。1週間ほど投球のペースを落として開幕に向けて調整します。

炎症を起こしている状況ではありますが、様子見する予定です。ただ、ドジャース側は結構ピリピリしているので、まだ余談を許さない状況です。

追記 2019年2月26日

”didn’t feel great”と言っているので一過性のものではないかもしれないと考えているのではないでしょうか?現地2019年2月25日時点でまだMRIをスケジュールに入れてないようですが、これはたぶんMRIを撮ることになると思います。

ジェド・ラウリー(NYM)

  • 開幕: 間に合わない可能性の方が高い

メッツのジェド・ラウリーは左膝関節痛。MRIを撮ったところ結果はネガティブでまずは一安心。本人は当然開幕に間に合わせる方向で調整するものの、痛みを長引かせないこと最優先するとのことで、グレープフルーツ・リーグでの出場が遅れれば開幕に間に合わない可能性も。ラウリーは現地2019年1月16日に2年2,000万ドルで契約したところです。

まもなく35才になるので慎重に判断する見込みです。

マイク・ソロカ(ATL)

もっとも心配になったのが、ブレーブスのマイク・ソロカ。スプリングトレーニング序盤の2月22日に右肩痛を発症。これはちょっと深刻で長引くかもしれないと思わせました。

ただ3日が経過した現地2019年2月24日の状況では前年に傷めた箇所とは違うことが判明し、一旦はペースダウンして様子を見ながら徐々にアップする見込みです。

マイク・ソロカ(Mike Soroka)はブレーブスの2015年1巡目指名の投手で、2019年ROY候補の一人。

開幕:OK。グレープフルーツ・リーグ後半には復帰予定

ソロカは2018年にすでにデビュー済みですが、2019年はまだルーキーステータスです。

開幕に間に合うか微妙な選手たち

そのほかに、今スプリングトレーニング以前に治療などで開幕が危ぶまれている選手たちを上げておきます。

ダンスビー・スワンソン(ATL)

  • 開幕:間に合いそうだが、微妙。

ブレーブスのSS、ダンスビー・スワンソンは2018年11月に左手首を手術。オープニングに間に合うかどうかは微妙な状況です。すでにバッティング練習を再開してはおりますが、グレープフルーツ・リーグへの出場はすくなくとも3月に入ってからです。

マット・チャップマン(OAK)

  • 開幕:4月の本土での開幕はおそらく○。ジャパン・オープニングは微妙。

3月20、21日のジャパン・オープニングに登場するアスレチックスですが、マット・チャップマンが出てくれればさらに嬉しいところではあります。

2018年10月に親指を、12月に肩を手術。もうすでにケージでのバッティング練習には入っています。カクタス・リーグにいつ出場するかで開幕の行方がわかると思います。

フランシスコ・リンドーア(CLE)

  • 開幕:おそらく間に合う。OK。

2月初めに右ふくらはぎ痛で回復まで7−9週間と言われたリンドーアはなんとか間に合いそうです。まだ本格的な打撃などは再開していませんが、おそらく順調。

コーリー・シーガー(LAD)

  • 開幕:間に合いそう。OK。

ドジャースのSS、コーリー・シーガーは2018年5月にスローイングアームをトミー・ジョン手術し、さらに8月に左腰(お尻)を手術。スプリングトレーニングではほぼ全メニューをこなしています。まだ打者走者などを想定した本格的なスローイングは控えている模様も、たぶん間に合います。

バスター・ポージー(SFG)

  • 開幕:おそらく間に合う。OK。

ジャイアンツの正捕手、バスター・ポージーは2018年8月の右腰(お尻)の手術から回復している最中。スプリングトレーニングでは元気な姿を見せています。

トレバー・ローゼンタール(WSH)

  • 開幕:間に合う。順調。

元カージナルスの100マイルクローザー、トレバー・ローゼンタールは2017年8月にトミー・ジョン手術。すでにまもなく1年半になりそうで、時期的にも間に合いそうです。2月半ばからブルペンに入っています。

マーク・トランボ(BAL)

  • 開幕:おそらく間に合う。

2018年9月に右膝を手術したマーク・トランボはすでにライブBP(投手相手)を開始しているものの、まだダッシュなどは控えている状態。おそらく開幕には間に合う見込み。

手術からリハビリ中の選手たち

トミー・ジョン手術や肩の手術を行い、復帰に向けてリハビリ中の選手たちを上げておきます。

大谷翔平選手(LAA)

  • 復帰見込み:2019年5月

2018年10月にトミー・ジョン手術を行った大谷選手は、2019年はまず打者としての復帰を目指していますが、開幕は間に合いません。復帰は5月の見込みです。

現地2019年2月24日時点でティーと素振りまで行えるように回復しています。

キーナン・ミドルトン(LAA)

  • 復帰見込み:2019年6月

大谷選手の同僚、ミドルトンはブルペンの大きな戦力として期待されていましたが、2018年5月にトミー・ジョン手術。復帰は6月の見込みです。2月半ば時点ではまだスローイングに入っていません。

J.C.ラミレス(LAA)

  • 復帰見込み:2019年6月

同じくエンゼルスの右腕、J.C.ラミレスは2018年4月にトミー・ジョン手術。2月半ば時点でスローイングの段階に入って順調です。

ニック・トロピアーノ(LAA)

  • 復帰見込み:2019年中

エンゼルスの先発右腕、ニック・トロピアーノは右肩痛。ちょっと様子見をしています。本投間より長い距離のスローイングで調整中。長引くかもわかりません。

ランス・マッカラーズ・Jr.(HOU)

  • 復帰見込み:2020年

2018年にトミー・ジョン手術。復帰は2020年で、今季は通年でサイドラインです。

ショーン・マナエア(OAK)

  • 復帰見込み:2019年9月頃

2018年にNO-NOを達成したマナエアですが、2018年9月にトミー・ジョン手術。復帰見込みのスケジュールは1年でちょっと早めですが、今季中の復帰を目指しています。ポストシーズン対策でもあります。

デービッド・フェルプス(TOR)

  • 復帰見込み:2019年開幕

2018年3月にトミー・ジョンを実施。

ブレント・スーター(MIL)

  • 復帰見込み:2019年中

2018年7月にトミー・ジョン手術。1月の時点でキャッチボールを再開。

ジミー・ネルソン(MIL)

  • 復帰見込み:開幕には間に合う

2017年9月にトミー・ジョン手術。

アレックス・レイエス(STL)

  • 復帰見込み:2019年中

トミー・ジョンはすでに回復。右腹斜筋の手術のリハビリ中。

ブランドン・モロー(CHC)

  • 復帰見込み:2019年4月

カブスのクローザー、モローは2018年11月に右肘の関節鏡面手術。スプリングトレーニングではほぼメニュー通り。

タイワン・ウォーカー(ARI)

  • 復帰見込み:2019年6月

ジョニー・クエト(SFG)

  • 復帰見込み:2019年終盤(2018年8月にトミー・ジョン手術)

ダニー・サラザー(CLE)

  • 復帰見込み:2019年オールスターブレーク後(右肩手術)

ヨエニス・セスペデス(NYM)

  • 復帰見込み:2019年中。(両かかとをそれぞれ別の時期に手術)

ギャレット・リチャーズ(SDP)

  • 復帰見込み:2019年中。(2018年7月にトミー・ジョン手術)

ジェラッド・アイコフ(PHI)

  • 復帰見込み:2019年中。(2018年10月に手根管手術-「てねかん」)血行障害の一種だったか??

ジョーダン・モンゴメリー(NYY)

  • 復帰見込み:2019オールスターブレーク後。(2018年6月にトミー・ジョン手術)

ジャコビー・エルズベリー(NYY)

  • 復帰見込み:2019年中。(足底筋膜炎-そくていきんまくえん-手術から回復待ち)

ディディ・グレゴリアス(NYY)

  • 復帰見込み:2019年夏。(トミー・ジョン手術リハビリ中)

グレゴリー・ポランコ(PIT)

  • 復帰見込み:2019年4月半ば。(2018年9月に左肩と左膝を手術)

エドガー・サンタナ(PIT)

  • 復帰見込み:2020年。(2018年10月にトミー・ジョン手術)

ブラッドリー・ジマー(CLE)

  • 復帰見込み:2019年はじめ。(2018年6月に右肩手術)

以上です。

漏れはあるかもしれませんが、主要選手の状況をまとめました。

お読みいただき、ありがとうございました。

2019移籍まとめリンク

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