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【MLB2026移籍】オリオールズがガーディアンズからDFAとなった”大砲”ジョンケンシー・ノエルを獲得

BALがウェーバーでクレームオフ

 現地2026年1月5日、オリオールズがまたも動きました。今度は2025年12月17日にガーディアンズからDFAとなり、ウェーバーを通じてOFのジョンケンシー・ノエル ( Jhonkensy Noel
)
を獲得しました。

ジョンケンシー・ノエルのハイライト

 ジョンケンシー・ノエルは2001年7月15日生まれの24歳でドミニカ共和国出身。2017年にインターナショナルFAとして当時のクリーブランド・インディアンズとサイン。2024年にメジャー・デビューし、2年間でHR数は19本ですが、その桁違いのパワーで高いポテンシャルを見せつけていた選手。

伝説的なALCS(2024)・土壇場での同点HR

 ジョンケンシー・ノエルがそのパワーをまざまざと見せつけたのが、現地2024年10月17日に行われたヤンキース@ガーディアンズのALCS Gm3。

 このゲームは2連敗を喫していたガーディアンズがなんとか地元でシリーズ初勝利をと意気込んで臨み、7回までに3−1のスコアでリード。強みでもあったリリーバーの「BIG4」を順に投入し、逃げ切りを図っておりました。BIG 4とはケイド・スミス、ティム・ヘリン、ハンター・ガディスとエマニュエル・クラセとつながる自慢のブルペンです。

 ところが8回表にハンター・ガディスがピンチを招き、エマニュエル・クラセがアーロン・ジャッジ、ジャンカルロ・スタントンに連続HRを浴びて3失点。3-4と逆転を許してしまいます。

 さらに9回表にも追加点を許したガーディアンズは3-5と2点のリードを許して9回裏の最後の攻撃に。 

 ガーディアンズは先頭のホセ・ラミレスが1Bアンソニー・リッゾのエラーで出塁。さあ、反撃へというところで、ジョシュ・ネイラーが1-6-3のダブルプレーに倒れて2アウト。BIG4が崩れ、せっかくのチャンスもダブルプレーで潰し、これで万事休すと誰もが思ったとき、まずはレーン・トーマスが二塁打を放って望みをつなぎます。

 ここでガーディアンズ・ベンチはダニエル・シュニーマンに代わり、ルーキーのジョンケンシー・ノエルを代打に起用。これが当たったのです!ノエルはルーク・ウィーバーの好調の代名詞であるチェンジアップ(2球目)が甘く入ったところをきれいな打撃フォームで一撃で仕留めてLFスタンドに放り込み、これが値千金の同点2ランHRに(スコアは5-5)。

 これはもうレーン・トーマスの一撃からノエル起用の采配、そしてノエルの一発と神がかり的な流れでした。

 このノエルのHRで生き残ったガーディアンズは10回裏にデービッド・フライがクレイ・ホームズからサヨナラ2ランHRを放ち、7-5で勝利したという非常に面白いゲームとなったのでした。その主役みたいな立ち位置となったジョンケンシー・ノエルです。

 そんなノエルの2年間の通算成績は136試合で.193/.242/.401、OPS .643、HR 19、RBI 41、BB 17,SO 115。

アプローチが悪すぎた

 上記の2024年ALCS Gm3の9回裏2アウトからの同点2ランHRはまさに劇的なシーンでしたが、ノエルはそのパワーとは裏腹にとにかくアプローチの仕方が悪かったです。

 MLB2シーズンでの351打席でBB率は4.8%、SO率は32.8%といずれも低調。これが上記の低い通算成績につながっています。

 上記のALCSでの代打も半ばやけっぱちの起用でした。最後の最後に一発にかけた采配が大当たりしたというポストシーズンならではの劇的な展開になったのでした。

DFAも已む無し

 ノエルは2025年にマイナー・オプションが切れました。

 ガーディアンズは2025年12月17日にブルージェイズからジャスティン・ブリュールを獲得。そのロスターを空けるためにジョンケンシー・ノエルを40manロスターから外すためDFAとなりました。通常、DFA後は1週間以内で次の行き先が決まりますが、年末でホリデーシーズンにかかったため、3週間近くも保留となっておりました。

オリオールズでの出場機会は?

 オリオールズに移籍することになったジョンケンシー・ノエルですが、アプローチを考え直さないと出場機会はさらに芳しくないことになるでしょう。

 オリオールズはOFのコーナー、1B、そしてDHはかなり充実。今オフはメッツからFAとなったピート・アロンゾを獲得。彼がメイン1Bとなるでしょう。

 さらにコビー・メイヨー、ライアン・マウントキャッスルはDHでの起用も考えられ、オリオールズは捕手のアドリー・ラッチマンとサミュエル・バサロでポジションをシェアするならどちらかがDHで出ることも。OFにはコルトン・カウザー、テイラー・ウォード、タイラー・オニール、ディラン・ビーバーズ、レオディ・タベラス、ヘストン・きゃースタットらがおります。

 このうち右打席はアロンゾ、メイヨー、マウントキャッスル、ウォード、そしてオニール。いずれもパワーヒッターです。現時点でジョンケンシー・ノエルはオリオールズの40manロスターにおりますが、今後のロスター調整でマイナーへアウトライトということも十分に考えられ、マイナーで調整させるかもしれません。

ホルヘ・ソリアーノがDFA

 今回のジョンケンシー・ノエルの40manロスター入りでオリオールズは3月に27歳になるホルヘ・ソリアーノをDFAとしました。

 ホルヘ・ソリアーノは11月初旬にマーリンズからウェーバーで獲得した右腕で、過去3年間でマイアミ・マーリンズで118イニングを投げ、ERA 5.95、SO率は22%、BB率は10.3%でした。

フランミル・レイエスと似ている

 元ガーディアンズ(旧インディアンス)の大砲と言えば、現在日本ハムで活躍しているフランミル・レイエスでしょう。

 右打席での立ち姿はもう打ちそうなオーラが全開。とにかく大きかったです(身長は196cm)。2019年にはパドレスとインディアンスで計37HRを放ち、2021年にも30HRを放ちました。

 ジョンケンシー・ノエルはまだこのようなレベルには達しておりませんが、一度スランプに陥ったフランミル・レイエスがNPBで打撃を改善したようにノエルも一旦はアプローチを改善してそのとてつもなく大きなポテンシャルを発揮してもらいたいです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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