スポンサーリンク

【MLB2023】アストロズのランス・マッカラーズ・Jr.が右肘屈筋腱の手術でシーズン・エンディングへ

マッカラーズ・Jr.、2023年は全休ということに

 現地2023年6月14日、ヒューストン・アストロズは、右腕のランス・マッカラーズJr( Lance McCullers Jr.)が13日(火)に右前腕の手術を受け、2023年シーズンをこのまま離脱すると発表しました。

 今季はスプリング・トレーニング開始直後の2月半ばに右腕に痛みを感じて投球制限の状態に。2月後半には開幕は間に合わないとの発表がありました。3月以降はスローイング・セッションを開始してはストップを繰り返し、粘り強くブルペンセッションまで進展させましたが、5月半ばには肘に負担のかかるマウンドからの投球も制限し、平地でのスローイング・セッションに切り替えたりと数ヶ月、症状とのにらめっこを繰り返して来ましたが、ここに来て手術ということになりました。

骨棘だけでなく屈筋腱の修復も

 今回の手術は当初は骨棘を除去するということになっていましたが、さらにそれに加えて損傷した右屈筋腱を修復したということでした。もう屈筋腱が傷んでいたことはわかっていたのでしょうね。

2019年にトミージョン手術

 ランス・マッカラーズ・Jr.は2018年に25先発で128.1イニングを投げ、10勝6敗、ERA 3.86をマーク。ポストシーズンでは先発が充実していたため、リリーフに回り、インディアンスとのALDSで2試合、レッドソックスとのALCSで3試合に登板し、活躍。しかし、ポストシーズン終了後の11月6日にトミー・ジョン手術を受け、2019年シーズンの全休を余儀なくされました。

2021年のPSで屈筋腱を傷める 

 復帰したのは短縮シーズンとなった2020シーズンで、11試合で55.oイニングを投げ、3勝3敗。

 フル稼働となったのは2021シーズンからで、このシーズンは、28スタートで、キャリアハイとなる162.1イニングに登板。13勝5敗、ERA 3.16とスターターとして素晴らしい成績を残しました。

 しかし、 2021年のプレーオフで屈筋腱のハリを訴えてからが今回の試練へとつながります

 2022シーズンは開幕から出遅れ、投球制限もあったことから8試合で47.2イニングにとどまりました。ERA 2.27、WHIP1.24。この年、アストロズはフィリーズとのワールドシリーズを制した訳ですが、マッカラーズ・Jr.はポストシーズンには間に合い、ALDS、ALCS,WSとそれぞれ1試合ずつ先発。クラブの勝負どころで貢献したというところです。ただ、ALDSでは圧倒的な投球を見せものの、ワールドシリーズでの先発は5回途中7失点と打たれました。

2024復帰予定

 プレスリリースでは、スプリングトレーニングでの怪我は、同じ2021年の怪我の再増悪であると指摘されており、この手術によって、2年以上にわたってマッカラーズを苦しめてきた問題が最終的に解決されるものになる見込みです。

 ランス・マッカラーズ・Jr.は11月にはスローイング・セッションを開始する予定ではありますが、この通り行くかどうかも含めてタイムテーブルは現時点では未定です。

アストロズのローテーション

 今季のアストロズのローテーションは、フランバー・バルデス、クリスティアン・ハビエルの2人に支えられており、ルーキーのハンター・ブラウンが3番手として活躍。その他、J.P.フランスとブランドン・ビーラークが補強しているという状態。

 独特のワインドアップで知られ、今季のルール改正で修正を余儀なくされたルイス・ガルシアもトミージョン手術となっています。

 アストロズは、現在、AL西地区でレンジャーズと3.5ゲーム差。まだ早いですが、ALワイルドカードの最後のスポットを押さえている状況。ランス・マッカラーズ・Jr.の後半の復帰も目論んでいただけに救世主が必要になりました。トレードデッドラインで動くことが予想されます。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】大谷がジャイアンツ戦で海に32号HRを放つも、ドジャースは追撃及ばず7連敗!
【MLB2025】ブレグマンと吉田が戻ったレッドソックスが逆転で8連勝!セダン・ラファエラがサヨナラ2ランHR!
【MLB2025】PCAが4-3、2本塁打、3RBIと大爆発!ASG前に25-25を達成!
【MLB2025】吉田がシーズン・デビュー戦で3安打!レッドソックスは6連勝!
【MLB2025】ヤンキース、DJ・ルメイヒューをDFAに
【MLB2025】大谷がミズロウスキーから31号リードオフHR!しかし、ドジャースは完全に封じられ、5連敗
【MLB2025】ダルビッシュ投手が手応えのある復帰登板!4回途中5奪三振!
【MLB2025】オールスターのピッチャー、リザーブが発表され、ロスターが決定!
【MLB2025】大谷、バースデー登板で2回3K!しかし、ドジャースはアストロズに連敗
【MLB2025】マリナーズのカル・ロリーが34、35号の2HRs!オールスター前にキャリアハイ!
【MLB2025】オールスターのスターターが発表される!タイガースから3名!PCA、ジェイコブ・ウィルソンなど若いメンバーも!
【MLB2025】クレイトン・カーショウがキャリア通算3,000奪三振を達成!歴代SOランク20位に!
【MLB2025】大谷が7月1日時点で30号HR!ドジャースは山本も好投し、CWSを圧倒!
【MLB2025】フューチャーズ・ゲームのロスターが発表される!タイガースのホスエ・ブリセーニョらが選出される
【MLB2025】タリク・スクーバルが圧巻の7回13K! 8年ぶりに行われたコメリカでのサンデー・ナイト・ゲームを盛り上げる!
【MLB2025】6月終盤で打率.340!A’sのルーキー、ジェイコブ・ウィルソンが天才ぶりを発揮中
【MLB2025】大谷、3度目は2イニングに登板して101.7mphを計測!KCはパスカンティーノらがセス・ルーゴを援護!
【MLB2025】大谷がリードオフ29号と同点トリプルを放つ!KCはボビー・ウィットとマイケル・ガルシアが躍動するも、一歩及ばず
【MLB2025】レッズがパドレスを圧倒!ニック・マルチネスがニア・NO-NO、スペンサー・スティールが3HR!
【MLB2025】ASGのNLDH(Phase1)に選出された大谷が28号HR!カーショウは3000Kまであと3つ!
【MLB2025】今永が復帰戦で5回1ヒッターの好投!チームメイトから大歓迎される!
【MLB2025】ジェイコブ・ミズロウスキーのヒートは続く!ポール・スキーンズとの初対決を制す
【MLB2025】大谷が27号2ランHR!日米通算300号HRに到達!LADはCOLの追い上げを交わす
【MLB2025】デビュー即5者連続K!レッズのチェイス・バーンズがNYY戦で実力を見せる!
【MLB2025】Dバックスのコービン・キャロルはILへ。死球を受けた手首の診断は骨折と判明
【MLB2025】大谷がドジャース移籍後初K!降板後は3ラン・トリプルと26号HR!この日はマンシーが大爆発!
【MLB2025】レイズのクラブ売却が現実味!フロリダの不動産デベロッパーが率いるグループが独占交渉に入る
【MLB2025】ラファエル・デバースが移籍後初HR!逆方向へらしい一発!
【MLB2025】ジェイコブ・ミズロウスキーが先発2戦で11ノーヒット・イニングを達成!近代でメジャー記録!
【MLB2025】ジャイアンツのラファエル・デバースが衝撃トレード後初のレッドソックス戦!セダン・ラファエラが成長を見せる!
タイトルとURLをコピーしました