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【MLB2026FA】フィリーズ、TEXからノンテンダーのアドリス・ガルシアと1年/10Mでサイン

2023年のWSヒーロー

 現地2025年12月15日、フィラデルフィア・フィリーズは2023年のワールドシリーズ・ヒーローであり、今オフレンジャーズからノンテンダーとなったOFのアドリス・ガルシア(Adolis García)と1年契約で合意。

 こちらはフィジカルチェックも通過し、現地2025年12月16日、正式にサインとなりました。

契約内容

 フィリーズとアドリス・ガルシアの契約内容は以下の通りです。

  • 1年/$10M (2026)

 おそらく、オプションなどはなく、これで決まりかと思います。ひょっとしたら、パフォーマンス・ボーナスがあるかもしれませんが。

前の契約

 アドリス・ガルシアのMLSは5.095。2026年は調停のファイナル・イヤーで2026年オフにFAとなるステータスです。2023年のワールドシリーズ・ヒーローでもあるアドリス・ガルシアは、その後の2024年2月にレンジャーズと2年/$14M (2024-25)でサイン。2024年は$4.75M、2025年は$9.25M。その他、2024年の活躍次第でアウォード・ボーナスも追加という条件でした。

レンジャーズからノンテンダー

 そして今オフのノンテンダーで大いに話題となったアドリス・ガルシア。

 ノンテンダーはこの調停ステータスの選手に対し、クラブ側がコストを抑える手段として利用されることがほとんど。マルチイヤー・ディールでガチガチに縛られている選手のサラリーは当然削れませんし、MLSのミニマム・サラリーの選手も規定で削ることが出来ません(日割りでの調整はあります)。そうなると調停資格を持った$1M以上のサラリーが設定されている選手がターゲットとなります。

レンジャーズはリビルド

 レンジャーズは2023年、2024年と2年連続で贅沢税の基準値超えを体験。2025年はラインを超えてはおらず、一旦はリセットされたのですが、今オフはマーカス・セミエンをメッツにトレードに出してブランドン・ニモを獲得。

 解体とまでは行っていませんが、地味にリビルドしていると言っていいでしょう。

 レンジャーズは確かにプロスペクトはいいので、彼らによりいい機会を提供するとともに、サラリー削減の意図もあるでしょう。

 このような時期ということもあり、2年契約の2年目に$9.25Mというサラリーをもらっていたアドリス・ガルシアは今回、そのリビルドの一環として入り、ノンテンダーFAとして市場に出たという経緯です。

2023年に39HR

 アドリス・ガルシアと言えば、2023年のポストシーズンでの活躍ですね。レイズとのワイルドカードシリーズでは10打数2安打でしたが、オリオールズとのALDSでは.357/.357/.643、OPS 1.00をマーク。そしてアストロズとのALCSですね。.357/.400/.893、OPS 1.293でHRが5。シリーズMVPにも輝きました。

 Dバックスとのワールドシリーズでは.300/.500/.600、OPS 1.100。まさに彼がワールドシリーズ制覇を牽引したと言っていいでしょう。

 なお、この年はレギュラー・シーズンでも弾けており、.245/.328/.508、OPS .836、HR 39、RBI 107をマーク。RFの守備も申し分のない動きでした。

 その実績により、当然のようにその後もレンジャーズを牽引していくと思われましたが、そうはなりませんでした。2024年の成績は.224/.284/.400と大きく後退。HRは25本。

 2025年はさらに悪化し、.227/.271/.394、HR 19。FA資格到達直前でのこの失速が、ノンテンダーを誘発しました。

フィリーズは復活を期待

 2026年の開幕を33歳で迎えるアドリス・ガルシアは、打球を捉えさえすれば、ハードヒット・レートは46.7%、平均打ち出し速度は92.1mphとかなり強い打球を飛ばし、その点ではかなり優秀。

しかし、ストライクゾーン外のボールにスイングをかけるレートは、2023年の29.5%から2025年には35.1%に急上昇。つまりボール球に多く手を出していると言えます。

 もともと三振の多い選手で、だいたい27%を記録。見極めの精度が上がるかどうか。

カステヤーノスの代わりか?

 フィリーズはブライス・ハーパー、再契約となったカイル・シュワーバー、ブライソン・ストット、元LAAのブランドン・マーシュなどもともと左打者が多く、右打者のOFを探し続けてきました。2024年のトレード・デッドラインではオリオールズからオースティン・ヘイズを獲得したりしておりましました。

 ただ、今オフはいささか事情が違ってきており、それはRFあるいはDHで活躍してきたニック・カステヤーノスがここ2年あまり機能していない点にあります。

 2021年にレッズで164安打、HR 34、RBI 100をマークしたニック・カステヤーノスは2022年3月にフィリーズと5年/$100M (2022-26)でサイン。そのカステヤーノスは2023年にHR 29、RBI 106をマークし、チームに貢献。ここまでは良かったのです。

 ところが、2024年はHR 23、RBI 86で、254/.311/.431とダウン。2025年はHR 17、RBI 72、.227/ .271/.394とさらにダウンし、2021年に.309をマークした打率は見る影もありません。

 2026年は契約最終年ではありますが、時を待たずしてフィリーズは別れる決断を下すかもしれません。

 アドリス・ガルシアはとにかく守備には定評がありますから、アドリス・ガルシアが復活すれば、そのタイミングは早々に訪れるかもというところです。MLBは厳しいですね。

 フィリーズの2026年のOFはRFにアドリス・ガルシア、LFにブランドン・マーシュ、そしてCFにプロスペクトのジャスティン・クロフォード、もしくは守備はいいが打撃は控えめなヨハン・ロハスという布陣になりそうです。

フィリーズはまたも贅沢税超過

 フィリーズは後はキャッチャーをどうするか?ですね。JT・リアルミュートをそのまま放出してしまうのか?再契約するのか?注目です。

 なお、フィリーズの現時点の贅沢税上のサラリーは基準値$244Mに対して$298Mで、この状況でリアルミュートとの再契約はちょっと難しいかもしれませんね。どうなるでしょうか?

 お読みいただき、ありがとうございました。

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