スポンサーリンク

【MLB移籍2020】レイズ&カージナルスでホセ・マルチネスら4人が動くトレードが成立!

レイズが外野の右打者2人を獲得!

 現地2020年1月9日、大きなトレードが成立しました。レイズとカージナルス間で4人の選手の移籍とドラフトピック権のディール成立です。

 しかもレイズは2人とも外野の右打者を獲得し、筒香選手が加入する中、非常に激しい外野のポジション争いが繰り広げられることになります。

トレード詳細

 今回のトレードで動くのは以下の選手達です。

レイズGet

  • ホセ・マルチネス(José Martínez): 1B/OF/DH/右打者
  • ランディ・アロザレナ(Randy Arozarena ): OF/右打者
  • ドラフト Competitive Balance Round A (全体38位)

カージナルスGet

  • マシュー・リベラトーレ(Matthew Liberatore)LHP
  • エドガルド・ロドリゲス(Edgardo Rodriguez) C/右打者
  • ドラフト Competitive Balance Round B (全体66位)

概要

 レイズのGMエリック・ニーアンダーはこのオフ、パワーのある右打者獲得を狙っていた模様。トレードでパドレスから獲得したハンター・レンフローもその一環。一方で、筒香選手も獲得しましたが、これは本人の希望もあり獲得に至ったという経緯がありました。パーフェクトフィットではなかったものの、NPBの実績とメジャーでのポテンシャルがそのラインを超えていたがゆえの獲得だと思われます。

 待望の右打者ということで非常によい2人を選んだと言えそうです。2人の詳細は後述。その一方でカージナルスに差し出したのは2人のプロスペクト。とくにマシュー・リベラトーレはいい投手です。

選手プロフィール

【TBR Get】ホセ・マルチネス 

 ホセ・マルチネスは31才の外野手。1Bも守ります。デビューは遅く、28才の時(2016年)でした。

 カージナルスで4シーズンを経験。通算で398試合、打率.298、OBP .363、SLG .458、HR 41、RBI 172、OPS+ 119。2018シーズンは152試合に出場し、163安打を放ち、打率.305、OBP .364、SLG .457、HR 17、RBI 83という好成績をマーク。穴の多いイメージがあったのですが、そうでもなく三振はシーズン平均で101程度。むしろ、常に高いOBPを記録しているところに価値がある選手です。

【TBR Get】ランディ・アロザレナ

 ランディ・アロザレナはキューバ出身の24才の外野手。2020シーズンは25才のシーズンを迎えます。この人も右打者です。2019年にすでにデビュー済みで、19試合、20打数6安打、HR1、RBI2。

 2017年から2019年までのマイナーでの3年間の成績は、トリプルA、ダブルA、シングルAの全てのレベルを合わせて1129打数330安打、打率.292、OBP .377、SLG .477、HR 38、RBI 151、盗塁 61、四球111、三振 242。OBPの高さが素晴らしく、HRは10本ほどの見込みながらキューバのリードオフという野球通が惚れ惚れするタイプの選手と言えます。レイズはこの選手をかなり使いたいのではないかと思います。

【STL Get】マシュー・リベラトーレ

 カージナルスがゲットした左腕のマシュー・リベラトーレは2018 アマチュアドラフトのレイズの1巡目指名の左腕。しかも20才になったばかり。この投手はいいです。角度のあるファストボールにいいブレーキングボールを投じ、さらにチェンジアップもよくオフスピードになっています。MLB.comのプレ2019のランキングでは55位。

 2019シーズンはシングルAで16試合、15スタートで6勝2敗。早ければ2020シーズンにデビューするかもしれません。

【STL Get】エドガルド・ロドリゲス

カージナルスがGetしたもう一人も捕手のプロスペクト。エドガルド・ロドリゲスはベネズエラ出身で19才になったばかり。2019年はまだルーキーリーグでしたが、将来かなり期待できそうな捕手です。

レイズのOF

 レイズが2人の外野手を獲得したということで筒香選手はかなり厳しい競争にさらされることとなりました。もっともご本人は望むところでしょう。

  • CF: ケビン・キアマイアー(L) / ランディ・アロザレナ(R)
  • LF: ハンター・レンフロー(R)/ 筒香選手(L)/ ブランドン・ラウ(L)
  • RF:オースティン・メドウズ(L) /ホセ・マルチネス 

 それにしてもかなり激しい闘いになるのは必至。外野のコーナースポットと1Bを兼任することになりそうです。1Bにはジーマン・チョイ、ヤンディー・ディアスもおります。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

コメント

  1. かなすけ より:

    更新お疲れ様です。
    J-Martを出すとはかなり驚きでした(不調の19年でもxwOBAはチーム3位ですし)がリベラトーレを獲得できたのはいい動きですね。アレナドのトレードの対価になるみたいな噂も流れてますが、個人的にはキープして欲しい選手です(プロスペクトのGormanと親友らしいですし)
    筒香選手にとっては逆風ですが、私も彼なら逆に燃えそうな気がします。

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】好調ハンター・グリーンが鼠径部を傷めて3回で途中降板へ
【MLB2025】マリナーズがレンジャーズからOFのレオディー・タベラスをウェーバーで獲得
【MLB2025】メッツ、ジェシー・ウィンカーとA.J.ミンターが離脱へ
【MLB2025】大谷が第9号HR!F・フリーマンが通算350号!しかし、LADはテオスカー・ヘルナンデスがILの見込み
【MLB2025】今永が左ハムストリングスを痛めて降板!カブスは今永降板後に失点して敗戦。(追記あり)
【MLB2025】ジェイコブ・デグロム、MLB最速でキャリア1,700奪三振を達成!ダルビッシュ、R・ジョンソンを抜く!(追記あり)
【MLB2025】佐々木朗希がメジャー初勝利!大谷も第8号援護HR!
【MLB2025】レッドソックス、トリストン・カサスのシーズン・エンドで1Bをどうする?
【MLB2025】3月/4月のPOM(Player of the Month) が決定!山本由伸がNL最優秀投手賞に
【MLB2025】タイガースが前田健太投手をDFAに
【MLB2025】ロッキーズが勝利!チェイス・ドーランダーがクリス・セールとの投げ合いに勝利!
【MLB2025】大谷、ウィメンズナイトでリードオフHR!S・アルカンタラから強烈な一発!
【MLB2025】菅野、初のスコアレス登板の相手はヤンキース!セドリック・マリンズも好捕で援護
【MLB2025】このギャップ!緊迫した展開の幕切れはまさかのリトルリーグ・エラー(TEX@SFG)
【MLB2025】ジャレン・デュランがホームスチールを決める!ジャコビー・エルズベリー以来、16年ぶり
【MLB2025】コリン・レイ(カブス)、先発転向3試合でERA 1.35! J・スティール離脱の穴を埋める
【MLB2025】ポール・スキーンズ、山本との投げ合いを制す!ドジャースは打線が沈黙して3連敗
【MLB2025】絶好調のPCA!2試合連続HRを含むRBI 7、盗塁2でドジャース戦の連勝に貢献
【MLB2025】エンゼルスがイアン・アンダーソンをDFAに
【MLB2025】UCLを傷めていたトリストン・マッケンジーが手術回避の結果、DFAに
【MLB2025】エンゼルス、3点ビハインドの9回裏に大逆転!ジョー・アデルがサヨナラ安打を放つ
【MLB2025】ギャレット・クロシェ、ERAが1.13に!BOSはカサスのサヨナラ安打でCWSに勝利
【MLB2025】パヘスがまたもHRを強奪!佐々木は6回を投げきるも、最後に笑ったのはレンジャーズ!
【MLB2025】山本、デグロムとの投手戦を制す!またもエドマンが殊勲の一打
【MLB2025】大谷がパタニティー・リストで欠場へ!E・ロザリオがロスター入り(朗報あり!)
【MLB2025】レンジャーズのクマール・ロッカーがメジャー初勝利をマーク!
【MLB2025】スペンサー・ストライダーが復帰!最速で通算500奪三振を記録
【MLB2025】ホームラン単独トップ(8号)のA’sのタイラー・ソーダーストロムとは?
【MLB Injury 2025】クリス・ブライアントがILへ。復活の道は遠し。ロッキーズの経営にも大きく影響
【MLB2025】パドレス、3試合連続でロッキーズをシャットアウト!圧巻の成績で高品質ゲームを連発中
タイトルとURLをコピーしました