JBJ、守備で貢献も、また打撃で結果が出ず
現地2023年6月12日、カンザスシティ・ロイヤルズはベテランOFのジャッキー・ブラッドリー・Jr (Jackie Bradley Jr. )をDFAにしたと発表しました。空いたロスター・スポットにはダイロン・ブランコ( Dairon Blanco)が入ることになりました。
ジャッキーの今季の数字
2013年から長年レッドソックスのCFとして活躍してきたジャッキー・ブラッドリー・Jr.は、現地2023年3月1日にロイヤルズとサイン。但し、マイナー・ディールでした。
ジャッキーはNRI(Non Roster Invitee)としてマット・ダフィー、後にDFAとなった巨人のフランミル・レイエスとともにメジャー・キャンプに参加。
スプリング・トレーニングでは11試合で31-11、打率.355、OBP .355、SLG .548、OPS .849、1 HR、3ダブル、4 RBI、5 Runと大いに結果を出し、見事に開幕ロスターを手に入れました。ただ、開幕戦はベンチスタートでした。
4月2日のツインズ戦で今季初出場を果たしたものの、3-0。4月3日のトロント戦で今季初ヒットを放ったものの、今季のマルチヒットは4月30日のツインズ戦まで待たなければなりませんでした。
5月8日のホワイソックス戦では、4-3、2 ダブル、2 RBIと大暴れしたものの、際立った打撃での貢献はこの1試合のみ。6月7日のマイアミ戦を最後にゲームから遠ざかっていました。
ジャッキーは2021年から始まった打撃の急降下を修正することができず、43試合で105-14、打率.133、OBP .188、SLG .210、1 HR、5 ダブル、6 RBI、5 BB、29 SOと結果を出せませんでした。
捉えてはいるものの・・・というアンラッキーな打撃が多かったのも確かでしたが、ロイヤルズの悩みを深めた1人ともなりました。ロイヤルズは投手のERAがメジャーワースト2で、ならば打撃でと行きたいところなのに、その打撃もメジャー25位のチーム打率なのでした。
かつて、2015年と2020年に10.6%を誇ったBB%も今季はたったの4.4%。ここもジャッキーの痛いところでhした。
2020年シーズンにレッドソックスで.283/.364/.450という強力な成績を残したのが最後の好成績で、それ以降は911試合の登板で.176/.238/.275という壊滅的な打撃となっています。
今後
ロイヤルズは1週間以内にジャッキーをトレードするか、アウトライト・ウェイバーにするか、リリースするかを決定しますが、おそらくウェーバー通過後はFAとなり、再び市場に戻ることになりそうです。
あの守備があるだけに勿体ないの一言に尽きるのですが、メジャーのOFは打撃での生産性が問われるので、ここは致し方ないところでもあります。
お読みいただき、ありがとうございました。
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