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【MLB移籍2020】メッツ、アストロズからジェイク・マリスニックをトレードで獲得

メッツ、CF補強に成功

 現地2019年12月5日、ニューヨーク・メッツとヒューストン・アストロズ間でトレードが成立。メッツは、補強が望まれたCFスポットにアグレッシブなベースランナーになれるジェイク・マリスニックを入れることができました。

トレード詳細

 今回のトレードは1:2です。

メッツGet

 メッツがアストロズから獲得したのはジェイク・マリスニック一人。

  • ジェイク・マリスニック(Jake Marisnick )
    • CF/29才/右投右打/ 2009 Rd 3 by TOR

アストロズGet

 アストロズがメッツからゲットしたのは2人の選手。左腕投手と外野のプロスペクトです。

  • ブレイク・テイラー(Blake Taylor )24才/ LHP/ 2013 Rd 3 by PIT
  • ケネディー・コロナ(Kenedy Corona
    • 19才/OF/ ベネズエラ出身/ 海外FA 2019年4月にマイナー契約

FAのラガレスのスポットを埋める補強

 2019年、メッツの外野陣はフアン・ラガレス、J.D.デービス、マイケル・コンフォート、ブランドン・ニモ、ジェフ・マクニールらが主に出場。CFスポットは途中出場も含めて主にフアン・ラガレスが出場。詳細はご覧のような状況でした。LF、RFの状況も記しておきます。

【2019メッツCF】

  • フアン・ラガレス/ 右投右打:125試合/ FA
  • ブランドン・ニモ/ 右投左打:43試合
  • マイケル・コンフォート/ 右投左打: 39試合
  • カルロス・ゴメス/ 右投右打: 22試合/ 6月DFA→FA
  • アーロン・アルテール/ 右投右打:8試合/ 8月DFA→FA

【2019メッツ LF】

  • J.D. デービス/ 右投右打: 79試合
  • ジェフ・マクニール/ 右投左打: 71試合
  • ブランドン・ニモ/ 右投左打:38試合
  • 以下略

【2019 メッツ RF】

  • マイケル・コンフォート/ 右投左打: 132試合
  • ジェフ・マクニール/ 右投左打: 42試合
  • 以下略

 最も長くCFを守ったフアン・ラガレス(Juan Lagares)でしたが、2020シーズンはクラブオプションでしたが、メッツが拒絶。FAになりました。よってメッツはCFのスポットを探していたところでした。

 さらに、マリスニックは右打席。メッツのLFにはJ.D.デービスがいて(彼は二刀流でもありますが、メッツではまだマウンドに上がっていないはず)、打席は右。

 しかし、RFのマイケル・コンフォートは左打席。2019年にCFを二番目に多く守ったブランドン・ニモも左打席。そしてユーティリティのジェフ・マクニールも左打席ということで、メッツは左打者が多い状況も懸念していて、そこにジェイク・マリスニックがぴったりハマったという人事でした。

守備力の高いジェイク・マリスニック

 2019年のジェイク・マリスニックと言えば、現地2019年7月8日のエンゼルス戦で、ジョナサン・ルクロイにハードスライディングを敢行。脳しんとうで途中退場させるシーンが印象的でした。

 上記のシーンはボールが走路に入ってしまったアンラッキーな要素もありました。しかし、マリスニックも内側の走路を選んで走っていたのが、事故の要因でもあります。2試合の出場停止処分となりました。

 なお、後日の試合ではエンゼルス投手陣から報復死球をもらい、ベンチズ・クリアーとなりましたが、わかっているマリスニックは淡々とリベンジを受け、冷静にチームメイトをなだめました。

CFとしてのDRSがここ2年で+12、+5!

 しかし、本来は非常にクレバーな選手です。失点を防いだという指標のDRS(Defensive Runs Saved )はCFとして2018年は+12、2019年は+5という数字が出ています(Fangraphs)。

OAAは外野全体で14位

またOAA(Outs Above Average)という処理が難しい打球をとれくらいさばいたかという外野手の守備能力を測る指標ではスコア8で、MLB全体の14位にランク。ちなみに1位はナッツのロブレスで23(Baseball Servant)です。

打撃力はそれほど

 2019年の打撃成績は、292打数68安打で、打率.233、OBP .289、SLG.411、HR 10。ベースランニングが良いだけに、せめてOBPは.300以上に載せてもらいたいところです。

アストロズはOFが逸材揃い

 これほどの守備力を持つ選手をなぜアストロズが手放したかと言えば、アストロズの外野手は逸材揃いだからです。DHではありますが、ヨルダン・アルバレスが上がってきたことはさらにマリスニックの出場機会減につながったと思われます。よって、WIN-WINのトレードとなったということかと思います。

  • ジョージ・スプリンガー
  • マイケル・ブラントリー
  • ジョシュ・レディック
  • カイル・タッカー(UTL)
  • ヨルダン・アルバレス(ほぼDHですが)

ニモとの併用か

 メッツはジェイク・マリスニックをブランドン・ニモと併用して使うことになりそうです。打撃力が上がれば出場機会も増えると思います。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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