レッドソックスのロスター調整
現地2024年8月16日、レッドソックスがロスター調整を実施。1Bのトリストン・カサスのILからの復帰に伴い、特に守備面でしっかりと1Bの穴を埋めていたドミニク・スミス(Dominic Smith)をDFAとしました。
カサスの怪我
ロスター調整のきっかけとなったトリストン・カサスですが、2024年4月21日に左肋骨の捻挫で10 Days IL 入り。2024年4月27日に60Days ILに移行。このときには骨折を伴っているとの情報もありました。
いわばバットを振るのに支障が出ていた状況で長期化することが必至でした。
元レイズのドミニク・スミスを獲得
レッドソックスは1Bにボビー・ダルベックという選択肢もあったのですが、ダルベックは守備は素晴らしかったものの、とにかく打撃が不調でトリプルAでは打つものの、MLBでは凡打と三振の連続で結果が出ていませんでした。
ドミニク・スミスは2024年2月にレイズとマイナー契約。しかし、レイズではメジャーでの出場見込みがないことと、レッドソックスがカサスの負傷によりメジャー出場が可能となったため、レイズとのマイナー契約をオプトアウトし、レッドソックスとサインしました。
レッドソックスでのドミニク・スミス
ドミニク・スミスは主に右投手が投げている時に出場。打率は右投手が.235、左投手が.244とむしろ左投手の方が高かったのですが、OBPが右投手が.325、左投手が.277でここで右と左の違いが出ていました。
全体としては83試合に出場し、.237/.317/.390、20 ダブル、6HR、34 RBI。カサスの代わりにはなりませんでしたが、リーグ平均からすればまあまあの成績でした。守備の方ではDRS(Defensive Runs Saved)は2023年はプラスでしたが、2024年は-2。安定した守備でしたが、1Bで傑出した守備力でもありませんでした。
D・スミスの今後
ドミニク・スミスは今後、ウェーバーにかけられマイナーへアウトライトされるかリリースされると思われます。時期が時期だけに他クラブがトレードで引き取る可能性は低いものの、ウェイバーをクリアーすれば(獲得がなければ)、他のクラブとの新たな契約を結ぶ可能性はあります。
その他のロスター調整
またこの日、レッドソックスはCOVID19でILに入っていたクーパー・クリスウェルが復帰。ローテーションに戻ると思われます。
そしてチェイス・シュガード(Chase Shugart)をマイナーへオプションとしました。
現状、ブルペンがひどいレッドソックス。これからは打って勝つしかありません。
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