順調なリハビリ
現地2020年5月2日、トミージョン手術を行ったジョーダン・ヒックス(Jordan Hicks)の最新の様子が判明。30球のブルペン・セッションを行うまでになっています。
手術は2019年6月26日
ジョーダン・ヒックスのUCL(Ulnar Collateral Ligament)の断裂が明らかとなったのは現地2019年6月24日。
手術への決断も早く、2日後の6月26日に施術。成功していました。
ということは現地2020年5月2日時点でまだ1年を経過していないのですが、すでに30球のブルペンセッションで、大谷選手とほぼ同じペースになっています。
念の為、大谷選手の場合は2019年9月にヒザの手術も行いましたので、通常よりはやや遅めのペースとなっています。
術後8-10ヶ月
また、ジョーダン・ヒックスのペースは投手のリハビリメニューから言えば、ごく標準的なペースとも言えます。
術後8から10ヶ月で、ピッチングへの復帰段階。マウンドから投げる。遠投の後、ブルペンで20−25球。それを週に2回。5球ずつ増やしていく。さらに週3度は遠投も行う。
また5−6週間かけて40球から50球に増やし、いいフォームで痛みもなく、通常のスピードで投げられたら打者相手に投球。打者相手の複数パターンのシチュエーションを体験した後にゲームでの実践登板へ。
通常ならオールスターブレークに復帰のペース
例の流行り病の影響で開幕が遅れているMLBですが、ジョーダン・ヒックスはすでにバッター相手に投げられる段階にも達しています。もしも通常どおりにレギュラーシーズンが行われていれば、オールスター・ブレーク明けにも登板できるほどのペースです。
ただ、現時点では打者相手の投球も出来ないため、無理せずに慎重に球数を増やしていく予定です。
2020シーズンの後半に機能
100mph投げられる人は筋力が強いと思われますので、それくらいのペースでしっかりとUCLを伸ばして行く方がファンとしても無難で良いなとは思います。
シーズンがいつ始まるのかわかりませんが、2020シーズンの後半に彼がカージナルスを救うかもしれません。
お読みいただき、ありがとうございました。
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