決定!2020野球殿堂
現地2020年1月21日、2020年の野球殿堂の投票が行われ、ヤンキースOBのデレク・ジーター(Derek Jeter)、カナダネイティブのラリー・ウォーカー(Larry Walker )が見事に野球殿堂入りとなりました!
おめでとうございます!
ジーター、満票に1票足らず
2019年1月の投票ではマリアーノ・リベラが満票にて殿堂入りとなっただけに、MLBに大きく貢献したデレク・ジーターも続いて満票になるのでは?との期待感が募る中、事前に煽りすぎたせいか満票に1票足らずという結果となりました。
投票結果
投票のルールは下記のリンクに。得票率が75%以上を得た選手が晴れて殿堂入りとなります。
投票結果はご覧の通りです。満票は397。
殿堂入り
- デレク・ジーター(Derek Jeter): 396 (99.7%) — 初年度
- ラリー・ウォーカー(Larry Walker): 304 (76.6%) — 10回目
2019年に 9度目、232票 (54.6%)だったラリー・ウォーカーは今年度一気に22%アップ。75%のラインを超えました。10年目でラスト・チャンスだっただけに非常に嬉しいでしょうね。
持ち越し
得票率が5%から74%の間で、その年に選ばれなかった候補者は次年度の審査・選考に持ち越されます。持ち越しは最大10年(2014年にルール改正。それまでは15年だった)。11年目からはリストに名前がなくなります。
- カート・シリング(Curt Schilling): 278 (70%) — 8回目
- ロジャー・クレメンス(Roger Clemens): 242 (61%) — 8回目
- バリー・ボンズ(Barry Bonds): 241 (60.7%) –8回目
- オマール・ビスケル(Omar Vizquel): 209 (52.6%) — 3回目
- スコット・ローレン(Scott Rolen): 140 (35.3%) — 3回目
- ビリー・ワグナー(Billy Wagner): 126 (31.7%) — 5回目
- ゲイリー・シェフィールド(Gary Sheffield): 121 (30.5%) — 6回目
- トッド・ヘルトン(Todd Helton): 116 (29.2%) — 2回目
- マニー・ラミレス(Manny Ramirez): 112 (28.2%) — 4回目
- ジェフ・ケント(Jeff Kent): 109 (27.5%) — 7回目
- アンドリュー・ジョーンズ(Andruw Jones): 77 (19.4%) — 3回目
- サミー・ソーサ(Sammy Sosa): 55 (13.9) — 8回目
- アンディー・ペティット(Andy Pettitte): 45 (11.3%) — 2回目
- ボビー・アブレイユ(Bobby Abreu): 22 (5.5%) — 初年度
5%以下(2021年以降投票されず)
得票率5%未満だった選手はその年限りで殿堂入りの機会は無くなります。2014年に引退した選手が初年度を迎えたわけですが、アロフォンソ・ソリアーノ、クリフ・リーなどがなんと初年度でドロップアウトとなりました。野球殿堂の選別は厳しい!
- ポール・コナーコ(Paul Konerko): 10 (2.5%) — 初年度
- ジェイソン・ジアンビ(Jason Giambi): 6 (1.5%) –初年度
- アルフォンソ・ソリアーノ(Alfonso Soriano): 6 (1.5%) –初年度
- エリック・チャベス(Eric Chavez): 2 (0.5%) –初年度
- クリフ・リー(Cliff Lee): 2 (0.5%) –初年度
- アダム・ダン(Adam Dunn): 1 (0.3%) — 初年度
- ブラッド・ペニー(Brad Penny): 1 (0.3%) –初年度
- ラウル・イバニエス(Raul Ibanez): 1 (0.3%) — 初年度
- J.J. プッツ(J.J. Putz): 1 (0.3%) –初年度
- ジョシュ・ベケット(Josh Beckett) 0 — 初年度
- ヒース・ベル(Heath Bell): 0 –初年度
- ショーン・フィギンス(Chone Figgins): 0 — 初年度
- ラファエル・ファーカル(Rafael Furcal): 0 — 初年度
- カルロス・ペーニャ(Carlos Pena ): 0 –初年度
- ブライアン・ロバーツ(Brian Roberts): 0 — 初年度
- ホセ・バルベルデ(Jose Valverde): 0 — 初年度
やはり10年目で入りそうなクレメンスとボンズ
今年も記載しておくべき、クレメンスとボンズですが、毎年その拒否感が薄らいでおり、やはり10年目で入りそうな雰囲気が出てきました。
バリー・ボンズ | ロジャー・クレメンス | |
2013 | 206 (36.2%) | 214 (37.6%) |
2014 | 198 (34.7%) | 202 (35.4%) |
2015 | 202 (36.8%) | 206 (37.5%) |
2016 | 195 (44.3%) | 199 (45.2%) |
2017 | 238 (53.8%) | 239 (54.1%) |
2018 | 238 (56.4%) | 242 (57.3%) |
2019 | 251(59.1%) | 253(59.5%) |
2020 | 241(60.7%) | 242 (61%) |
2021 | 70% 近く? | 70% 近く? |
2022 | 80% 近くでHOF? | 80% 近くでHOF? |
2021年は?
今回、カート・シリングが8回目で70%の得票。2021年、9回目で入りそうな雰囲気ですね。筆者が推したいオマール・ビスケルは今回、3回目で209 (52.6%) 。あと2回くらいで入れますかね?
なんでそこにいる!?
デレク・ジーターのプレーで筆者が個人的にもっとも好きなプレーはこれです。あまりにも有名なシーンですが、このプレーは「どうしてそこにいた?」という点と「天啓」ともいうべき閃きを感じるので本当に好きです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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