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【MLBレコード2021】コーリー・クルーバーがノーヒットノーランを達成!MLBは早くも今季6度目!

2度のサイヤング賞右腕がキャリア初のノーヒッター

 現地2021年5月19日(水)、今季からヤンキースで投げているコーリー・クルーバーがグローブ・ライフ・フィールドで行われたレンジャーズ戦で、ノーヒットノーランを達成しました。 

 サイヤング賞2度の右腕もノーヒットノーランはキャリア初。マウンドではピッチャーらしいポーカー・フェイスしか見せないベテラン右腕も快挙達成の時はさすがに嬉しそうでしたね。

Congratulations!

MLBでは今季6度目

 前日にタイガースの右腕、スペンサー・ターンブルがノーヒットノーランを達成したばかりですが、今季のMLBのノーヒッター達成はこの日のコーリー・クルーバーで6度目。前日の記事にも書きましたが、まだ5月です!!

【2021シーズンのノーヒットノーラン達成】

  1. ジョー・マスグローブ (SDP) : 現地2021年4月9日 @ TEX
  2. カルロス・ロドン(CWS): 現地2021年4月14日 vs CLE
  3. ジョン・ミーンズ(BAL): 現地2021年5月5日 @SEA
  4. ウェイド・マイリー(CIN): 現地2021年5月7日 @CLE
  5. スペンサー・ターンブル(DET): 現地2021年5月18日 @SEA
  6. コーリー・クルーバー(NYY): 現地2021年5月19日 @TEX

参考:マディソン・バンガーナー(ARI): 現地2021年4月25日 @ATL

2021年は史上最多となるか?

 こちらも前日の記事に書かせていただきましたが、今季は史上最多のノーヒッター達成イヤーとなる可能性があります。

【シーズンノーヒッター記録】

シングル・シーズンでの最多は8度で、1884年。これは古すぎるので、1900年以降の近代野球で行きますと、7度が最高で、1990、1991、2012、2015年の4シーズンで達成しています。今季はこの7度の壁を超えるかもしれませんね。もし、バンガーナーの7イニングも入れていれば、もう7度目というすごいペースです。

ヤンキース史上12人目

 今回のコーリー・クルーバーのノーヒッター達成はヤンキース史上12目のこと。

#MM/DD/YYNameName(ENG)vsTeam
14/24/1917ジョージ・モグリッジGeorge MogridgevsBOS
29/4/1923サム・ジョーンズSam JonesvsPHI
38/27/1938モンテ・ピアソンMonte PearsonvsCLE
47/12/1951アリー・レイノルズAllie ReynoldsvsCLE
59/28/1951アリー・レイノルズAllie ReynoldsvsBOS
610/8/1956ドン・ラーセンDon LarsenvsBRK
77/4/1983デイブ・リゲッティDave RighettivsBOS
89/4/1993ジム・アボットJim AbbottvsCLE
95/14/1996ドワイト・グッデンDwight GoodenvsSEA
105/17/1998デービッド・ウェルズDavid WellsvsMIN
117/18/1999デービッド・コーンDavid ConevsMTL
125/19/2021コーリー・クルーバーCorey KlubervsTEX
(ヤンキース歴代ノーヒッター達成者/ 現地2021年5月20日時点)

 コーリー・クルーバーの快挙は、1999年のデービッド・コーン以来初。リストをご覧になっていただくと、1993年のジム・アボットの名前もあります。懐かしいですね。

調子上向きだったクルーバー

 コーリー・クルバーはどちらかというと、スロースターター。ここのところ、調子は上向きでした。開幕当初の4戦は1勝3敗、ERA 5.40でしたが、このゲームも含めた直近5試合は、35.1 IPで4勝0敗、ERA 1.78。

ベロシティーが落ちてもノーヒッター

 このノーヒッターのすごいところは、ベロシティーの平均が89mphほどで、割と芯で捉えられた当たりも多かったにもかかわらず、9イニングノーヒッターを達成したところです。

 コーリー・クルーバーのファストボールは、シンカーと4シームですが、今季の平均ベロシティーは、シンカーが91.0mphで、4シームが89mphほど。2019年のシンカーは91.3mphで、4シームは92mphもありました。

 もともと特別速くはないのですが、動くボール主体の投手としてはある程度のベロシティーはやはり欲しいところ。特にコーリー・クルーバーは、カット、シンカーで横でゆさぶり、生き物のように曲がるスライダーで仕留めるというのを得意とするパターンをもつので、ギャップがあればあるほどよりらしさが生きてきます。

 コーリー・クルーバーは、9回101球、与四球1、奪三振9という成績でした。

ヒガシオカが好リード

 この日、マスクをかぶったのはカイル・ヒガシオカ。ゲリット・コールの相棒となり、2020年のポストシーズンでも活躍したことでさらに自信を深め、もうゲイリー・サンチェスの立場を危うくしています。

 この日は捕手冥利に尽きたかもしれませんね。

 ゲームの方は、ヤンキース打線が相手先発に苦戦していたものの、風穴を開けたのは、カイル・ヒガシオカ。6回表、先頭打者として四球で出塁。この後、タイラー・ウェイドのトリプルとD.J. ルメイヒューの犠牲フライで、1チャンスで2点を奪ったヤンキースが2-0でレンジャーズに勝利しました。

 コーリー・クルーバーが調子を上げてくると相手チームはなかなか厄介ですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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