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【MLB 2021】レッズ、ウェイド・マイリーがノーヒットノーランを達成

MLB 記録と賞

今週2度めのノーヒットノーラン

 現地2021年5月7日、レッズ@インディアンスのフライデー・ナイト・ゲームで、レッズ先発のウェイド・マイリーがキャリア初のノーヒットノーランを達成しました。

 Congratulations!

 ノーヒットノーランは続けて出ることがありますが、現地2021年5月5日(水)、オリオールズのジョン・ミーンズがマリナーズ相手にアン・パーフェクトなノーヒッターとも言うべき、ほぼパーフェクトなノーヒットノーランを達成したばかり。今週2度めの快挙達成です。

 そして今シーズン、4人目の達成。7イニングでのノーヒットノーラン達成のマディソン・バンガーナーを含めたとしたら、5人目です。

壮絶な投手戦

 快挙を達成したウェイド・マイリーですが、この日は抜くボールの使い方が抜群でした。ファストボールが4シームと2シームで、90mphに到達するかどうかのウェイド・マイリー。決して速くありません。しかし武器のチェンジアップを有効に使い、あとは85mphほどのカッター、さらに75mphほどの遅いカーブも使いました。

マイリー、チェンジアップが抜群

 特にこの日よかったのはチェンジアップ。序盤からカウントを取るボールとして多投。そしてフィニッシュもそうかと思わせておいて4シームという組み立てが芸術的。これが基本パターンでしたが、打者によって配球を変えていました。

 強打者のフランミル・レイエスに対してはここまで使うか、というくらいにチェンジアップを多投。タイミングが崩れるのが目に見えていたかのような投球でした。また好打者のホセ・ラミレスにはチェンジアップは通用しないという判断のもと、彼にはカッター中心。

捕手のバーンハートが好リード

 これはタッカー・バーンハートのリードが素晴らしかったと思います。マイリーともとても意思の疎通が取れたような絶妙のバッテリー間でした。

日本ではHのランプ

 最大のピンチは6回表。1アウトからアーメッド・ロサリオの放った当たりは、二遊間への強いゴロ。これをニック・センゼルがグラブに当てたものの、1塁に間に合わずセーフ。さらにスローイング・エラーも重なりました。このロサリオの当たりですが、日本ならHのランプが灯っていたかもしれません。強かったからグラブに入れることが出来ず、はじいたとされる解釈になりそうな当たり。しかし、ニック・センゼルはよくグラブに当てていたと思います。おそらく捕れたのにグラブに入れることが出来なかったという解釈になったと思われます。これは公式記録員はナイスジャッジでしたね。

 この後、2アウトから四球もあり、ランナーを二人背負う状況でしたが、ウェイド・マイリーは落ち着いていましたね。ジョーダン・ルプローをLFフライに打ち取りました。

ウェイド・マイリーの成績

 この日のウェイド・マイリーは114球で奪三振8。走者は上記のエラーによる走者と四球による走者2人のみでした。

ザック・プリサック、15者連続アウト

 さて、このゲームは壮絶な投手戦でもありました。インディアンス先発のザック・プリサックも素晴らしい投球を披露。

 ザック・プリサックも立ち上がりから快調。序盤3イニングで3安打を打たれたものの無失点。4回表、先頭のニック・カステヤーノスに二塁打を打たれたものの、圧巻だったのはそれ以降。マイク・ムスターカスを1Bゴロ、ユーへニオ・スアレス、タイラー・ネイキンを連続三振に。そして降板となった8回表終了までなんと15人連続アウトという快投を見せます。

プリサック、今季3度めの3ヒッター、スコアレス

 ザック・プリサックは、8回112球を投げ、被安打3、スコアレス、奪三振7、BB 0という素晴らしい内容。ザック・プリサックは4月14日、20日のいずれもホワイソックス戦でともに6失点で炎上したことがありましたが、3ヒッター、スコアレスというのは、4月9日のタイガース戦、5月2日のホワイソックス戦、そしてこの日と3度めの達成。投球フォームはどこかシェーン・ビーバーに似ているところがありますが、投球内容もそれにつられるかのように安定感を見せています。

レッズ、最終回に報いる

 ザック・プリサックを序盤に捉えることができなかったレッズ打線は中盤以降、上記のような状況で非常に手こずりました。しかし、球数が110球を超えたプリサックは8回で降板。これでレッズの空気が変わりました。

エマニュエル・クラセが3失点

 せっかくの投手戦だったのですが、9回表からマウンドに上がったクローザーのエマニュエル・クラセがレッズへの空気を止められませんでした。先頭のニック・センゼルに3Bへの内野安打を許し、ジェシー・ウィンカーにはLFにシングル。

ロサリオ、ベースにつかず

 そしてニック・カステヤーノスをうまく投手ゴロに打ち取ったのですが、ダブルプレーを狙い2塁に送球したものの、悪送球に。これでセンゼルがホームインし、レッズがようやく1点を勝ち越し。このプレーでエラーがついたのは、SSのアーメッド・ロサリオ。どういう訳か、ベースに近いところにいながら、ベースについていませんでした。クラセは悪送球をしたように見えますが、これはSSのミスということで、ロサリオにエラーがついています。

ボークで2点目

 その悪送球の間に3塁に到達したジェシー・ウィンカー。エマニュエル・クラセはマイク・ムスターカスの時に、1塁ランナーのニック・カステヤーノスの盗塁につられ、ボーク。これでジェシー・ウィンカーが還り、レッズが2点目。

ムースのシングルで3点目

 さらに、マイク・ムスターカスがLF前シングルを放ち、レッズが3点を奪い、ウェイド・マイリーにようやく報いたのでした。

秋山選手、シーズンデビューの日

 現地3月13日に左ハムストリング痛でILに入っていた秋山選手。ウェイド・マイリーが大記録を達成したこの日にシーズンデビューとなりました。秋山選手は、9番LFで出場。この日は3−0でしたが、今後、レッズ打線にいい影響を及ぼしそうです。

インディアンス、今季2度目のノーヒッター

 なお、インディアンスは現地2021年4月15日のホワイトソックス戦でカルロス・ロドンにノーヒットノーランをされたばかり。これで今季2度めとなりました。現地2021年5月7日時点でのチーム打率は.206で30クラブ中、29位の打率が物語っているように打撃に苦戦しています。良い投手が多いだけに奮起してもらいたいですね。ちなみに最下位はマリナーズで、.204。ともにノーヒッターを演出してしまったクラブですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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