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【MLB2020FA】エンゼルス、フリオ・テヘランと1年9Mドルで合意へ

MLB移籍/FA情報

LAA、ローテーションに右腕を追加

 現地2019年12月19日の情報です。ロサンゼルス・エンゼルスはFA右腕のフリオ・テヘラン(Julio Teheran)と1年で合意。ローテーション右腕を1枚増やしました。

契約内容

 契約内容は1年/$9M。現時点ではフィジカルチェックの結果待ちでエンゼルスはコンファームを出していませんが、合意は間違いないところです。オプションなどが判明しましたらまた追記するように致します。

フリオ・テヘランとは

コロンビア出身

 簡単にフリオ・テヘランについて記しておきたいと思います。1991年1月27日生まれで、2020年の誕生日で29才になります。MLBでは数少ないコロンビアの出身。コロンビア出身の現役トップ3は、ホセ・キンタナ(CHC)、フリオ・テヘラン、ジオ・アーシェラ(NYY)というところでしょうか。

 2007年7月にアマチュアFAとして16才でブレーブスとサイン。ルーキーリーグで2年間(2008-09)みっちりと仕込まれた後、2010年にシングルA→シングルAプラス→ダブルAと順調に昇格。そして、2011年5月7日のフィリーズ戦でメジャーデビューを果たしました。この時まだ20才。ただ、この年は5ゲームに登板しただけですぐにトリプルAへ。トリプルAでは25試合で15勝3敗、ERA 2.86といういい数字を出しています。

 2012年もほぼトリプルAで力をつけ、本格的にメジャーのマウンドに上がったのは2013シーズンから。

超タフな右腕

 フリオ・テヘランのスタッツをまとめるとご覧のような実績が出てきます。一度も戦列を離脱していないのがすごいです。ちなみに本格登板となった2013年にいきなり14勝を上げる快挙を成し遂げています。

  • 200 イニング登板: 2シーズン (2014 & 2015)
  • 7年連続 170 イニング以上登板(2013-2019)
  • 7年連続 30先発(2013-2019)
  • 7年連続150 SO以上(2013-2019) MAXは186 (2014)
  • 二桁勝利: 5度(2013-15、2017 & 2019)
  • オールスター出場:2度(2014 & 2016)
  • 通算:77勝73敗、ERA 3.67、SO 1,184、H9は7.9、BB9は3、SO9は7.9。

ボールの切れで勝負するタイプ

デビュー2年目の2014年には4シームで92mph平均(148kmh)、Max 95mph (152.8kmh)ほど出ていました。もともと100mphなどを投げる投手ではなく、ボールのキレと回転数で勝負するタイプ。 よって若い時の伸びは凄まじかったと記憶しています。

 7年間の疲れが出てきているのか、2019年の投球はファストボールのベロシティーが下がりました。

  • ファストボール:88- 92 mph (141-148kmh)
  • シンカー:上と同じくらい
  • チェンジアップ: 81-83mph(130-133kmh)
  • スライダー: 上と同じくらい
  • カーブ: 73-75mph (117-120kmh)

被本塁打は多い

 ボールのキレで勝負するタイプで多いのが被本塁打の数。年平均で26、MAXは2017年の31。ただ、あれだけHRが飛び出した2019シーズンは22と少なめでした。ちなみに2019年被本塁打数NO.1はマイク・リークの41本。回転数の良さとも因果関係がありそうですが、感覚的に「ボールが軽い」と感じてしまう投手かと思います。

 あと、フォームの構造上抜けやすいメカニズムなので死球も多いです。

オプション行使されず

  • 6年$32.4M(2014-19)プラス2020はオプション。→11/4 ATLは行使せず。=FAに

 上記のような長年の疲労の蓄積、そして被本塁打の多さが原因したのかブレーブスは今オフ、クラブ・オプションを行使せず、フリオ・テヘランはFAとなっていました。

エンゼルスのローテーション

 フリオ・テヘランが加わることでエンゼルスのローテーションはご覧の布陣になりそうです。

  1. アンドリュー・ヒーニー(L)
  2. 大谷翔平投手
  3. ディラン・バンディー
  4. フリオ・テヘラン
  5. グリフィン・カニング

 まだ下記のメンバーもおります。大谷投手が2Wayですから、6人ほど用意しておきたいですね。

  • パトリック・サンドバル(L)
  • ディロン・ピータース(L)
  • ハイメ・バリア
  • フェリックス・ペーニャ

マッドン&キャラウェイのコンビ

 2020年のエンゼルスはジョー・マッドンが指揮を執り、ミッキー・キャラウェイが投手陣を統括します。知恵者と投手育成に定評のあるコンビですから、なにか化学変化で期待してしまいますね。

 二人の存在がフリオ・テヘランの再浮上のきっかけになればよいなと思っています。

筆者は一度お辞儀をするような動作の入る投球フォームが好きで、フリオ・テヘランのフォームもお気に入りです。ちょっと見ていて肘が痛々しい感じはしますが、いったん力を抜いてゼロから100への力の移譲が見ていて小気味良いです。

 なお、エンゼルスはレンドンを獲得した時点で贅沢税基準額の残りスペースが$34.4Mでしたが、このディールでマイナス$9Mということになりますね。他にもマイナーディールが決まっているかもしれませんので、現地2019年12月19日時点でざっと$24−$25Mほどありそうです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

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