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【MLBアウォード2021】サイ・ヤング賞はロビー・レイとコービン・バーンズに決定!

2021年サイ・ヤング賞

 現地2021年11月17日、2021シーズンの最優秀投手賞と言っていいサイ・ヤング賞の発表があり、ア・リーグはブルージェイズのロビー・レイ(Robbie Ray )が、ナ・リーグはブルワーズのコービン・バーンズ(Corbin Burnes )が受賞しました。

Congratulations!

投票方法

 サイヤング賞の投票は30人の記者が行うところまではこれまでのROY、MOYと同じなのですが、それらが1位から3位までの記載だったのに対し、サイ・ヤング賞は5位まで記載します。獲得ポイントは1位から5位へ5、4、3、2、1です。

2021シーズンの投手成績(主要部門)

 こちらはご参考までに。

ア・リーグナ・リーグ
【WIN】
G・コール(NYY) : 16-8
【WIN】
J・ウリアス(LAD) : 20-3
【ERA】
R・レイ (TOR): 2.84
【ERA】※
C・バーンズ (MIL): 2.43 
【SO】
R・レイ(TOR) : 248
【SO】
Z. ウィーラー(PHI): 247
【SV】
L・ヘンドリクス(CWS): 38
【SV】
M・マランソン (SDP): 39

ALサイ・ヤング賞 ロビー・レイの投票結果

 ロビー・レイですが、ご覧の通り圧勝。誰だ、ゲリット・コールを1位に入れたのは?(ジェイソン・ベックさんという記者でした)。 確かにシーズン後半に伸びましたからね。

Name1位2位3位4位5位Pt
1. ロビー・レイ(TOR)291207
2.ゲリット・コール(NYY)129123
3.ランス・リン (CWS)115548
4. ネイサン・イオバルディー(BOS)86541
5. カルロス・ロドン(CWS)48634
6. フランキー・モンタス(OAK)26321
7. ランス・マッカラーズ・Jr. (HOU)14314
8. リアム・ヘンドリクス(CWS)3110
9. ホセ・ベリオス(MIN/TOR)1138
10. クリス・バシット(OAK)22
11. ルーカス・ジオリト(CWS)11
12. ライセル・イグレシアス11
2021 AL サイ・ヤング賞投票結果

 レッドソックスのネイサン・イオバルディが4位に入りましたね。そして5人選ぶということで、評価してあげてという投手も何人も入りました。クローザーが2人、リアム・ヘンドリクスとライセル・イグレシアスが入りました。そしてカムバッカーが頭部に直撃して一時離脱したクリス・バシットにも票が入ったのは嬉しいことではあります。

BBWAA投票結果

NLサイ・ヤング賞 コービン・バーンズの投票結果

 ナ・リーグの投票結果は以下の通り。やはり割れましたね。ザック・ウィーラーかと思っていましたが、コービン・バーンズが上回りました。

Name1位2位3位4位5位Pt
1. コービン・バーンズ(MIL)121431151
2. ザック・ウィーラー(PHI)129441141
3. マックス・シャーザー (WSH/LAD)65136113
4.ウォーカー・ビューラー(LAD)2917170
5 ブランドン・ウッドラフ(MIL)21721
6. ケビン・ゴーズマン(SFG)147
7. アダム・ウェインライト(STL)33
8. フリオ・ウリアス(LAD)33
9. ジェイコブ・デグロム(NYM)11
2021 NL サイ・ヤング賞投票結果

 コービン・バーンズを4位に、そしてザック・ウィーラーを5位に投票している記者がいますね。これはちょっと信じられない。

 ファイナリストに入らなかったウォーカー・ビューラーですが、4位には入りました。ファイナリストへのランクインもこの投票の通り、4位だったのかもしれませんね。しかし、ドジャースのフリオ・ウリアスは20勝をマークしたのに8位とは。本人が不貞腐れないか心配ではあります。

BBWAA投票結果 

【AL】ロビー・レイ、ERA大悪化からの変身

 勝負事をしている人は進化を望みます。それが投手の場合、新しい球種のマスターであったり、セットポジションの改善であったりします。

 ロビー・レイの場合は短縮シーズンとなった2020年、さらなる進化を目指し、テイクバックを変えました。ちょうどホワイトソックスのルーカス・ジオリトや、インディアンスの右腕(シェーン・ビーバー、アーロン・シバーリなど)のようにコンパクトなテイクバックに。

 ところがこれが大失敗。2020年前半(ARI)では31イニングで31BB、ERA 7.84と大荒れ。そして2020年トレードデッドラインでブルージェイズへ移籍。もともと移籍市場では非常に注目されていたのですが、2020年の前半の成績が悪すぎて、Dバックスも有効なカードとして使うことが出来ませんでした。Dバックスももう少し状況をきちんと捉えておけば、いい出し方が出来たのですが、これはだめだという感じで手放しましたね。

2014タイガースの先発陣がサイヤング賞ローテーションを完成

 なお、SNSで話題になっていたのは、2014年のタイガース・ローテーションがサイ・ヤング賞で埋まったという点。

 もっとも、アニバル・サンチェスとドリュー・スマイリーもいたので、ローテーション全員がサイ・ヤング賞というワケではありませんが、すごいメンバーでしたね。

「ERAランク=162イニングが必要」はそろそろ変え時に

 記者がサイ・ヤング賞の投票を見る際に参照する指標の一つがERA。

 シーズン中、ERAのランキングに出ては消えを繰り返したのがホワイトソックスのランス・リン。彼は投票では3位に入りました。勝利数が11と伸びなかったのが痛かった点ではあります。

 ランス・リンのERAは2.69で、ALのタイトルを獲ったロビー・レイの2.84を上回りました。しかし、ERAのランキングには入れず。

 理由はERAランキングには162イニングが必要というルールがあるからです。今季のランス・リンは157.0イニングでこのスレッシュホールドに達せず。ちなみにロビー・レイは193.1イニング。そして両リーグを通じてNO.1 ERAとなったNLのコービン・バーンズ(2.43)は167.0イニングで、かなりギリギリ。

 スターターのイニング数が減っている中、このスレッシュホールドは考え直す時期に来ているのかもしれませんね。もう何年も前から言われていることではあります。

 2020年の後半にはもとのスイングに戻しました。

 ただ、この試行錯誤に無駄はなく、これが2021年の大飛躍へとつながることになります。

  2021シーズンは32スタートで193.1イニングを投げ、13勝7敗。ERAは2.84で、ア・リーグタイトルを獲得。奪三振248は常連のゲリット・コールを上回りました。WHIPは1.045、ERA+は154。

 ロビー・レイの場合、質、量ともにNO.1という受賞です。

【NL】コービン・バーンズは、効率の良い投球

 今季、コービン・バーンズはERA 2.43をマークしましたが、シーズン中にはその効率の良い投球で何度もトピックを飾りました。

 特に評価すべきは、BBの少なさ。167イニングを投げ、34しかありません。

 ほかにも、FIP 1.63、HR9 0.4、SO 9 12.6、SO/Wが6.88とナ・リーグのタイトルを獲り、ERA+は176。

評価指標にIPとSOは?

 筆者などはオールドスクールの考え方なのでしょうが、スターターの評価指標でついつい見てしまうのは、やはりイニング数と奪三振数。量という点になるでしょうか。

  • コービン・バーンズ:28スタート/ 11-5/ ERA 2.43/ 167.0 IP/ 0 CG/ 0 SHO/ 234 SO
  • ザック・ウィーラー:32 スタート/ 14-10/ ERA 2.78 / 213.1 IP/ 3CG/ 2SHO/ 247 SO

 もし投票権があったなら、ウィーラーに入れていたでしょうね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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