スポンサーリンク

【MLB2021移籍】レッドソックス、スラッガーのハンター・レンフローと1年で合意!

BOS、右のOFを獲得

 ようやくレッドソックスのオフシーズンのニュースが入ってきました。今オフは投手補強に力を入れるレッドソックス。巨人軍の菅野投手のポスティングに参戦する噂も立っておりますが、その前にOFを補強しました。

 現地2020年12月14日、レイズからFAとなっていたOFで右打者のハンター・レンフロー(Hunter Renfroe )と契約。1年での合意です。

契約詳細

 サラリーは1年/$3.1M (2021)。それに加えてパフォーマンス・ボーナスが設定されており、$0.6Mです。よって最高で総額は$3.7Mに。2021年でMLSが3.165となるハンター・レンフローは今オフが調停のファーストイヤーでした。

 しかし、現地2020年11月20日のルール5ドラフトに合わせたロスター(40man)の調整でDFAに。ウェーバー期限でもあった25日までにトレードが成立しなかったので、マイナーへアウトライト。そして翌26日にFAとなっていました。

 2020年のレイズとのサラリーが1年/$3.3Mだっただけに、調停を避けて$4Mほどは見込まれていたのですが、上記のような理由で前年より少しダウン。パフォーマンスボーナスでなんとか上回ってください!という設定になりました。

苦しんだ2020シーズン

 DFAからFAの口実となってしまったのが2020年の成績。ハンター・レンフローは42試合に出場し、122打数19安打、打率.156、OBP .252、SLG .393、OPSが.645。

 壊滅的に悪かったのです。2020年は調整が難しかったというのがよくわかる成績です。

本来はパワーヒッター

 2016年にデビューしたハンター・レンフローは2017シーズンからビッグリーグで本格稼働。

 メジャー2年目となる2017年にはHR 26本、二塁打 25本を記録。2019年までの3年間で計85HRを放ったスラッガーでもあります。

左投手に強い

 また傾向として、左キラーでもあります。2019年の成績では右投手との対戦打率が.208だったのに対し、左投手相手では.239。結構な差があります。

2019年にGGファイナリスト

 ハンター・レンフローはパワーヒッターというだけでなく、外野の守備もいいです。2019年にはゴールドグラブ賞でLFのファイナリストにも選ばれたほど。

  最も得意なポジションはLFですが、パドレス時代からCF、あるいはRFも経験しています。2018年のRFでのフィールディング%は.952でしたが、2019年には.992にアップ。ちなみに2020年は.953に落ちました。

 メジャーのOFは打たなければサインされませんので、どの選手も打撃練習は熱心です。ハンター・レンフローは打撃とともに守備も向上させたということで、ひたむきさも併せ持ったところがあります。

 フェンスが低く、ライン際はスタンドがせり出し、さらにポール際の距離が短いフェンウェイのRF。非常に難しい言われるポイントですが、ハンター・レンフローがどこまでうまくやるのかは注目ですね。あるいはベルデューゴにRFを任せ、レンフローはCFで起用というパターンもあります。

CFはベルデューゴ

 ただ、ベースボール・オペレーション社長のハイム・ブルーム氏の考えでは、CFにはアレックス・ベルデューゴをというプランのようです。

RFにレンフロー

 外野の送球は遠投すればするほどシュート回転になりがち。たとえメジャーリーガーであっても助走不足や体制悪さによって十分に送球を下に叩けず、シュート回転してしまうことがあります。

 その点でRFは捕手がタッチしやすい方向に曲がる右投げの方が良いという意見もあります。アレックス・ベルデューゴ、アンドリュー・ベニンテンディの二人は左投げ(左打ち)。そうなると今のところは右投げはハンター・レンフローしかしかいませんから、RFにレンフローということになりそうです。

ジャッキーとのサインはもうなさそう

 上記の通り、FAとなったCFにベルデューゴというプランのようですから、ジャッキー・ブラッドリー・ジュニアとの再契約はちょっと厳しいかもしれません。

 絵に書いたようにDRS(Defensive Runs Saved)の瞬間を見せてくれるジャッキーがいなくなるのはファンにとっても、そして投手陣にとっても残念なことですね。

ロサリオの補強も消えたか?

 またアレックス・コーラの監督復帰により、プエルトリコ・コネクションでエディー・ロサリオのレッドソックス入りも囁かれていましたが、今回のハンター・レンフローの加入でこちらも消えたかもしれませんね。

 ちなみにRFはJ.D.マルチネスも守ることがあります。よって、これ以上OFを獲得するかどうかは微妙なところです。

ハンター・レンフローの略歴 

 ハンター・レンフローは1992年1月28日生まれの28才(現地2020年12月15日時点)。1月の誕生日がくれば29才。

 もともと高卒時にレッドソックスから31巡目で指名を受けていました(2010年)。しかし、ミシシッピ・ステートに進学。2013年、パドレスから1巡目指名を受け、プロ入り。全体順位は13番目。

  2019年までパドレスでプレー。2019年12月に、トミー・ファム、ジェイク・クロネンワースとのトレードでレイズへ。

  2021年でメジャー6シーズン目を迎えます。

  なかなかいい補強だったのではないでしょうか。

  お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLBアウォード2025】ア・リーグのMVPはアーロン・ジャッジが受賞!カル・ロリーは僅差で及ばず
【MLBアウォード2025】大谷、ナ・リーグのMVPに輝く!NLでは2年連続、個人では3年連続4度目の受賞に(いずれも満票)!
【MLBアウォード2025】サイ・ヤング賞はタリク・スクーバル(AL)とポール・スキーンズ(NL)が受賞
【MLBアウォード2025】MOY(監督)はCLEのスティーブン・ボートとMILのパット・マーフィーが2年連続で受賞
【MLB2025】エマニュエル・クラセが賭博の不正投球容疑で起訴。MLBキャリアどころか、人生の危機に直面
【MLBアウォード2025】ROY(ルーキー)はA’sのニック・カーツとATLのドレイク・ボールドウィンに決定
【MLB2026】ヤクルト・村上のポスティング手続きの詳細と獲得見込みのクラブについて
【MLBアウォード2025】シルバー・スラッガー賞は大谷、カル・ロリー、ニック・カーツらが受賞
【MLB2026FA】クオリファイング・オファー(QO)を提示されたのはタッカー、シュワーバー、今永など計13名
【MLB2026】パドレス、新監督に元リリーバーのクレイグ・スタメン(41)を任命
【2025プレーヤーズ・チョイス】POYはマリナーズのカル・ロリーに決定!大谷は入らず!
【MLB2026】ダルビッシュ投手が右肘UCLの手術を実施。2026シーズンは全休となる見込み
【MLB2025】ドジャース、連覇の華やかなパレードを実施!すでに3ピートも視野に
【MLB Awards 2025】ゴールドグラブ賞が決定!ボビー・ウィット(SS)、PCA(OF)らが受賞
【2025WS_7】山本由伸が世界一の投手に!ミゲル・ロハスが同点HR、ウィル・スミスが勝ち越しHRを放つ!
【2025WS_6】ウォールにボールが!ドジャースが大ピンチを凌いで決戦に持ち込む!ムーキーもタイムリー
【2025WS_5】トレイ・イェサベージ、ドジャースをも封じる!7回、3ヒッター、12K!
【2025WS_4】ついに大谷がワールドシリーズで二刀流を披露!7回途中で6Kと力投するも黒星
【2018 & 2025WS_3】ムーキー、マンシー、カーショウがキャリア2度目のWSでの延長18回を経験!
【2025WS_3】延長18回、大谷が9打席!しかも2HR、2ダブル、5BB !
【2025WS_3】フレディー・フリーマンがまたもWSでサヨナラHR!佐々木、ウィル・クラインらの好投に報いる!
【MLB2026】オリオールズの新監督にクレイグ・アルバナズが就任!CLE躍進の立役者
【2025WS_2】山本由伸が強打のブルージェイズ打線を相手に完投!2試合連続完投&20人連続アウト!
【2025WS_1】大谷が記念すべきワールドシリーズ初HRを放つ!このシリーズはメイソン・フラハーティーとの対決に注目!
【2025WS_1】ブルージェイズ、6回にGSを含む9得点で大勝!ドジャースは継投に失敗
【MLB2026】ブルワーズGMのマット・アーノルドがPresident of Baseball Operationsに昇格
【MLB2026】ジャイアンツが大胆な監督交代!テネシー大のトニー・ヴィテロ氏を起用!
【MLB2026】エンゼルスの新監督はカート・スズキに決定!
【2025ALCS_7】ジョージ・スプリンガーが殊勲の逆転3ランHR!ブルージェイズがワールドシリーズへ進出!
【2025ALCS_6】ブルージェイズ、2HRとイェサベージの好投でGm7へ!マリナーズはDP3つと運なし
タイトルとURLをコピーしました