スポンサーリンク

【MLB移籍2020】パドレス&マリナーズ間でT・トランメル、A・ムニョス、A・ノラら7人が動くトレードが成立!

ブロックバスター・トレード成立

 現地2020年8月30日、パドレスとマリナーズ間で中堅どころの選手をメインに7名が動くブロックバスター・トレードが成立しました。

 この面々を見て驚いたのは確かにパドレスも良い選手を獲得したと言えますが、それ以上に良い選手を出し過ぎではないかといささか心配になるディールです。

トレード詳細

 ではこのトレードの動きを整理します。

【パドレスGET】

  • オースティン・ノラ(Austin Nola ): UTL(1B/C/2B)、30才/右投げ右打ち
  • オースティン・アダムス(Austin Adams ):RHP/29才/右投げ右打ち
  • ダン・アルタビラ(Dan Altavilla ):RHP/27才/右投げ右打ち

【マリナーズGET】

  • テイラー・トランメル(Taylor Trammell):OF/22才/左投げ左打ち
  • タイ・フランス(Ty France): INF/26才/右投げ右打ち
  • ルイス・トレンズ(Luis Torrens): C/24才/右投げ右打ち
  • アンドレ・ムニョス( Andres Munoz):RHP/21才/右投げ右打ち

選手プロフィール

【パドレスGET】オースティン・ノラとは

 もうベテランの部類に入るユーティリティーです。もともとは2012年、マーリンズ5巡目指名でプロ入り。デビューは遅く、2019年6月。なんと29才のシーズンです。

 2019年は残りシーズンにほぼフル出場。79試合で、打率.269、OBP .342、SLG .454、HR10。

 2020シーズンはほぼフル出場の29試合で、打率.303、OBP .373、SLG .531、HR5と非常に好調。これはパドレスにとって非常に戦力となる選手。

【パドレスGET】オースティン・アダムスとは

 2012年エンゼルス、8巡目指名の投手。2016年、エンゼルスがナショナルズからダニー・エスピノーザを獲得したトレードで他1名とともにナショナルズへ。

 2019年5月、マイナーの投手プラス金銭でナショナルズからマリナーズへ移籍。2019年はナショナルズとマリナーズで30試合に登板。

 2019年9月にACL(膝前十字靭帯)を断裂。2020年8月31日時点で60DaysILです。

 アンドレ・ムニョスもILゆえにこれはマリナーズに押されたか。

【パドレスGET】ダン・アルタビラとは

 2014年マリナーズ5巡目指名のリリーバー右腕。デビューは2016年8月。2017年には41試合に登板。2020シーズンは13試合に登板し、ERA 7.71。なおキャリア通算のERAは4.08。

 リリーバー補強です。

【マリナーズGET】テイラー・トランメルとは

 2016年レッズ1巡目指名のOF。そして2018年、フューチャー・ゲーム・MVPを獲った選手。

 Pre-2020のMLB.comのトッププロスペクト・ランキングでは57位。ちなみにPre-2019では16位でした。

 2019年のトレードデッドラインで、トレバー・バウアー、ヤジエル・プイーグ、フランミル・レイエス、ローガン・アレンらが動いたトレードでパドレス入り。

 2年連続でTDLで動いたプロスペクトです。トレードの切り札にしたくなるほどの良い素材の選手とも言えます。

【マリナーズGET】タイ・フランスとは

 2015年パドレス34巡目指名でプロ入り。デビューは2019年4月。内野のユーティリティーとして活躍。2020シーズンは20試合で、打率.309、OBP .377、SLG .491。

 ミッチ・モアランド獲得の余波で出場機会減が懸念されそうな状況でしたが、マリナーズはそこをうまくついたのかもしれませんね。良い選手です。

 

【マリナーズGET】ルイス・トレンズとは

 ジェイソン・カストロのパドレス移籍の記事にも記載したゲームにも出ている捕手。24才というのが魅力です。

【マリナーズGET】アンドレ・ムニョスとは

 21才の剛球リリーバー右腕。パドレスが出してはいけない投手。超ハードスロー・ライティーです。

 ただ、現地2020年3月20日、トミージョン手術で今季は全休。2021年夏には復帰できただけに、どうして出したのか?という疑問がつきまといます。

 ひょっとしたら、マリナーズからつきつけられたオースティン・ノラの交換条件がムニョスだったかもしれません(推測です)。

 

SDP、目先の勝利にこだわったか?

 全体としてこのトレードのパドレスにとっての意味は、いささかわからないところがあります。それくらい良い選手を出しすぎているのではないかと思います。

 新しい選手を獲得したことにより、出場機会が少なくなる選手を出したという点では、選手にとってはプラス面も多いでしょう。それはマリナーズに行っても、保証されている訳ではありません。怪我人も考慮し、キープしておいた方が良いのではないかとも思うディールでもありました。 

 どうしてもオースティン・ノラがほしかったのかもしれませんね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】レッドソックス、試練の終盤戦へ!ローマン・アンソニーが腹斜筋を傷めてIL入り
【MLB2025】ジャイアンツ vs ロッキーズ戦でデバースの一発を巡り、ベンチクリアー!
【MLB2025】大谷、プロスペクトのババ・チャンドラーから強烈な一発(46号)!しかし、ドジャースは敗戦!
【MLB2025】パドレスのスーパー・ブルペン、ジェイソン・アダムが左足大腿四頭筋を傷めて離脱へ
【MLB移籍2025】フィリーズ、ウォーカー・ビューラーをマイナー契約で獲得!
【MLB2025】センセーショナルな活躍を見せるA’sのニック・カーツが右腹斜筋を傷める
【MLB2025】レッドソックス、アロルディス・チャップマンとの延長契約(2026)に合意
【MLB2025】レッドソックスのペイトン・トールが鮮烈デビュー!P・スキーンズとの投げ合いで好投!
【MLB2025】レッドソックス、ウォーカー・ビューラーをリリースへ
【MLB2025】カイル・シュワーバーが1試合4HR!HR数は49となり、NL単独トップに
【MLB2025】ブルワーズのクローザー、トレバー・メギルが屈筋腱を傷めてILへ
【MLB2025】大谷が移籍後初勝利!ドジャースは計19奪三振の大記録を打ち立てる!
【MLB2025】ネイサン・イオバルディがローテーター・カフを傷めてシーズン・エンドの見通し!
【MLB2025】エンゼルス、ジェイコブ・デグロム先発のレンジャーズに4-0でシャットアウト勝利
【MLB2025】ザック・ウィーラー、胸郭出口症候群(TOS)と診断される!手術必至で2025年のシーズン・エンドが濃厚
【MLB2025】ドジャース、フリーマンの2発と大谷の45号でパドレスに快勝!山本が11勝目をマーク
【MLB2025_8月】パドレスが盤石の試合運びで連勝して単独首位へ!ドジャースはたったの2安打
【MLB2025】ギャレット・クロシェが11Kで14勝目!レッドソックスは12得点!
【MLB2025】ブライアン・ベイヨーが7回スコアレス投球!レッドソックス、ヤンキースに1-0で勝利
【MLB2025】シェーン・ビーバー、TJから華麗に復帰!!6回9Kの快投を披露
【MLB2025】不全骨折(ヒビ)のまま強行出場を続けたカイル・タッカーが34日ぶりにHRを放ち、勝利に貢献!
【MLB2025】デバースがいなくなってもアンソニーが!レッドソックス、ブロンクスでの熱戦を制す
【MLB2025】ドジャースが悲惨な敗戦!ロッキーズに完敗。先発の大谷は打球が足に直撃して途中退場
【MLB2025】ドジャース、大谷の44号HR & A・コールの活躍でロッキーズに完勝!
【MLB2025_8月】ドジャースが底力を発揮してパドレスをスウィープ!直接対決の勝ち越しも決め、優位に立つ
【MLB2025】フィリーズのザック・ウィーラーが右肩付近の血栓のため、15 Days ILへ
【MLB2025】アストロズのジョシュ・ヘイダーは左肩関節包の捻挫と判明。しかし、PSでの復帰に意欲
【MLB2025_8月】PCAが復調の3安打!しかし、スピードが裏目に出るミスも出てカブスは敗戦
【MLB2025】ナショナルズ、ナサニエル・ロウをDFAに
【MLB2025】ブルワーズが12連勝を達成!8月は負け無し!(追記:14連勝でフィニッシュ)
タイトルとURLをコピーしました