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ナショナルズが首都D.C.で盛大に優勝パレード。「サイン、レンドン」の声援も

2019 ワールドシリーズ優勝パレード

 現地2019年11月2日土曜日の午後、首都D.C.でワシントン・ナショナルズのワールドシリーズ優勝記念パレードが行われました。

 快晴で少し肌寒い中ではあったようですが、街頭にはたくさんのファンがおしかけ、街はチームカラーの赤一色に染まりました。オレンジ色の街路樹もこれから赤一色になろうとしており、ナショナルズを祝福するかのようか雰囲気を演出しました。

首都D.C.のプロスポーツは良い成果つづき

 ここのところ、首都D.C.ではスポーツのお祝い事が立て続けに起こっています。ご覧の通り、前年にはアイスホッケーのNHLのキャピタル頭がスタンレーカップ(アイスホッケー版ワールドシリーズ)に優勝。今年に入って、女性のプロバスケットボールリーグのWNBAでミスティクスがチャンプに。そしてナショナルズがワールドシリーズ・チャンプとなったのはご存じの通りです。

  • 2018: ワシントン・キャピタルズ・スタンレーカップ・チャンプ
  • 2019: ワシントン・ミスティクス(Mystics) WNBA チャンプ
  • 2019: ワシントン・ナショナルズ ワールドシリーズ・チャンプ

D.C.市長も大いに祝福

  D.C.市長のミュリエル・バウザー(Muriel E. Bowser)さんは、チャンプがつづくD.C.スポーツ界に敬意を表するように、「これからD.CはDisctict Colombiaではなく、District Championsね」とわりと気の利いたスピーチを行いました。なかなか良いですね。

 このハウザーさんはワシントンD.C.での娯楽目的の大麻の販売を合法化する法案を2019年5月に発表したりといささか物議を醸している人でもあります。これは米国の事情もあり、2014年に有権者の賛成多数でD.C.内での少量の大麻の栽培及び所持が認められる法律が可決されてはいるものの、連邦予算の規定でそれに課税することが出来ないなど、いささか法的にテクニカルな部分も含まれた上での決断です。まあ、2020年に選挙があるらしいのでそれまでに実績をというところが本音だとは思います。

94才オーナーの人生分

 今回ナショナルズがDC.のクラブとしては1924年のワシントン・セネターズ以来、95年ぶりのワールドシリーズ・チャンプとなったわけですが、オーナーのテッド・ラーナー(Theodore N. Lerner )氏は94才。まさに一生に一度の出来事に感激していました。

D・マルチネス監督のハートフルスピーチ

 そして、監督のデーブ・マルチネスのスピーチはとてもアツいものとなりました。

“I got players telling me watch my heart. I got fans screaming at me ‘Your heart, Davey, your heart, Davey.” I’m gonna tell you something. All this right here has cured this heart.”

 なんとも和訳しにくい表現ですが、要は「皆さんと心は一つです」ということをおっしゃりたいのだと思います。ただ、勝負強かったマルチネス監督の采配のポイントはこれかな?などとも思いました。

 的確な状況判断をもとに、選手一人一人のハートが前を向いているか、そして采配する自分の本心はどうなのか?つねに自問自答してきたのではないかと思います。よって、最高の答えを出すために常に自分の良心や本心に従った結果の戦略であり、采配だったということではないでしょうか。全てが正確に行われました。

 同じポストシーズンを戦った監督の中には投手起用において迷いが見られた人もいましたの、正反対だったと思います。

「サイン、レンドン!」

 街頭でのパレードの際には今季でFA資格を取得することとなるアンソニー・レンドンに「サイン、レンドン!」の声が多数上がりました。

 なお、上の動画では「MVPコール」から始まり、レンドンが喋り始めると盛り上がってスピーチの邪魔をするという天丼(お笑い用語で繰り返しにより笑いをとること)が行われました。

 それにしても本当に仲の良いチームだったのだなと改めてと思いました。  

鳴り響くベイビーシャーク

 そしてこの日もベイビーシャークが鳴り響きました。

 シャーザーが最前列でノリノリなのが見ていて微笑ましいです。

ドジャー、「嫁に殺される!!」

 そしてこの日もっともハメを外したのはブライアン・ドージャー。”Calma”に乗って上半身裸となり、アニバル・サンチェスを抱きかかえつつ、股間も握り、最後まで踊り続けたのでした。

 そして途中で、マイクに向かって”My Wife gonna kill me”と一言。

 実際に、「恥ずかしいことをして!」と怒られたどうかは定かではありません。

 以上、めでたいニュースでした。あらためておめでとうございます!

 お読みいただき、ありがとうございました。

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