M・シャーザー、40歳のシーズンはトロントで
現地2025年1月30日、ブルージェイズがマックス・シャーザー(Max Scherzer)と1年契約で合意です。現時点ではフィジカルチェックの結果待ちです。
マックス・シャーザーは1984年7月27日が誕生日なのですが、2025年は40歳で開幕を迎え、誕生日で41歳になります。タイガース時代の元同僚ジャスティン・バーランダーもジャイアンツ入りが決定。ともにサイ・ヤング賞を3度受賞している現役レジェンドが2025年もマウンドに上がります。
契約内容
ブルージェイズとマックス・シャーザーの合意内容は大筋で以下の通り。
- 1年/ $15.5M保証(2025)
いみじくもジャスティン・バーランダーも$15M保証でサイン。普通に考えれば40歳を超えてこの金額でディールされる二人はやはりすごいですね。
2024年は故障続きだったシャーザー
マックス・シャーザーはジャスティン・バーランダーと並んで世代最高の投手の一人であり、将来の殿堂入り候補でもあります。
かつては、2009年から2018年まで毎シーズン30試合以上先発登板したタフな投手でしたが、直近は過去3シーズンとも大幅に登板機会を減らしており、2022年は斜角筋の捻挫でもあり23試合の登板、2023年は肩の張りと背中の痙攣で27試合の登板となりました。
さらに2024年はレンジャーズで9試合のみの登板にとどまり、2勝4敗、ERA 3.95。
2024年は怪我に悩まされたシーズンで、2023年のオフシーズンに背中の椎間板ヘルニアの手術を受け、2024年6月23日にようやくシーズンデビュー。その後、肩の疲労を発症し、8月いっぱい離脱し、9月に1試合先発してハムストリングを傷めてそのままシーズン・エンドに。
怪我さえなければというレジェンドはこのオフ、 なかなか決まらず結果的にブルージェイズが手を挙げました。
シャーザー
シャーザーは今オフがキャリア3度目のFAでした。
1度目は2014シーズン終了後で、このときは2015年1月にナショナルズと7年/$210M (2015-21)でサイン。シャーザーはナショナルズでキャリア2度目(2016)と3度目(2017)となるサイ・ヤング賞を受賞し、他の3シーズンでもトップ3入り。そして2019年にナショナルズのワールドシリーズ制覇に貢献。ポストシーズンでは3勝0敗、ERA 2.40の成績を残し、ワールドシリーズGm7では首を痛めながらも先発しました。
ナショナルズとの契約最終年の2021年にドジャースにトレード。
その後、メッツと3年/$130M (2022-24)という大型契約でサイン。
メッツでの初年度はERA2.23を記録してプレーオフに進出。
2023年にレンジャーズにトレード。ここでもワールドシリーズ制覇を体験しました。
この現役レジェンドはオールスターに8度出場し、通算216勝112敗をマーク。サイ・ヤング賞3度、WAR75.4。現役投手では、バーランダーの次に勝利数が多く、WARの値はバーランダーとクレイトン・カーショーに次いでおります。
ブルージェイズのローテーション
これによりブルージェイズのローテーションはケビン・ゴーズマン、ホセ・ベリオス、クリス・バシットに加え、2023年と2024年の一時期に非常に品質のよかったボーデン・フランシス、そしてマックス・シャーザーとメンバーは非常によくなりました。
シャーザーの場合はとにかく怪我がなければというところです。
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