シャーザーVSビューラーの初顔合わせ
現地2019年5月11日、ドジャー・スタジアムでのナショナルズ@ドジャース戦は楽しみなカードでした。
なぜなら、マックス・シャーザーとウォーカー・ビューラーの投げ合いが見られたからです。
ウォーカー・ビューラーは2017年9月7日デビューで、シャーザーの2017年のドジャース戦先発は6月6日のみなので、この年は2人の対戦はなし。
そしてシャーザーのドジャース戦登板は2018年は4月20日と5月19日の2度だけ。
(2018年のシャーザーのドジャース戦)
よって、この2人が投げ合うのは今回が初めて。
どんな展開になるのか非常に楽しみだったのですが、やはり期待以上となりました。
ビューラー、ステラーな登板!
結果だけから見れば、ビューラーに軍配とも言えますが、とにかくすごい投げ合いとなりました。
ウォーカー・ビューラーは立ち上がりこそアダム・イートン、ビクター・ロブレスの1・2番に連打を許したもののピンチらしいピンチはこの時のみ。
中盤の5回、6回、7回は打者3人ずつで斬って取る安定した内容。
ビューラーは7回、97球を投げて、被安打4、失点0、与四球1、奪三振7。
非常によかったです。
シャーザーはまさに力投
一方ほマックス・シャーザーは3回裏1アウト後にマックス・マンシーに四球を与た直後にジャスティン・ターナーに一発を浴び、2点の先制を許す展開に。
6回は三者凡退に抑えるも、それ以外は毎回ランナーを背負うピッチング。しかし粘りの投球を披露を見せ、失点は3回裏の2ランHRのみでした。我慢強くゲームメイクしたところはさすがでした。
下のゲームリキャップをご覧になるとシャーザーがいかに力投したかがよくわかります。
シャーザー、今季は登板日にチームが敗戦
実は今季のシャーザーは登板日にチームが負けるというジンクスが立っており、なかなか勝ち星がつかない状況が続いていました。
2019年5月6日までのシャーザーの登板ログ
- 3/28 : NYM Lose 0-2 / 0勝1敗
- 4/2: PHI Lose 2-8 / 0勝2敗
- 4/7: @NYM Win 12-9 / 1勝2敗
- 4/14: PIT Lose 3-4
- 4/20: @MIA Lose 3-9 / 1勝3敗
- 4/26: SDP Lose 3-4
- 5/1: STL Lose 1-5 / 1勝4敗
- 5/6: @MIL Lose 3-5
8戦に登板してチームは1勝7敗。本人の成績も1勝4敗と負けが先行。
特に直近の5試合はチームも5連敗を喫するなど、なかなか精神的にハードな状況が続いていたのも熱投の要因になったと思います。
ナッツ、8回に満塁の大チャンス
ドジャースが2-0とリードして迎えた8回表、ナショナルズは大チャンスを迎えました。
ドジャースはこの回からビューラーに代えて、ペドロ・バイエスをマウンドに送ったのですが、これが結果的には失敗に。
バイエスは先頭のウィルマー・ディフォにシングルを打たれ、先頭打者の出塁を許しました。
ナショナルズはここが勝負どころと見てつづくシャーザーの打席にハウィー・ケンドリックを代打に起用。
そのハウィー・ケンドリックは3Bゴロでダブルプレーコースの当たりだったのですが、ジャスティン・ターナーが2Bへスローイングエラー。
これでノーアウト1・3塁。これはピッチャーにとってはアンラッキーでした。
さらに、ナショナルズは偽装スクイズか??というようなアダム・イートンの送りバントで1アウト2・3塁とヒット1本で同点の状況に持っていきます。
バイエスはつづくビクター・ロブレスに四球を与え、1アウト満塁に。ナショナルズは大きなチャンスを迎えました。
つづくフアン・ソトがタイムリーを放ち、1-2と1点差に。
バイエスはここで交代。ドジャースはディラン・フローロをマウンドに。
フローロは当たっているアンソニー・レンドンを三振に斬って取り、2アウトまでこぎつけますが、ここでバッターはへラルド・パーラ。
移籍したばかりのG・パーラが起死回生のGS
パーラはベテランらしくじっくりと見ました。そして5球目、コントロールミスした4シームをフルスイング。
これが起死回生のグランド・スラムに。
ナショナルズが5-2と大逆転。
これが決勝点となりました。
ナショナルズ投手陣はシャーザー降板後、ワンダー・スエロが8回を無失点投球、さらに9回はショーン・ドゥーリトルが抑え5-2で大逆転勝利を納めました。
パーラは移籍したばかり
へラルド・パーラは今季は2月にジャイアンツとマイナー契約を結ぶも、5月3日にDFAとなり、5月7日にマイナー行きとなりましたが、同日FAを選択。
5月9日にナショナルズが獲得したばかりでした。
リキャップです
先発が双方ともに譲らないピッチングを見せたままゲームが進んだ場合、リリーバーの誰かに綻びがあればそこから容赦なく失点してしまうことがありますが、今回はそのパターンでした。
ドジャースはビューラーの好投を活かせず。
とにかく、両先発はピッチングでした。
2018年のポストシーズンでも思ったことですが、ドジャースのロバーツ監督は結構継投で失敗してますね。
お読みいただき、ありがとうございました。
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