スポンサーリンク

【MLB2024】メッツ、ルイス・セベリーノを獲得!1年契約で合意

セベリーノ、クイーンズで復活を目指す!

 現地2023年11月29日、ヤンキースからFAとなっていたルイス・セベリーノ( Luis Severino)のディールが決まりました。メッツと1年契約で合意です。

 かつて2017年、2018年に圧倒的なピッチングを見せた右腕は、肩の故障に泣かされ、ついにはトミージョン手術まで受ける事態に。あの栄光からすでに5年、6年が経過。復活を期する舞台はブロンクスではなく、クイーンズということになりました。

契約内容

 すでに判明しているディールはご覧の通り。

  • 1年/$13M保証(2024)
    •  パフォーマンス・ボーナス:$2M

 1年契約$13M保証に加えてパフォーマンス・ボーナスが$2Mほど付きます。

ルイス・セベリーノとは?

 ルイス・セベリーノを一言で言えばかつてのヤンキースのエースですね。  

 1994年2月20日生まれで現地2023年11月29日時点で29才ですが、2024年のスプリング・トレーニングの途中で30才になります。ドミニカ共和国出身。

 デビューは2015年で21才の時。シーズン後半の8月のデビューで5勝をマーク。この頃はC.C.サバシアの晩年で、マイケル・ピネダ、ネイサン・イオバルディ、田中将大投手の3人が中心で、ルーキーのルイス・セベリーノが台頭してきたという状況でした。

 2年目の2016年、大いに期待されたルイス・セベリーノですが、ラフ・スタートが続き、4月、5月で計7試合に先発し、0勝6敗、ERA 7.46を叩き出すというとんでもない背信投球を繰り返します。上腕三頭筋のはりで一度、マイナーに落ちます。6月後半に復帰するも、リリーフでの登板となりました。先発に戻ったのは9月の後半です。

輝いた2017年/2018年

 しかし、翌2017年、ローテーションの座を勝ち取ったセベリーノは、前半戦は5勝4敗、ERA 3.54とまずまずの数字ながら、106.2 IPで124 SOをマーク。この実績が認められオールスターにも選出(けが人の代役ではありましたが)。良かったのはASGブレーク後。7月20日から9月27日まで計13試合に登板し、79.2 IPで9勝2敗、ERA2.37をマーク。このシーズンは14勝をマークしました。ただ、ポストシーズンではツインズとのワイルドカードで1回持たず、0.1イニングで3失点、2HRと炎上。オフにはサイ・ヤング賞の投票で3位に入ります。

 翌2018年、ルイス・セベリーノはさらに輝きます。オープニング投手にもなったセベリーノは前半だけで14勝2敗をマーク。しかもERAは2.12。このシーズンは好調な状態が最後まで続き、32先発、191.1 IPで19勝8敗、ERA 3.39、SO 220、BB 46。サイ・ヤング賞投票で9位に入りました。

地獄の4年/40Mドル契約

 2017年、2018年の活躍を受け、ヤンキースはルイス・セベリーノを囲い込みに入ります。4 年/$40M (2019-22)+2023 15M クラブ・オプションでサイン。FAをまたぐ形でサインしました。

 ところが、2019年、ルイス・セベリーノは肩の故障として厄介なローテーター・カフを傷めて開幕から離脱。

 ようやく復帰したのはシーズン終盤の9月半ばでした。ポストシーズンも見込んだ復帰でしたが、無理に投げさせる必要もなかったと思ったのですが、これがさらに怪我を悪化させます。ALCS登板後に前腕部に違和感があることが判明。翌2020年2月25日にトミー・ジョン手術を受けることとなり2020年は全休になりました。

 復帰したのは2021年9月20日。このシーズンは4試合に登板し、すべてリリーフで、6.0 IPで1勝0敗、ERは0。

 2022年、ようやく全快となったルイス・セベリーノは19試合に先発し、102.0 イニングを投げ、7勝3敗、ERA 3.18をマーク。4年契約最後の年になんとか希望を見いだせる成績を残し、ヤンキースはオフに$15Mクラブ・オプションを行使。

 2023年、契約のファイナル・イヤーとなったルイス・セベリーノでしたが、大腿筋の故障で5月までデビューできず、9月には斜角筋の故障でシーズンを離脱。結局、19試合、18先発、89.1 IPの登板に留まり、4勝8敗、ERA 6.65とさらなる残念な結果になったのでした。

 この4年契約はまさに生き地獄となったセベリーノでした。

とにかくヘルシーかどうか

 ルイス・セベリーノの場合、とにかく状態が良いかどうかだけです。メッツは千賀投手、ホセ・キンタナの2トップのみがローテーションの枠に収まっている状態。タイラー・メギル、ジョーイ・ルケーシーもおりますが、まだ確定ではなく、ここにルイス・セベリーノが入る余地はありそうです。ほんとうにコンディションだけですね。

 あの2017年-2018年の投球が蘇るかどうか、注目ですね。ナリーグ東地区はまたブレーブス、フィリーズと打ちますからね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】デビュー待ち!レッドソックスのローマン・アンソニーが497 ft (150m)の超特大GSを放つ!
【MLB2025】鈴木誠也が15号/16号の2本塁打!カブスはPCAにも一発が出てタイガースに勝利
【MLB2025】Dバックスのコービン・バーンズがトミー・ジョン手術へ
【MLB2025】Dバックスが敗戦確率99.9%からの大逆転!9回に6点差をひっくり返しATLに勝利
【MLB2025】パドレス、負けゲームをひっくり返す!9回に同点に追いつき、延長で勝利
【MLB2025】激アツ!パドレスが延長の末、1-0でジャイアンツを下す!最後はホセ・イグレシアスが決める!
【MLB2025】大谷が23号HR!さらに土壇場であわやHRかという大きな犠牲フライを放つも、ドジャースは延長戦で敗れる
【MLB2025】ドジャース、ライアン・ヤーブローの軟投に大苦戦!山本は今季初の早期降板
【MLB2025】DET-KCで壮絶な投手戦!マイケル・ワカとタリク・スクーバルがともに譲らず!(追記あり)
【MLB2025】ドジャース、18-2でヤンキースに大勝!大谷は2安打、ジャッジは2HR(21号)
【MLB2025】ジャッジの狼煙の一発に対し、大谷が2発で応酬!WSリマッチはドジャースが先勝!
【MLB移籍2025】ドジャースがトレードでレッズからアレクシス・ディアスを獲得
【MLB2025】カブス、鈴木誠也とPCAがRBIランクNO.1、2を争う
【MLB2025】大谷がMLB1番乗りの20号!ドジャースはコンフォート、マンシーにもHRが出て連勝
【MLB2025】山本がCLE戦で安定の投球!6勝目をマーク!大谷もリードオフHR(19号)で支援!
【MLB2025】122.9mph!パイレーツのオニール・クルーズがミサイルHRを放つ!
【MLB2025】レッドソックスのマーセロ・マイヤーがメジャーデビュー!Gm1ではデバースがサヨナラ安打!(追記あり)
【MLB2025】アクーニャが復帰戦で躍動!しかし、ブレーブスはチャンスで逆走!?して敗戦
【MLB2025】開幕から50試合!タイガースが33勝でMLBベスト!2006年以来の好成績
【MLB2025】山本が6回までノーヒッター!ドジャース、連敗を4でストップ(2025/5/20)
【MLB2025】千賀、ピート・アロンゾの「出来たぞ」というアピールに和む(NYM@BOS戦)
【MLB2025】大谷に17号が出るも、ドジャースはDバックスに完敗で4連敗!B・ファートは7勝目
【MLB2025】ドジャースがベテラン・ユーティリティーのクリス・テイラーを解雇へ
【MLB2025】強烈!ブルワーズのプロスペクト、ジェイコブ・ミズロウスキーがマイナーで103 mphを記録!
【MLB2025】大谷が16号!しかし、ドジャースはジャック・コハノウィッツに苦戦して敗戦
【MLB2025】大谷、ボブルヘッドデーで14号・15号のマルチHR!D・ラッシングもメジャー・デビュー!
【MLB2025】ドジャース、オースティン・バーンズをDFAに!プロスペクトのD・ラッシングをコールアップ
【MLB INJURY 2025】球速ダウンが目立った佐々木投手がIL入り!ドジャースはカーショウを上げる予定
【MLB2025】エバン・ロンゴリアが引退!レイズはセレモニーのため1日契約へ
【MLB2025】ルーカス・ジオリトが604日ぶりの勝利投手に!W・アブレイユ、R・デバースもHRで援護!
タイトルとURLをコピーしました