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【MLB2024】アスレチックスがJ.D.デービスと1年契約でサイン

A’sが好条件で獲得!

 現地2024年3月15日、先日(現地3月11日)にジャイアンツからリリースされたJ.D.デービス(J.D. Davis)の所属先が決定。アスレチックスとサインすることになりました。現時点ではまだオフィシャルではなく、フィジカル・チェックの結果待ちです。

ジャイアンツからリリース

 J.D.デービスは、2024年もジャイアンツの3Bを約束されていましたが、現地2024年3月3日に正式契約となったマット・チャップマンのディール決定により、ポジションが重複。

 ジャイアンツはすでにDHスポットでホルヘ・ソレアーを獲得しており、なおかつ2023年に好成績を残したウィルマー・フローレスを活かし、ラモンテ・ウェイド・Jr.も1Bの候補として控える中、完全に宙に浮いた形となり、トレードを模索するも調停で勝ち取った$6.9Mのサラリーがかえって交渉を阻害してしまい、ウェーバーにかけられる事態に。そのウェーバーも手が挙がることなくクリアー。現地2024年3月11日リリースされることになりました。その詳細をまとめたのが下記の記事です。

解雇手当

 調停で勝ち取ったサラリーの場合、理由をつけて解雇することができ、開幕17日前のリリースということで30日分の解雇手当が支払われるのみになってしまいました(その当たりのCBAの規定も上記リンクに記載)。その額は報道ベースでは約$1.1M。どうやら半年のうちの1ヶ月として計算するようです。

契約内容

 今回、J.D.デービスがアスレチックスと交わした合意内容は大筋では以下の通り。

  • 1年/$2.5M (2024)
    • パフォーマンス・ボーナス: $1M

 調停で勝ち取ったサラリーが$6.9Mでしたから、アスレチックスとの契約は最大で$3.5M。ジャイアンツからの解雇手当が約1.1Mであることから、最大で$4.6Mが今季の稼ぎになりそうです。

 このようなことがあると、来オフは調停まで行くケースが減るでしょうね。

A’sの3B

 2023年はひどすぎるリビルドのせいで50勝しかできなかったアスレチックス(112敗)。よく50勝に乗ったなというくらいの戦いぶりでした。その要因は投手力にあり、2020年まではコンテンダーとして良い戦いぶりを見せてきた主力投手を2020年オフから次々に放出。その結果、チームERAは5.48。これはMLBでダントツの最下位かと思いきや、ヒッターズ・パークを有するロッキーズがその下を行く5.67でワーストでした。ただし、ALではやはりワーストで、ワースト2はロイヤルズの5.17。

 そんなアスレチックスですが、オフェンス面は輝きを見せたシーンが何度も見られました。エステウリー・ルイーズの足を絡めた攻撃も機能しましたし、ブレント・ルッカー、ライアン・ノダもいい打撃を見せたと思います。

 2024年のアスレチックスは、その打撃陣がかなり残っており、今回のJ.D.デービスの加入は良い要素になることは間違いありません。

 現状では、3Bにエイブラハム・トロアレドミス・ディアスが控えており、J.D.デービスは彼らとのポジション争いということに。SSはニック・アレンが入りそうですが、アレドミス・ディアスがSSに動くかもしれません。2Bは2023年7月半ばにデビューし、はつらつとした活躍を見せ、12試合ながらAVG .268、SB 13をマークしたザック・ゲロフ(Zack Gelof)で決まりでしょう。1Bはライアン・ノダセス・ブラウンタイラー・ソダーストロームの争い。DHでブレント・ルッカー、捕手休養日のシェ・ランゲリアスになる見込みです。ここでもDHが埋まっていますので、J.D.デービスはポジションで出場するしかありませんね。

 アスレチックス、J.D.デービスのパフォーマンスに注目したいです。なお、アスレチックスは現地2024年3月15日時点のカクタス・リーグの成績は10勝10敗。プレ・シーズンのゲームとして色々なことを試しつつ勝率.500ならシーズンはかなり面白い存在になると思われます。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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