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【MLB契約2020】ムーキー・ベッツ、ドジャースと12年/365Mドルで延長合意

ベッツ、トラウトに次ぐ大型契約

 開幕前に大きな契約が成立しましたね。驚きました。

 現地2020年7月22日、ドジャースとムーキー・ベッツは契約延長に合意。12年/$365Mの超大型契約でサインしました。この契約はマイク・トラウトが2019年3月20日にエンゼルスと結んだ12年/$426.5M (2019-30)に次ぐ大型契約です。

契約内容

 今回、ドジャースとムーキー・ベッツがサインした契約内容について見てみたいと思います。

大型契約でサインする前 

 2020年1月時点でMLSが5.070であったムーキー・ベッツは2019シーズン終了後が調停資格のファイナルイヤーでした。

 現地2020年1月10日、レッドソックスとムーキー・ベッツは調停資格の選手としては史上最高額となる1年/$27Mでサイン。2020年が162試合の通常のシーズンであれば、ムーキー・ベッツのサラリーは$27Mでした。

 また、ムーキー・ベッツはトレードでレッドソックスからドジャースへ移籍したため、レッドソックスが結んだ$27Mのサラリーをドジャースがそのまま引き継ぐ形となります。

2020年のプロレーティッド換算では

 2020年のサラリーは60試合分のプロレーティッド(日割り100%)に換算しなくてはなりませんから、フル・サラリーの$27Mに37%をかけると、ざっと$10Mに。減額となってもこのサラリー。すごいですね。

ドジャースとの契約内容 

 今回、ベッツがドジャースと結んだのはいわゆるエクステンション(契約延長)です。

 ベッツは2020年終了後にFA資格を得ることになっていました。今季がショートシーズンになって、ドジャースはムーキーをどうするのか?というのが2021年のFAの話題の一つでもあったのですが、ドジャースはムーキーをレンタルのような扱いにせずに、長期囲い込みに入ったということになります。

 ではその内容です。今回の大型契約は2021年からイフェクティブになります。

  • 12年/$365M (2021-32)  2020/07/22にサイン
  • サイニング・ボーナス:$65M
  • 2021:$17.5M、 2022:$17.5M
  • $115Mは繰延払い 繰延払いについてはストラスバーグの例を(記事)
  • もしトレードになれば繰延払は現在価値での支払いに
  • オプトアウト(更新するかどうかを選手が決める)、ノートレード条項については詳細はまだわかっていません。

 情報としてははだ不十分なので分かり次第追記させていただきます。年ごとの支払い額も後日追記します。

年ごとの支払い額

 この内容を見る限り、2023年以降の金額がわかりませんが、現段階で推測してみます。

 総額$365Mから繰延払い分の$115Mを引いて、なおかつサイニング・ボーナスの$65Mを引くと、残りは$185M。2021年と2022年だけは$17.5Mという数字が出ていますから、その合計の$35Mを$185Mから引くと、$150M。2023年からの10年間は、年間$15Mという設定になりそうです。

安泰という言葉しかない

 向こう10年、アメリカに何が起こるのかは定かではありませんが、安泰という金額ですね。やはり繰延払いを契約に入れているのも賢いところです。選手は引退後が不安でしょうから。もっとも、ベッツは賢い人なので浪費の心配などはなさそうですし。

ドジャースの判断

 それにしても12年というのはかなり思い切った契約だなと思います。ムーキー・ベッツは現地2020年7月22日時点で27才。10月の誕生日で28才になります。

 身長175cmのムーキー・ベッツをは28才のシーズンから40才のシーズンまでという長期での囲い込み。

 ムーキーへの高い評価が表われているのは確かです。30才以上の外野手がFAマーケットでは低い需要となっている中、正直かなり思い切ったなと思います。

なんとしてもWSチャンプへ

 ムーキー・ベッツに期待されるのは、1988年以来のワールドシリーズ・チャンプをもぎ取ること。この一点のみですね。

 ドジャースは2013年から7年連続でナ・リーグ・ウエストを制覇中。この間、2017年と2018年はワールドシリーズに出場するも、いずれも敗退。もっとも、ドジャース・ファンからは2017年の真のチャンピオンはドジャースであるという考え方もあるようですが、記録上はそうなりませんから、なんとしてももぎ取りたい一心です。

むしろリリーバー補強とリレー判断のような気もするが 

 ドジャースの打撃力は誰もが認めるところ。2019年のHR数はMLBで4位(279)、RBIも4位(861)。打率は10位(.257)と平均より上というところですが、広い球場でよく得点を上げていると思います。

 ただ、肝心なところでの投手の失点が多く、攻撃には定評のあるデーブ・ロバーツ監督も、継投で失敗というケースもよく見受けられます。

 監督の立場にならなけば、継投の采配の難しさはわからないと言われますが、野手よりもリリーバーを厚くとは思います。

ドジャースの外野

 ベッツの長期契約で、ドジャースの外野は固まりました。RFはムーキー・ベッツ(RHB)、そしてコディー・ベリンジャー(LHB)をCFで固定することができそうです。LFはジョク・ピダーソン(LHB)もしくはA.J.ポロック(RHB)。

 LFにポロックが起用されれば、ムーキー・ベッツとともに外野手二人が右打者に。そうなると内野にマックス・マンシー(LHB)を1Bか2Bで毎日起用することができそうです。

ドジャース、MVPが3人に

 なお、ドジャースはシーズンMVPが3人もグランドにいることになりそうです。

  • 2019: コディー・ベリンジャー
  • 2018:ムーキー・ベッツ(BOS)
  • 2014:クレイトン・カーショウ

 強いですね。

 元レッドソックスでもありますから、ベッツの活躍に期待したいと思います。

ムーキー・ベッツのキャリア

  • オールスター出場: 4年連続(2016-19)
  • MVP1位 :1度 (2018)/ 2位(2016)/6位(2017)/8位(2019)
  • ゴールドグラブ賞: 4年連続(2016-19)
  • シルバースラッガー賞: 3度(2016/ 2018-19)
  • WAR 1位: 10.9(2018)
  • At Bat 1位:672(2016)
  • Extra Base Hits 1位: 84(2018)
  • Fielding % as RF 1位: 2度 .997(2016)/ .996(2019)
  • 200安打以上: 1度(214/2016)
  • Runs Scored 1位: 2度(129-2018/ 135-2019)
  • DRS (Defensive Runs Saved): 32-2016/ 31-2017/ 20-2018/ 15-2019

 2019シーズンでは、150試合、706打席、597打数、176安打。打率.295、OBP .391、SLG .524、HR 29、RBI 80、二塁打 40、三塁打 5、OPS+ 135。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

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