2021ジャッキー・ロビンソン・デー
現地2021年4月15日は、メジャー初の黒人プレーヤーとなったジャッキー・ロビンソン・デー。全選手がジャッキー・ロビンソンに敬意を払い、背番号42をまとってプレーしました。
ロサンゼルスに移転する前のブルックリン・ドジャースの選手だったジャッキー・ロビンソン。1947年にデビューし、1956年までMLBで通算10シーズンを過ごしました。通算1,382試合に出場。1947年のデビューイヤーにはROYを受賞、デビュー3年めの1949年にはMVPも獲得。
通算成績は、打率.311、OBP .409、SLG .474。通算安打数は1,518で、そのうちHRが137、二塁打が273、三塁打が54。197盗塁。MVPを獲得した1949年には打率.342をマークしました。
まさに勇気の人
ジャッキー・ロビンソンの物語はもう映画にもなっていますし、有名ですね。
様々な圧力と真摯に向き合い、ひたむきにプレーした姿に高潔な人格を感じますし、何より真の勇気のある人ですね。
デービッド・プライスがキャリア初セーブ
そんなジャッキー・ロビンソンの直系の選手達であるドジャース・ナインはゲーム前にスタジアムの前に飾られているジャッキー・ロビンソンの彫刻の前に集まり、改めて偉大な先輩に敬意を払いつつ、戦いの士気を高めました。
ロッキーズとの対戦だったこの日のゲームですが、ドジャースは先発のフリオ・ウリアスがアンラッキーな失点もあり、6回を投げて5失点と苦しい展開に。
ただ、ドジャース打線は、ロッキーズ先発のオースティン・ゴマーに手こずりながらも、ジャスティン・ターナーの活躍などで、3得点。
3-5と2点ビハインドの状況で7回裏、マックス・マンシーの3ランHRなどで4得点を奪い、勝ち越しに成功。7−5と2点リードの9回表のマウンドに上がったのがデービッド・プライスでした。
今季はリリーフ・ロール
クレイトン・カーショウ、トレバー・バウアー、ウォーカー・ビューラー、フリオ・ウリアス、ダスティン・メイのローテーションで回しているドジャース。ここにデービッド・プライスが入る余地がない状況というのもすごいのですが、プライスは2020シーズンにオプトアウトし、1年以上投げていなかったこともあり、スプリングトレーニングではそこに入るまでチューンナップできていませんでした。
よって今季はここまで登板した4試合はいずれもリリーフ。もと先発だけに2イニングを任せられたケースもありましたが、いずれも7回、8回を登板。しかし、この日は9回に登板することに。
キャリア325試合目で初セーブ
そのデービッド・プライスですが、代わりばな、いきなりヨナサン・ダザ、アラン・トレホに2連打を浴び、ランナーを二人抱えた状況でトレバー・ストーリーを迎えるという厳しいシチュエーションに遭遇。
しかしデービッド・プライスはここで本領を発揮。トレバー・ストーリーとギャレット・ハンプソンから2者連続で三振を奪い、2アウト。
最後はライメル・タピアを2Bゴロに打ち取り、ゲームセット。無失点に抑え、キャリ通算325試合目でレギュラーシーズンで初めてセーブを記録しました。
独特の左肩を下げる動作が健在
デービッド・プライスは美しいフォームで投げる投手で、足を上げてステップする際に左肩を大きく傾け、加速させる動作が入り、その動作と腕のスイングのキレで良いボールを投げる投手です。
ファストボールのシンカーで93-94mphが出ていましたから、かなりベロシティーも戻ってきました。
ドジャースの現状から考えれば、当分リリーフロールが続くと思われますが、プライスの復調はドジャースにとって大きな力になりそうです。
ケンリー・ジャンセンとともに
ここ数年、調子を落としていたケンリー・ジャンセンも今季はベロシティーが復活しつつありますし、プライスとともにドジャースのゲーム後半を盛り上げてくれそうです。
パドレス戦へ
そして現地2021年4月16日からはいよいよNLウェストのライバル同士、パドレスとの3連戦が始まります。フェルナンド・タティス・Jr.も戻ってきそうですから、このシリーズは楽しみですね。終盤勝負になったとして、プライスとジャンセンの二人がどういうピッチングを見せるのかも楽しみです。
お読みいただき、ありがとうございました。
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