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【MLB2019】「浮いて止まるカーブ」のM・フリードが7回1ヒッターでナッツのペナントの望みをくじく!アクーニャに37号

運命の1試合目/9月直接対決7試合

ついにナ・リーグ東地区に一つの佳境が来ました。

現地2019年9月5日、ナショナルズ@ブレーブスの4ゲームシリーズが始まりました!

ゲーム前の4日終了時点での両クラブの状況は以下の通り。

  1. ATL : 86-54
  2. WSH:78-60 (Game差 7.0)

ブレーブスが有利なのは揺るぎないところです。ただ、なんの因果か、この両クラブは9月の最終月に直接対決が7戦も組まれているのです!

  • 9月5−8日 @アトランタ 4Game シリーズ
  • 9月13- 15日 @ワシントンDC 3ゲームシリーズ

ナッツ、ペナントへ最後の望み

よって、ナショナルズが逆転でペナントを奪えるかどうかは7戦あるうちの最初のこの4ゲームシリーズでいかにゲーム差を著しく縮めるかにかかっています。平たく言えば、ペナントを狙うならもう4連勝を狙いたいところ。というか4連勝でないとペナントは無理、そんな1戦です。

戦力に大幅な違いがないので、勝ったり負けたりの約5割で推移していくはずですので残り20試合、数学的な可能性というよりも過去の経験則からもう縮めておかないとペナントはあり得ません。

ナショナルズとブレーブスの相性

なお、このゲームが始まる前までの両クラブの対戦成績は6勝6敗のタイ。

ナショナルズはフィリーズには9勝5敗で勝ち越し、メッツには7勝12敗で負け越しております。そして首位争いには関係ありませんが、ナショナルズが今季もっとも得意としたクラブはマーリンズで13勝3敗で、圧勝です。

ストラスバーグVSフリード

さてゲームの方ですが、ナショナルズがすでに16勝を上げているスティーブン・ストラスバーグ、ブレーブスが勝てば16勝となるマックス・フリード(Max Fried )。

アンソニー・レンドンをいかに抑えるか

ブレーブス先発のマックス・フリードが最も警戒しなければいけないのが、アンソニー・レンドン(Anthony Rendon )ですね。ご覧のような成績です。

  • 直近7試合:27打数13安打、3HR、10RBI、打率.481、OBP.548、SLG .926。
  • 直近15試合:57打数16安打、5HR、17RBI、打率.491、OBP.565、SLG .860 。

打率があわや5割!振ればヒットという投手にとっては危ない状況です。

浮いて止まるようなカーブで翻弄

そのマックス・フリードですが、しっかり対策できておりました。7回を投げて1ヒットシャットアウトで奪三振9という素晴らしい内容で、ナッツ打線を封じました。

74-75mph (119.0-120.0kmh)ほどのカーブの威力が凄すぎてナッツ打線は手が出ず。

浮いて止まるような軌道です。さすが、勝ちまくっている投手は武器を持っていますね。

ちなみに唯一ヒットを放ったのは1回表に打席が回ってきたアンソニー・レンドン。

非常に当たっているレンドンをして、不安定な立ち上がりに1本出すのか精一杯というすごいピッチングでした。

ブレーブス、電光石火の3連打でストラスから先制

一方のストラスバーグですが、立ち上がりにアクーニャ、アルビーズ、フリーマンに3連打を許し、2点の先制を許す展開に。

しかしその後は落ち着き、6回を投げ被安打4、失点3、与四球4、奪三振7、被本塁打1でマウンドを降りました。

R・アクーニャが37号

そのストラスバーグからHRを放ったのはロナルド・アクーニャ・ジュニア。5回1アウトから逆方向への一発でした。アクーニャのHRでブレーブスは5回を終えて3-0とリード。

アクーニャは今季37号。盗塁は34。40/40達成できるかどうか。HRは行きそうですが、盗塁は難しいかもしれません。

その後、ブレーブスはブライアン・マッキャンのシングルで1点を追加し4−0。

ナショナルズは最終回、マーク・マランソン(Mark Melancon)からビクター・ロブレスが2ランHRを放ち2点差まで追い上げますが、反撃もここまで。ブレーブスが4−2で勝利しました。

発音はメランコンではなく、マランソン。

なお、Mark Melanconをずっとマーク・メランコンと表記してきましたが、プレーヤーズ・ウィークエンドで発音記号を記していたように、「マランソン」が正解のようななのでそのように表記し直して行きます。

発音記号を見る限り、「ムランソン」かもしれませんが。

BOX SCORE

マックス・フリードが16勝目を上げました!

ブレーブス、ゲーム差を8に

このゲームの結果、ブレーブスがナショナルズとのゲーム差を8.0に広げ、ますますペナントを近くしました。

残り20ゲーム、ナショナルズはポストシーズン出場をペナントからワイルドカードにシフトしそうです。しかしまだ可能性がない訳ではありません。ごくごくわずかですが、ペナントの可能性は残っております。

このゲーム終了後でもワイルドカードの1枠目には入っています。

Game 2はナショナルズがパトリック・コービン、ブレーブスはダラス・カイケルです。

お読みいただき、ありがとうございました。

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