スポンサーリンク

【NPB 2023 契約】アリスティデス・アキーノがNPBへ!中日と1年契約でサイン

アキーノ、2019年のパワーを発揮できるか!?

 日本時間2022年11月28日、メジャーで一世を風靡したスラッガーのNPB入りが決まりました。

 レッズのOF、アリスティデス・アキーノ(Aristides Aquino)がNPBの中日ドラゴンズとサインしました。

契約内容

 中日ドラゴンズとアキーノは、1年/$1.2Mでサイン。これに$0.3Mのインセンティブが加わります。フルに受領すれば、$1.5Mで140円/USD換算で2億超えということになります。

センセーショナルだった2019年

 アリスティデス・アキーノは1994年4月22日生まれの28才。2023年シーズン途中で29才になるOFです。右投げ右打ち。

 ドミニカ共和国出身で2011年(17才の時)にアマチュアFAとしてレッズとサイン。2018年にMLBデビュー。2018年は1打席のみの出場で三振に倒れたのみ。

 毎年オフの間にはドミニカのウィンターリーグに参加していました。

 2019年はトリプルAで開幕を迎え、7月30日まで計78試合に出場。294打数88安打、打率.299、OBP .356、SLG .636、HR 28、ダブル 13、RBI 53をマークしていました。

 2019年8月1日にメジャーに昇格。このシーズンのアキーノの活躍は非常にセンセーショナルで、デビュー10試合(2018年の1試合も含む)で7HRをマーク!これは現レッドソックスのトレバー・ストーリーが2016年のロッキーズでのルーキー時代の記録と並びました。

 このシーズンはたったの2ヶ月で19HRを放つというすごいことをやってのけた逸材だったのです。

 なお、2019シーズンは56試合で、205打数53安打、打率.259、OBP .316、SLG .576で、OPSは.891。HR 19、RBI 47、BB 16、SO 60。

かっこよかったオープンスタンス

 当時、アキーノが注目されたのはその構え。下記の動画をご覧になっておわかりの通り、超オープンスタンスだったのです。

 それまでのアキーノは普通にスクエアのスタンス。ところが、この極端なオープンスタンスにして打撃が一気に開眼。上述のような数字を叩き出したのでした。

 そして下記は2022年9月の打撃。オープンスタンスではあるのですが、2019年とはやはり違いますね。

2020以降は打率1割台 

 そのセンセーショナルな活躍と裏腹にアキーノは2020シーズンから打率が上がらなくなってしまいました。

 前年のオープンスタンスをものにしていなかったのでしょうね。2020年は特殊なシーズンで多くの選手が調整に苦しみ、思うような数字を残せませんでしたが、アキーノもそのうちの一人に。

 2020年は打率.170、OBP .304、SLG .319で、HRは2本。三振は18。

 2021年は174-33、打率.190、OBP .299、SLG .408、HR 10、RBI 23、SO 75。

 2022年は259-51、打率.197、OBP .246、SLG .363、HR 10、RBI 30、SO 101。

 とにかく三振が多いアキーノはMLBでのキャリア通算で、33.5%の三振率。これはリーグ平均が22.8%のところをこの数字ですからいかに高いかがおわかりいただけると思います。ちなみに2021年の三振率は36.8%、2022年は36.6%です。

 2022年にはシーズン途中でDFAに。

 その後、メジャーに復帰はしたものの、下記の記事のように爆発することはありませんでした(一瞬だけよかったのですが)。

 8月にはフィールド・オブ・ドリームスに出場し、RFから素晴らしい返球を見せました。

 しかし、2022シーズンも上述のような結果に終わり、シーズン終了後にはDFAとなり、そのままノンテンダーFAとなり、ドラゴンズとサインしたという流れに。

 アキーノのNPB入りで最高のシナリオは、NPBの質の高い野球に対応するため、ここ2年の打撃を見直し。それをドラゴンズのコーチ陣がサポートし、打撃が開眼。2019シーズンに確実性も備わり、もはや手がつけられない状態になること。

 そして悪い方のシナリオはNPB投手陣のきめ細やかなコントロールについていけず、チャンスで三振を量産・・・ということも。

 どう転ぶかわかりませんが、せっかくのメジャーのHRバッターなので、いいところを見せられれば良いですね。なお、外野守備の強肩は見ものです!!

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2025】NO.1プロスペクトのローマン・アンソニーがメジャー・デビュー!
【MLB好プレー2025】A’sのデンゼル・クラークが阪急・山森級のホームラン強奪キャッチ!
【MLB2025】レッドソックス、ヤンキースとの今季初のシリーズを勝ち越す!
【MLB2025】デビュー待ち!レッドソックスのローマン・アンソニーが497 ft (150m)の超特大GSを放つ!
【MLB2025】鈴木誠也が15号/16号の2本塁打!カブスはPCAにも一発が出てタイガースに勝利
【MLB2025】Dバックスのコービン・バーンズがトミー・ジョン手術へ
【MLB2025】Dバックスが敗戦確率99.9%からの大逆転!9回に6点差をひっくり返しATLに勝利
【MLB2025】パドレス、負けゲームをひっくり返す!9回に同点に追いつき、延長で勝利
【MLB2025】激アツ!パドレスが延長の末、1-0でジャイアンツを下す!最後はホセ・イグレシアスが決める!
【MLB2025】大谷が23号HR!さらに土壇場であわやHRかという大きな犠牲フライを放つも、ドジャースは延長戦で敗れる
【MLB2025】ドジャース、ライアン・ヤーブローの軟投に大苦戦!山本は今季初の早期降板
【MLB2025】DET-KCで壮絶な投手戦!マイケル・ワカとタリク・スクーバルがともに譲らず!(追記あり)
【MLB2025】ドジャース、18-2でヤンキースに大勝!大谷は2安打、ジャッジは2HR(21号)
【MLB2025】ジャッジの狼煙の一発に対し、大谷が2発で応酬!WSリマッチはドジャースが先勝!
【MLB移籍2025】ドジャースがトレードでレッズからアレクシス・ディアスを獲得
【MLB2025】カブス、鈴木誠也とPCAがRBIランクNO.1、2を争う
【MLB2025】大谷がMLB1番乗りの20号!ドジャースはコンフォート、マンシーにもHRが出て連勝
【MLB2025】山本がCLE戦で安定の投球!6勝目をマーク!大谷もリードオフHR(19号)で支援!
【MLB2025】122.9mph!パイレーツのオニール・クルーズがミサイルHRを放つ!
【MLB2025】レッドソックスのマーセロ・マイヤーがメジャーデビュー!Gm1ではデバースがサヨナラ安打!(追記あり)
【MLB2025】アクーニャが復帰戦で躍動!しかし、ブレーブスはチャンスで逆走!?して敗戦
【MLB2025】開幕から50試合!タイガースが33勝でMLBベスト!2006年以来の好成績
【MLB2025】山本が6回までノーヒッター!ドジャース、連敗を4でストップ(2025/5/20)
【MLB2025】千賀、ピート・アロンゾの「出来たぞ」というアピールに和む(NYM@BOS戦)
【MLB2025】大谷に17号が出るも、ドジャースはDバックスに完敗で4連敗!B・ファートは7勝目
【MLB2025】ドジャースがベテラン・ユーティリティーのクリス・テイラーを解雇へ
【MLB2025】強烈!ブルワーズのプロスペクト、ジェイコブ・ミズロウスキーがマイナーで103 mphを記録!
【MLB2025】大谷が16号!しかし、ドジャースはジャック・コハノウィッツに苦戦して敗戦
【MLB2025】大谷、ボブルヘッドデーで14号・15号のマルチHR!D・ラッシングもメジャー・デビュー!
【MLB2025】ドジャース、オースティン・バーンズをDFAに!プロスペクトのD・ラッシングをコールアップ
タイトルとURLをコピーしました