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【MLB FA 2023】ホワイトソックスが先発強化! “サン・シャイン” マイク・クレビンジャーと1年で合意へ

クレビンジャー、再びALセントラルへ

 現地2022年11月27日、シカゴ・ホワイトソックスが動きました。パドレスからFAとなっていた右腕のマイク・クレビンジャー(Mike Clevinger)と1年で合意です。現時点ではフィジカルチェックの結果待ちで、ほどなくオフィシャルになる見込みです。

契約内容

 ホワイトソックスとマイク・クレビンジャーの契約は以下の通り。

  • 1年/$12M (2023)+2024 $12M ミューチュアル・オプション($4Mバイアウト)
    • 支払い:$8M(2023)

直近の契約 

 なお、参考までに直近の契約は以下の内容でした。これは2020年11月にパドレスとサインした際の契約です。

  • 2年/$11.5M (2021-22)
    • $3Mサイニング・ボーナス
    • 支払い: $2M(2021)/ $6.5M (2022)
    • パフォーマンス・ボーナス:2022年に5スタート、あるいは10スタートごとに$0.25M(パフォーマンス・ボーナスの支払いは、2023年1月に繰延払い)

2020年にトミー・ジョン手術

 上記の直近の契約を見ておわかりの通り、支払いがアンバランスとなっているのには理由があり、マイク・クレビンジャーは2020年11月にトミー・ジョン手術を受けております。

 その影響で2021シーズンを全休。

2022年5月に復帰

 そして術後から約1年半が経過した2022年5月4日にメジャーのマウンドに復帰しました。

 復帰第3戦となった2022年5月17日のフィリーズ戦で5イニングを投げ、被安打1、スコアレス、奪三振5で2020年9月13日以来の勝利投手に。

 2022年は計23試合に登板し、22先発。114.1イニングを投げ、被安打102、奪三振91、与四球35で、7勝7敗、ERA 4.33という結果でした。

ベロシティーがダウン 

 2022シーズンはトミー・ジョン手術から復帰後初のシーズンとなったこともあり、本調子ではありませんでした。

 2020年にアベレージで95mphを超えていた4シームのベロシティーは、今季は93.6mphにダウン。この影響は奪三振に如実にあらわれていて、2019年には22.6%、2020年には27.5%を誇っていた奪三振率が2022年は18.8%にまで低下しています。

 ただ、良いところもあって、2022年からシンカーを投げ始めました。これは本人にもフィットした変化球だったようで、ベロシティーは4シームと変わらないことから、今後のキャリアに良い要素を加えたということが言えそうです。

CWSの2023年のローテーション

 マイク・クレビンジャーの加入により、ホワイトソックスはご覧の強固なローテーションとなっています。数字は2022シーズンの成績です。

  • ディラン・シーズ: 184.0 IP/ 14勝8敗/ ERA 2.20/ 227SO
  • ランス・リン: 121.2 IP/ 8勝7敗/ ERA 3.99
  • ルーカス・ジオリト: 161.2 IP/ 11勝9敗/ ERA 4.90/ 177 SO
  • マイク・クレビンジャー: 114.1 IP/ 7勝7敗/ ERA 4.33
  • マイケル・コペック: 119.1 IP/ 5勝9敗/ ERA 3.54/ 105 SO

 豪腕マイケル・コペックは左膝のハリと右肩の炎症から回復中。コペックの完全復帰の状態を見つつということになると思われますが、クレビンジャーの獲得で、FAとなったジョニー・クエトの再契約の線はかなり細くなったかもしれません。ジョニー・クエトは2022年4月5日にホワイトソックスとマイナー契約でサイン。メジャー昇格後、158.1イニングを投げ、ERA 3.35とホワイトソックスに大きく貢献しました。

ギャレット・クロシェはブルペンの予定

 なお、左の豪腕ギャレット・クロシェは2022シーズンの開幕直前の4月1日に左肘のUCLの断裂が発覚。同月にトミー・ジョン手術を実施いたしました。復帰は2023年5月、あるいは6月を目処にリハビリに精を出しています。ホワイトソックスのピッチング・コーチのエリック・カッツはギャレット・クロシェは復帰後、マルチイニングのリリーバーとして起用する考えであることを明かしています。

マイク・クレビンジャーとは

 プレート上で足踏みをする動作でおなじみのマイク・クレビンジャーは、サイケな色使いのギアを身に着け、独特な個性を発揮しています。

【YOUTUBE】Is This the Meanest Looking Clevinger Ever?

 誕生日は1990年12月21日で、2023シーズンの開幕時は32才になります。もともとはエンゼルスの投手で、2011年のアマチュア・ドラフトで4巡目指名でプロ入りしました。フロリダ州の大学の出身です。

 2014年8月にエンゼルスがリリーバー右腕のビニー・ペスターノを獲得したトレードでインディアンスに移籍。メジャー・デビューはそれから2年後の2016年のことで、25才のシーズンでした。

 インディアンスでは2017年から2020年のトレード・デッドラインまで在籍(この年は8月31日がそうでした)。2017年から2019年は3年連続で二桁勝利をマーク。特に素晴らしかったのは2018シーズンで、32先発で200.0イニング超えを達成、13勝8敗でERA 3.02、207奪三振をマークしました。

 2019シーズンはイニング数は126.0となったものの13勝4敗、ERA 2.71をマーク。奪三振は169。非常に生産性の高いシーズンとなっています。

 2020シーズンはCOVID-19パンデミックで大変なシーズンとなりましたが、マイク・クレビンジャーは大雑把というか、感染に気をつけていた選手をないがしろにしてしまうようなプロトコル違反でクラブ内からはじき出されるような形で、パドレスにトレード。

 2022シーズンのガーディアンズはこの時のトレードで獲得した選手達が活躍して、ALセントラルを制しました。

 その2020シーズン後半にマイク・クレビンジャーは右肘痛を発症してしまいます。非常に頼りになる活躍をしている中での離脱でした。

 なんとか彼の力を使いたいパドレスはNLDSの復帰にこぎつけましたが、登板は痛ましい感じがするほどでした。

 結局、トミー・ジョン手術となったのでした。

なぜ、「サンシャイン」?

 マイク・クレビンジャーのニックネームは”Sunshine”です。

 なぜ、サンシャインかと言うと、高校時代に金髪で日焼けしている風貌が、”Remenber the Titans”のロニー・バスに似ていたことからチームメイトにつけられたニックネームだそうです。そのロニー・バスのニックネームがサンシャイン。

 その風貌、所作の独特な感じの度合いが年々増している気のするマイク・クレビンジャー。クリーブランド時代の投球が出来れば良いですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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