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【MLB7月移籍2019】フィリーズ、ブルワーズからオプトアウトのドリュー・スマイリーを獲得へ(追記)

フィリーズの目利きは成功するか!?

現地2019年7月18日、ジョン・ヘイマンさんのツイートで知ったのですが、フィリーズが左腕を補強しました。

ブルワーズからオプトアウトしたばかりの左腕のドリュー・スマイリー(Drew Smyly 30才)と合意です。

現地2019年7月17日夜の時点でまだ報道ベースで、フィリーズはコンファームを出していませんので詳細は出ておりません。”Reportedly”の状態です。

追記:2019年7月20日

フィリーズはコンファームしました。現在フィジカルチェックの結果待ちでもう現地7月20日か21日には登板するかもしれません。

確かに報道はあったが

「意外な」と書きましたが、フィリーズがドリュー・スマイリー獲得に興味があるという報道は確かにありました。というのもフィリーズのローテーションは右腕(RHP)ばかり。

  1. アーロン・ノラ
  2. ジェイク・エアリエッタ
  3. ザック・エフリン
  4. ニック・ピベッタ
  5. ビンス・ベラスケス

よって左腕のローテーション獲得を狙っているのは確かなのですが、むしろタイガースのマシュー・ボイト、ジャイアンツのマディソン・バンガーナーあたりを照準に入れているとばかり思っていました。

筆者個人はローテーションよりブルペンを獲ってもらいたいとは思っているのですが、それは別として、とにかくフィリーズは先発左腕を狙ってはおりました。

ただ、まさかドリュー・スマイリーとは?という驚きを正直隠せなかったです。

スマイリーはMILをオプトアウトしたばかり

というのも、一つは今のスマイリーをどこまで戦力と見るかという点にあります。

ドリュー・スマイリーに関してはここ3年ほどの動きから見ていく方がいろいろとわかりやすいです。

Just a moment...
2017シーズン:マリナーズ

まずドリュー・スマイリーは2017年1月にレイズからマリナーズへ移籍。

2017年の前半は故障のため登板出来ず、6月にトミー・ジョン手術を受けました。結局、登板がないままシーズンエンドし、その年のオフにFAに。

2018シーズン:カブス

そして、2017年12月にカブスが2年契約で獲得しました。2018年前半はリハビリで登板できないにもかかわらずです。

案の定、2018年もメジャーでの登板はなし。

2019年(1):レンジャーズ

2年契約したカブスでしたが、2018年11月に後日指名の選手と引き換えにスマイリーをレンジャーズへトレード。

これはカブスがコール・ハメルズのクラブオプション実行のために、スマイリーのサラリーを削りたかったという目論見もありました。

レンジャーズでシーズンを迎えた2019年、スマイリーは13試合に登板。うち先発は9試合。

51.1イニングを投げ、被安打64、失点49、自責点48、与四球34、奪三振52、ERA8.42と結構、飛んだ数字を出して6月20日にDFA、6月25日にリリースとなっていました。

2019年(2):ブルワーズ

リリースとなってすぐの7月1日、今度は先発に苦しむブルワーズとマイナー契約を結びました。そしてブルワーズのトリプルAで3試合に登板。

しかし、ここでの3試合の先発もよくなかったです。12.2イニングを投げ、被安打10、自責点7、被本塁打2、与四球3、奪三振18で1勝0敗、ERA 4.97。

そして7月半ばにオプトアウトを選択し、7月18日にブルワーズをリリースとなっていました。このままトリプルAでというクラブ側からの申し出を蹴ったということではないかと推測します。

用語:オプトアウト条項

フィリーズの目利きが成功するか

今回のフィリーズの獲得について何かスッキリしないのは、経営的に決して豊かとは言えないブルワーズがすでに結論を出している点にあります。

ブルワーズは経営が豊かとは言えないがゆえに選手の目利きが優れており、なおかつ本当は喉から手がでるくらいにアクティブロスターに左腕が欲しくて欲しくてたまらなかった状況でもあるにもかかわらず、希望的観測のバイアスも捨て、メジャーには上げられないとの結論を出している点です。つまり、ブルワーズの目利きはかなり正しい。

スマイリー側からすれば良いチャンスを与えられたことになります。

果たしてフィリーズの目利きは??

なお、起用はブルペンではなく、ローテーションとしての起用になりそうです。スマイリーはレイズ時代の2016年は30スタート、175.1イニングで7勝12敗、ERA 4.88。

今回、フィリーズの5番目のローテーションに入ることができるかどうか。

ドリュー・スマイリーのライバルになりそうな投手のERAです。みな高いんですね。

  • ニック・ピベッタ:ERA5.74
  • ビンス・ベラスケス:ERA 4.97
  • ジェラド・アイコフ:ERA 5.40
  • コール・アービン:ERA 5.60

(現地2019年7月18日時点)

タイガース黄金時代に在籍

ドリュー・スマイリーのデビューは2012年。彼のキャリアを語る上ではレイズ時代とこのタイガース時代の華やかさを念頭に入れておいてあげる方がよいと思います。

まさにタイガースの黄金時代に在籍していました。

2013年はリリーフ専門で63試合、76.0イニングを投げ、6勝0敗、ERA 2.37を記録。

ジャスティン・バーランダー、マックス・シャーザー、ダグ・フィスター、アニバル・サンチェス、リック・ポーセロという嘘のようなローテーションをブルペンから支えました。

当時、フィル・コーク(Phil Coke)というタフなベテラン左腕がいましたが、むしろワンポイントが多い起用で、左腕ではドリュー・スマイリーが長めのイニングも担当しました。

お読みいただき、ありがとうございました。

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