スポンサーリンク

【MLB2023】フィリーズが継投のフォーマットを完成!ハーパーにもHRが飛び出し、まず1勝!(NLDS Gm1)

NLDS Gm1 PHI 3 @ 0 ATL

 現地2023年10月7日、前年のNLDSのリマッチとなったフィリーズ@ブレーブスのNLDS Gm1がスタート。MLB NO.1勝率のブレーブスの登場でもあります。

ロスター

 フィリーズはWCシリーズとほとんど変わらず。投手力が安定していることから、OFに6名を登録し、終盤のディフェンスも固めているようなロスターです。もちろん、オライオン・カーカリングは入っています!

 ブレーブスはルーキー右腕のAJ・スミス=ソーヤーがロスターIN。さらに本来は2Bかと思うのですが、OFで27才のルーキー、フォレスト・ウォールを追加。今季は15試合で5盗塁。終盤戦でも当たっていました。移籍組のニッキー・ロペス、ピアース・ジョンソンも入っています。

スタート

 ご覧のスタメンとなりました。

PHIATL
DH: シュワーバーRF:アクーニャ
SS: ターナー3B: ライリー
1B: ハーパー1B:オルソン
3B: ボーム2B: アルビーズ
2B:ストットDH: オズーナ
C: リアルミュートCF: ハリス2世
RF: カステヤーノスSS: アルシア
LF: マーシュC: マーフィー
CF: ヨハン・ロハスLF: ピラー
P:スアレスP: ストライダー
MLB Gameday: Phillies 3, Braves 0 Final Score (10/07/2023)
Follow MLB results with FREE box scores, pitch-by-pitch strikezone inf...

 ポストシーズンを見込んでハーパーを1Bに固定し、シュワーバーをDHにしてLFに守備のいいマーシュを入れているフィリーズ。当たっているカステヤーノスが7番です。9番のプロスペクトのヨハン・ロハスがやや弱いかなという布陣です。ブレーブスはCにショーン・マーフィーを使ってきました。いつも通りの強い布陣です。

早めの継投のPHI / ストライダーで7回のATL

 フィリーズですが、この日は早めの継投で来ました。先発のレンジャー・スアレスは、4回途中で降板。3.2IPで被安打1、スコアレス、BB1、SO 4。その後も小刻みにリレーしました。

 一方のブレーブスはサイ・ヤング賞有力候補のスペンサー・ストライダーが7.0イニングまで投げきりました。

 この辺は好対照で面白いところです。

 先制したのはフィリーズ。1アウトからブライス・ハーパーが四球で出塁。アレク・ボームが三振に倒れて2アウトとなったものの、スペンサー・ストライダーの1Bへの牽制が悪送球となり、ハーパーが2塁に進塁。

 バッターは当たっているブライソン・ストット。ストットは強いボールですぐに追い込まれるも、4シームが同じところに4球連続で投じられれば当たっているだけに反応は容易で、4球目の97.8mphの4シームをLFへ弾き返し、ブライス・ハーパーが生還してフィリーズがまずは先制しました。ミス絡みでした。

ハーパーがソロHR

 5回裏にセランソニー・ドミンゲスが2本のシングルで1アウト1、3塁のピンチを迎えましたが、ドミンゲスはアクーニャ、ライリーという怖い1、2番を連続三振に斬って取り、ピンチを脱出。

 その直後の6回表、フィリーズは1アウトからブライス・ハーパーが初球のスライダーを捉え、RFスタンドにライナーで飛び込むソロHRを放ち、追加点。2-0とします。

 ストライダーは7.0IPで被安打5、失点2、自責点1、BB 2、SO 8と好投。降板後に何やら激しくコーチに詰め寄っている場面がありましたが、あれは何だったのでしょうね?

 フィリーズは8回表にも満塁のチャンスからリアルミュートがショーン・マーフィーの打撃妨害で出塁し、追加点。3-0としました。

秘密兵器:オライオン・カーカリングが好投

 フィリーズは、スアレスを4回途中で下げた後、ジェフ・ホフマンで0.1イニング。その後、セランソニー・ドミンゲスを5回、ホセ・アルバラードを6回から投入。本来であれば、ジェフ・ホフマン以降はゲーム後半に投入したいところですが、もう良いブルペンを次々に投入してきました。

 それが出来たのは、ルーキーのオライオン・カーカリングの存在です。

 ワイルドカードでも好投し、ポストシーズンでの合格点をもらったカーカリングは、お父さんが見守るなか7回裏に登場。

 タイミングをずらすスウィーパーで、オーランド・アルシア、ショーン・マーフィー、エディー・ロザリオ(途中出場)を簡単に打ち取り、ブレーブスに流れを渡しませんでした。

 オライオン・カーカリングは、8回裏にも登板。ブレーブスの強烈な上位打線の対戦は見ものでしたが、先頭のアクーニャに四球を出したところで降板となりました。

 あのポーカー・フェイスは本物ですね。

 カーカリングをフォローする形でベテランのマット・ストラムがマウンドに上がり、代わりばな、ライリーにシングルを浴び、危ういところもあったのですが、オジー・アルビーズをダブルプレーに斬って取り、ピンチを脱出。

 最終回はクレイグ・キンブレルに任せ、1イニングをパーフェクトに抑えました。

 Gm1はフィリーズが早め、早めの対応でブレーブス打線を封じました。スコアは3−0。

【YOUTUBE】Phillies vs. Braves Game 1 Highlights (10/7/23) | MLB Highlights

PHIの課題は左腕

 フィリーズの懸念は左腕投手です。NLWCシリーズでもヘスス・ルザルド、ララクストン・ギャレットには苦戦しました。カイル・シュワーバー、ブライス・ハーパー、ブライソン・ストット、ブランドン・マーシュといういい左打者が多いだけに左腕への対応がどうなるのか、マックス・フリードが登板するGm2がなかなか興味深いです。

 とは言え、トレイ・ターナー、JT・リアルミュート、ニック・カステヤーノスといい右打者も豊富なのですが。

マックス・フリードも過去の実績との戦い

 なお、マックス・フリードは過去のポストシーズンで良い成績が上げられておりません。2019年のカージナルスとのNLDS Gm5では1.2イニングで4失点、2020年のマイアミとのNLDS Gm4では、4.0イニングで4失点、2021年のドジャースとのNLCS Gm5では、4.2イニングで5失点、同年アストロズとのWS Gm2では5.0イニングで6失点、2022年のフィリーズとのNLDS Gm1では3.1イニングで6失点など、過去、NLDSでのERAは5.95、NLCSは4.24、WSでは4.91。

 ポストシーズンに力を発揮できなかったことが多かったマックス・フリードが今回どういう投球を見せるのか?というところも注目ポイントでもあります。ちなみに、シーズン後半の調子は良かったです。

 お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2024】プレーヤーズ・ウィークエンドが復活!人気企画も前回とは違う装い
【MLB2024】ピート・クロウ=アームストロング(カブス/NLROY候補)がメジャー初HRを放つ!
【MLB2024】A’sが投手力でヤンキースをねじ伏せる!JP・シアーズ、メイソン・ミラーがシャットアウト・リレー
【MLB2024】大谷選手が日本人メジャー歴代最多HRを達成
【MLB2024】シーズン最初の5先発でERA 0.66! カッター・クロフォード(BOS)がクレメンスに並ぶ!
【MLB2024】カブス・今永投手はついに初自責点を記録するも、またもQスタート達成で3勝目
【MLB2024】レンジャーズ、ジャック・ライターがついにメジャー・デビュー!しかし、翌日にAAAへ
【MLB2024】タナー・ハウクがシャットアウト勝利!試合時間はたったの1時間49 分!
【MLB2024】ムーキー・ベッツが5-5! 過去のキャリアハイの打率.346、安打数 214を超えるシーズンになるか!
【MLB2024】マイケル・ローレンツェンのレンジャーズ・デビューはスコアレス投球!
【MLB2024】カブスの鈴木誠也選手が10 Day ILへ(右腹斜筋)
【MLB2024】カブス・今永投手が2勝目!ERA は未だ0.00 !鈴木誠也選手が勝ち越し援護弾!
【MLB2024】アスレチックス、投手陣が改善!P・ブラックバーンは19.1 IPスコアレス、メイソン・ミラーは104mphを記録
【MLB2024】ホワイトソックスは試練が続く!3Bのヨアン・モンカダが少なくとも3ヶ月の離脱へ(右内転筋)
【MLB2024】レッドソックスのトレバー・ストーリーが左肩手術で今季終了!ニック・ピベッタも肘痛を発症
【MLB2024】レッドソックス、セダン・ラファエラと8年/50Mドルで延長契約
【MLB2024】日食(Solar eclipse)
【MLB2024】スティーブン・ストラスバーグの引退が正式に決まる!
【MLB2024】UCL損傷の投手が続出!シェーン・ビーバー、スペンサー・ストライダー、エウリー・ペレス、J・ロアイシガら(追記あり2)
【MLB2024】山本由伸投手、2度の満塁のピンチを乗り越え、メジャー初勝利!5.0 IP、8 K!
【MLB2024】カブス、ドジャースに打ち勝つ!鈴木選手は3 RBI、大谷選手は今季2号
【MLB2024】「出ました!」大谷選手、爆音とともに今季第1号HR!
【MLB2024】「お待たせ!」と言わんばかりにブライス・ハーパーがグランドスラムを含む3HR
【MLB2024】早くもノーヒット・ノーランが成立!アストロズのロネル・ブランコがキャリア8戦目の先発で偉業を達成
【MLB2024】パイレーツがルーキー・ジャレッド・ジョーンズの好投もあり開幕4連勝
【MLB2024】山本由伸投手がホーム・デビュー!途中からの降雨にもかかわらずスコアレス投球で好投
【MLB2024】ブレーブスが連勝スタート!フィリーズは先発のノラがラフ・スタートで大敗
【MLB開幕2024】”球際に強すぎ”!ブルワーズのジャクソン・チューリオがデビュー戦で輝く
【MLB2024開幕】レッドソックス、タイラー・オニールの5シーズン連続開幕HRなどで勝利
【MLB】2024シーズンが開幕!オープニング投手一覧!CWSはギャレット・クロシェを起用
タイトルとURLをコピーしました