スポンサーリンク

【HOF】2021年野球殿堂入りの新規候補者にトリイ・ハンター、マーク・バーリー、バリー・ジトらが選出

2021年1月の投票にむけて

 現地2021年1月26日に投票が行われるHOF( Hall of Fame)、野球殿堂の投票にむけて、すでに候補者が発表されています。明らかになったのは16日のことですが、こちらはまだ記事にしたためていなかったので、あらためまして記載しておきたいと思います。

候補者 

資格

  1. MLBで10年以上プレーし、そのうち引退後5年以上経過した選手
  2. 現役引退後20年以内※(内訳:引退後5年の待機期間+資格取得から15年)
  3. 不適格リストに入っていない選手
  4. 10年の要件を満たした現役選手が不慮の事故などで亡くなった場合、あるいは引退後5年未満で亡くなった場合は、亡くなってから半年経過後の次の選挙か、あるいは現役引退後5年経過の次の選挙か、どちらか早いタイミングで選挙となる。
    • (例)ロベルト・クレメンテは現役中に亡くなり、その次の選挙で選ばれた例がある。
    • また2013年が現役最後だったハラデーは引退後5年未満の2017年11月に亡くなり、2018年の投票の資格を得ています。

新規(Newcomer)

 2015シーズンに引退をした選手の中で以下の選手たちが新規の投票の候補者になっています。順番に意図はありません。また番号は便宜上つけているだけです。11名おります。

【略語】

  • GG: ゴールドグラブ賞受賞回数
  • SS:シルバースラッガー賞受賞回数
  • ASG:オールスター出場回数
  1. トリイ・ハンター: OF/ MIN-LAAなど/ WAR 57.9/ 9 GG/ 2SS/ 5 ASG/ 353HR/2,452 Hits
  1. マーク・バーリー: LHP/ CWSなど/ WAR 59.1/ 4GG/ 5ASG/
    • 214勝
    • 1 パーフェクトゲーム(2009年7月23日 vs TBR)/ 1 NO-NO(2007 ※パーフェクトゲームは除いて)
  1. バリー・ジト: LHP/ OAK-SFG/WAR 31.9/ 1サイ・ヤング/ 3ASG/ 165勝/ 23勝(2002)
  1. ティム・ハドソン: RHP/ OAK-ATLなど/ WAR 57.9/ 4ASG/ 222勝/20勝(2000)

  1. ダン・ヘイレン: RHP/ STL-OAKなど/ WAR 35.1/ 3ASG/ 153勝
  2. アラミス・ラミレス: 3B/ PIT-CHCなど/ WAR 32.4/ 1SS/ 3ASG/ 386HR/ 50ダブル(2012)
  3. シェーン・ビクトリーノ:OF/ PHI-BOSなど/WAR 31.5/ 4GG/ 2ASG/ 231SB
  4. A.J. バーネット: RHP/ WAR 28.8/ 1ASG/ 164勝
  5. ニック・スウィッシャー: OF-1B/ WAR 21.4/ 1ASG/ 245HR
  6. ラトロイ・ホーキンス: RHP/ MINなど/ WAR 17.8/ 127SV/ 1.84 ERA(74Game in 2003)
  7. マイケル・カダイヤー: OF-1B/ MINなど/WAR 17.7/ 1SS/ 2ASG/ .331(batting Av Title in 2013)

持ち越し

 得票率が5%から74%の間で、その年に選ばれなかった候補者は次年度の審査・選考に持ち越されます。持ち越しは最大10年(2014年にルール改正。それまでは15年だった)。11年目からはリストに名前がなくなります。

  • カート・シリング(Curt Schilling): 278 (70%) — 9回目
  • ロジャー・クレメンス(Roger Clemens): 242 (61%) — 9回目
  • バリー・ボンズ(Barry Bonds): 241 (60.7%) –9回目
  • オマール・ビスケル(Omar Vizquel): 209 (52.6%) — 4回目
  • スコット・ローレン(Scott Rolen): 140 (35.3%) — 4回目
  • ビリー・ワグナー(Billy Wagner): 126 (31.7%) — 6回目
  • ゲイリー・シェフィールド(Gary Sheffield): 121 (30.5%) — 7回目
  • トッド・ヘルトン(Todd Helton): 116 (29.2%) — 3回目
  • マニー・ラミレス(Manny Ramirez): 112 (28.2%) — 5回目
  • ジェフ・ケント(Jeff Kent): 109 (27.5%) — 8回目
  • アンドリュー・ジョーンズ(Andruw Jones): 77 (19.4%) — 4回目
  • サミー・ソーサ(Sammy Sosa): 55 (13.9) — 9回目
  • アンディー・ペティット(Andy Pettitte): 45 (11.3%) — 3回目
  • ボビー・アブレイユ(Bobby Abreu): 22 (5.5%) — 2回目

投票のルール

 リストアップされている選手がHOFになるには以下の得票を得ることが必要になります。

  • 得票率が75%以上を得た選手が晴れて殿堂入りとなる
  • この際、得票率5%未満だった選手はその年限りで殿堂入りの機会は無くなる(^_^;)
  • 得票率が5%から74%の間で、その年に選ばれなかった候補者は次年度の審査・選考に持ち越される。
  • 持ち越しは最大10年(2014年にルール改正。それまでは15年だった)。11年目からはリストに名前がなくなる。

新規リストは持ち越しになりそう

 今回ピックアップされた中の新規の選手たちはマリアーノ・リベラやデレク・ジーターのような初年度でのHOF入りはちょっと難しそうです。初年度で間違いなく入る!というインパクトはなさそうです。

カート・シリングはあと2回  

 カート・シリングは残り2回。2020年1月の投票ではあと5%足らず。今回はクリアーしそうに思います。

ボンズ、クレメンスは?

 毎年、問題となるバリー・ボンズとロジャー・クレメンスの投票ですが、回を重ねるごとに得票率が上がっています。これは10年目まで持ち越し、そこでようやくHOF入りというシナリオになりそうな予感。

 先日、ロビンソン・カノーのPEDs使用が話題になりましたが、これが後を立たないことに対して、BBWAAがどう判断するか?それでも記録は記録と割り切るかどうか?今、流れは後者にあるように思います。

  お読みいただき、ありがとうございました。

 

コメント

スポンサーリンク

NEW

【MLB2024FA】ドジャース、ジョー・ケリーと再契約!1年契約で合意
【MLB制度】クオリファイング・オファー(QO)結果判明後の補償とペナルティーについて(CBA 2022-26)
【MLB制度】贅沢税とは(2022-26 CBA 版)
【MLB2024】メッツ、格安でジョーイ・ウェンドルを獲得!
【MLB2024】メッツ、ルイス・セベリーノを獲得!1年契約で合意
[MLB2024]ベイスターズ今永投手もポスティング開始へ!WBCファイナルの米国戦に先発!
【MLB2024FA】ドジャースがジェイソン・ヘイワードと再契約!テオスカー・ヘルナンデスは諦めたか??
【MLB移籍2024】ツインズからFAのソニー・グレイはカージナルスと3年契約でサイン
【MLB移籍/FA 2024】タイガース、前田健太投手と2年/24Mドルでサイン!
【MLB2023】WS制覇のレンジャーズ、ポストシーズン・シェアを気前よく分配!
【MLB2024】交渉申し込み殺到中の山本由伸投手のポスティング・プロセスを改めて
【MLBトレード2024】Dバックス、マリナーズからユーヘイニオ・スアレスを獲得!
【MLB2024FA】ホワイソックスがSSにポール・デヨングを獲得!
【MLB2024FA】カージナルス、カイル・ギブソンと1年/12Mドルでサイン
【MLB2024FA】ランス・リン、カージナルスと1年/11Mドル保証で契約
【MLB2024FA】フィリーズ、アーロン・ノラとの再契約に成功!7年/172Mドル!
【MLB FA】2024シーズンに向けたクラブ別主要FAプレーヤーリスト(更新あり)
【MLBジャージ】Dバックスが2024シーズンに向け新デザインを披露!
【MLB】2024シーズンに向けたノンテンダー・デッドラインが到来。MILのB・ウッドラフらがノンテンダーFAに
【MLBトレード2024】ブレーブスがマイケル・ソロカを出してアーロン・バマーを獲得!
【MLB2023】ブレーブスのロナルド・アクーニャ・Jr.が満票でNL MVPを受賞!輝いた40-70!
【MLB2023】大谷選手がAL MVPに輝く!2021年に次ぎ2度目!しかも2度とも満票での受賞!
【MLB2023】サイ・ヤング賞はALがゲリット・コール、NLはブレイク・スネルに決定!
【MLB 2024 契約】”ルール5”に向けた40manロスターのデッドラインが到来!CLEのカル・クアントリルらがDFAに
【MLB2023】MOYはO’sのブランドン・ハイド監督とMIAのスキップ・シューメーカー監督が受賞!
【MLB2023】ROYはO’sのガナー・ヘンダーソン、Dバックスのコービン・キャロルに決定!ともに満票での受賞
【MLB2024】アストロズの新監督はベンチコーチのジョー・エスパーダに決定! 順当な人事に
【MLBプロスペクト】2023 AFL MVPはパドレスのジェイコブ・マーシー(Jakob Marsee)が受賞
【MLB】2023年のシルバースラッガー賞が決定!大谷選手、アクーニャらが受賞!
【MLB2024】エンゼルスがロン・ワシントンを監督に迎える!レンジャースで2度のWS進出実績
タイトルとURLをコピーしました