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【トレードDL2019】”残り2分”アストロズがザック・グレインキを獲得!別枠でアーロン・サンチェスもゲット

ブザービーターで一気にNO.1ローテへ

現地2019年7月31日、残りあと2分というところで、大きなディールが成立。

今トレードデッドラインで名前の上がっていたアリゾナ・ダイヤモンドバックスのザック・グレインキのアストロズへの移籍が決まりました。NBAではありませんが、まさにブザービーター。

ザック・グレインキのトレード詳細

【アストロズGet】

  • ザック・グレインキ(Zack Greinke)RHP
  • 金銭 $24M(2,400万ドル)

バッティングのいいザックがア・リーグに行くのはちょっとさみしいですね。

Just a moment...

【DバックスGet】

名前の前のNO.は現地2019年7月31日時点でのアストロズ内のトッププロスペクトランク。

ザックのややこしい契約

ザックの契約内容は過去記事に書かせていただいています。ちょうどバーランダーの延長契約との比較に用いました。引用してみます。

ザックの契約は独特!

まず、ザックの契約の計算です。2016年からの6年2億650万ドルの根拠です。

・ベース・サラリー (1億8,850万ドル)

  1. 16: 3,100万ドル
  2. 17: 3,100万ドル 
  3. 18: 3,100万ドル
  4. 19: 3,150万ドル 
  5. 20: 3,200万ドル 
  6. 21: 3,200万ドル

さらに、

・1,800万ドルのサイニングボーナス(上の金額に300万ドルずつ毎年追加されます。)よって、ベースサラリー1億8,850万ドル+1,800万ドルで計2億650万ドルが額面になります。

独特の繰り延べ払いが入っている!

しかし、ザックの契約には次のような独特な条項が入っています。

・$62.5M(6,250万ドル)を2022年から2026年の繰り延べ払いとする。

これはどういうことなのか?

「繰り延べ払い」とは支払いを一定期間猶予し、あとで支払うということ。

つまり、Dバックスは該当の年の年俸を満額払わずに一部を将来に先延ばしするということ。

あとで払う内訳はこのような感じです。

  • 2016年:3,100万ドルのうちの1,000万ドル分が繰延払い
  • 2017年:3,100万ドルのうちの1,000万ドル分
  • 2018年:3,100万ドルのうちの1,000万ドル分
  • 2019年:3,200万ドルうちの1,050万ドル分 
  • 2020年と2021年の2年間分:6,400万ドルうちの1,100万ドル分x2

これらの合計の6,250万ドルを(1,000万ドルx3+1,050万ドル+1,100万ドルx2) 5回に分けて、2022年から2026年に毎年1,250万ドルがザックに支払われるという内容です。

現在価値

未来の6,250万ドルは金利がついた上での6,250万ドルですから、現在の6,250万ドルから金利分を割り引かないといけません。

いわゆる現在価値という概念です。ということは今の金額は6,250万ドルより安くなるわけです。

計算は非常に難しいのですが、ザックの2億650万ドルのうち、6250万ドル分の現在価値を考慮した結果が、1億9,385万ドル(端数処理)。

これはMLB側が算出した数字で、ザックの年俸総額の今の価値です。

アストロズはいくら払うのか?

面倒くさい数字を出してしまいましたが、これがザック・グレインキの人となり。割と親切でもあり、非常にちゃっかりしている。

そして以下の打ち消し線はDバックス在籍中なのでDバックス持ち。

  • 2016年:3,100万ドルのうちの1,000万ドル分が繰延払い+300万ドル
  • 2017年:3,100万ドルのうちの1,000万ドル分繰延+300万ドル
  • 2018年:3,100万ドルのうちの1,000万ドル分繰延+300万ドル
  • 2019年:3,200万ドルうちの1,050万ドル分繰延+300万ドル
  • 2020年と2021年の2年間分:6,400万ドルうちの1,100万ドル分x2+300万ドルx2

2019年の残りがいくら?で、繰延分を2チームで割るのか?などの細かいところはわからないのですが、2019年は3200万ドル+300万ドルから1,250万ドルの繰延を引くと、2,250万ドルが残り。Dバックスが2,400万ドルを払うという契約のようですから、2019年はすべてDバックスが払うような形になると思います。

そうするとアストロズは2020年と2021年の6400万ドル+300万ドル=6,700万ドル。そこから2,500万ドルが繰延で後払いになるので、直近2年ですぐに財政に影響が出る分は4,200万ドルということになるのではないかと思います。

サイニングボーナスはDバックス持ちかもしれませんが、当初通りの割り方で計算してみました。間違っているかもしれません。ざっとですが、2年で5,000万ドルくらいで見ておけばいいのではないかと思います。

トップ2を除いた4名

今回Dバックスへ行く4名はトップ2以下の選手たちです。トップ2とは、カイル・タッカーとフォレスト・ウィットリー。アストロズはどうしてもこの2人はプロテクトしたいようですね。

NO. 5 コービン・マーティン

アストロズ内プロテクトランクNO. 5の コービン・マーティン(Corbin Martin )23才のRHP。2017年アストロズ2巡目指名。デビューは201年5月。今季はここまで5試合先発、1勝1敗、ERA5.59。なお現在はトミージョン手術のリハビリ中で2020年復帰予定です。

NO.3 セス・ビアー

クラブ内ランクNO.3のセス・ビアー(Seth Beer)は22才の右投げ左打ちの1B/LF。 2018年アストロズ1巡目指名。

NO.4 J.B.ブカウスカス

ランクNO.4の J.B.ブカウスカス(J.B. Bukauskas) は22才のRHP。2017年アストロズ1巡目。2019年はダブルAで2勝4敗ERA 5.25。

NO.22 ジョシュア・ロハス

ランクNO.22 のジョシュア・ロハス(Joshua Rojas)は25才のユーティリティー。2B/3B/LFを守ります。 2017年26巡目指名。ハワイ・ホノルル出身です。

アーロン・サンチェスも獲得

アストロズは別のトレードで、ブルージェイズからアーロン・サンチェスも獲得。

【アストロズGet】
【ブルージェイズGet】
  • デレク・フィッシャー(Derek Fisher)25才 OF LHB/RHT

アーロン・サンチェスは2010年ブルージェイズ1巡目。今季はチーム状態などもあり、現地2019年8月2日時点で3勝14敗、ERA 6.07とひどい成績ですが、2016年には16勝2敗、ERA 3.00 でオールター出場、サイヤング賞7位。ファストボールMAXは94ほどですが、抜き球が効果的で本来の力を発揮すればかなり勝てる投手。

ジョー・ビアジーニは2011年ジャイアンツ11巡目指名。2015年ルール5ドラフトでブルージェイズへ。デビューももちろんブルージェイズ。2017年は先発を中心に投げていましたが、3勝13敗と数字が出ず、以降はたまに先発を任されるもほとんどがリリーフです。2019年は50試合登板、3勝1敗、ERA 3.78(現地2019年8月1日時点)。

カル・スティーブンソンは22才で2018年ブルージェイズ10巡目指名の外野手。現地2019年8月1日時点ではクラスAアドバンストに所属。90試合、336ABで100安打を記録。打率.298、HR 5、RBI 50、盗塁11。

デレク・フィッシャーは25才、右投げ左打ちの外野手。2014年アストロズ1巡目指名。デビューは2017年6月。2019年は打率.226、OBP.317、SLG .358、HR 1、RBI 5、WAR 0.2。

アストロズ、鉄壁のローテーション

アストロズの2019トレードデッドラインのIN/OUTです。

嘘のように強いローテーションとなりました。

お読みいただき、ありがとうございました。

コメント

  1. 匿名 より:

    どこまでもえげつないですねジェフ・ルーノウ
    グレインキー獲得で失ったプロスペクトを(レベル差あるとはいえ)即座に復旧させるとは

    ただこれだけやってもワールドチャンピオン確定とならないのが面白いところ
    Phab4フィリーズも頂点には立てなかったですし

    • hirotee より:

      匿名様
      コメントありがとうございます。ジェフ・ルーノウGM、目立ちませんでしたけど、結果大活躍でした。
      ジェフ・ルーノウGMの感心するところはオフの時からそうでしたが、フォレスト・ウィットリーとカイル・タッカーだけは守り抜いてきたこと。
      いいプロスペクトを結構出しましたけど、それでもトップ2を置いているのが、えらいと思います。しかもホセ・アルバラードはもう上で活躍していますし。
      新陳代謝がうまいですね。
      コメント、ありがとうございました。

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