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【MLB】”CからSSまでこなす”万能選手、カイル・ファーマーの2022シーズンが楽しみ

MLBプレーヤーの紹介

カイル・ファーマーの素晴らしさに注目してもらいたい

 現地2021年12月28日、ロックアウトからまもなく1ヶ月になろうとしています。オーナーと選手会(MLBPA)は年明けにサラリーに関するキー・ファクターでどれだけ寄り付けるか、それ次第で1月中に解除となるかどうか決まりそうです。あと1ヶ月は辛抱しておいた方がいいと思っています。

 MLBを絶たれたオフシーズンはつまらないですね。

アンダーレイティッドだと思う

 本日はずっと書こうと思っていてかけていなかったトピックで、レッズのカイル・ファーマー(Kyle Farmer )についてです。

 筆者は万能選手が結構好きなのですが、とくにMLBの高いレベルでそれを実現させているのはやはりすごいことだと思うのです。大谷選手がやっているピッチャーと打者の二刀流はもちろん、それに加えて守備においてユーティリティー性を誇りつつ、打撃も伴った選手も素晴らしいと思うのです。

 投手と野手では動きが違い、特にSSを守れる選手には俊敏性が要求されます。SSを守れれば、汎用性が効くという面もあるので、キューバなどは投手よりSSが評価されるという話も聞いたことがあります。

 守備がうまいと野球がうまい人だなと思うと同時に運動神経、引いてはアスリート力がすごいと思うのです。それに打撃も加わっているのですから。

 レッズのカイル・ファーマーはそんな選手。とんでもない運動神経の持ち主で、もっと有名になっていないとおかしいと思える選手です。つまり、過小評価(アンダーレイティッド)されている一人かと思っています。

カイル・ファーマーとは

 簡単にプロフィールを。生年月日は1990年8月17日生まれの30才。2022年のシーズン後半に31才になります。もうそんな年齢になったのか?という感じです。

捕手でプロ入り!

 野球選手の産出州の一つ、ジョージア州の出身です。大学はジョージア大学。2012年、3年時にヤンキースから35巡目指名されたものの拒否。SSとして指名されました。その翌年の2013年、4年時にドジャースから8巡目指名を受けプロ入り。C(捕手)としての指名です。

 捕手指名でプロ入りしたカイル・ファーマーは2013-14年とルーキーリーグからアドバンスト・クラスAまで捕手としてプレー。この2年間は捕手しか守っていません。2014年はクラスA、アドバンスト・クラスAで74試合に出場。

 2015年は3Bも守りましたが、守備はあくまで捕手中心でした。アドバンスト・クラスAとダブルAの2つのレベルを通し、捕手で84試合、3Bで27試合。

 2016年も主にダブルAで捕手として58試合、3Bで16試合。

 2017年はメジャーデビューを果たしたのですが、ビッグリーグに上がる前はトリプルAでやはり捕手中心で出場。捕手で51試合、3Bで18試合、2Bで5試合、1Bで6試合、SSで2試合。

 捕手で育てていたドジャースですが、その動きの良さから捕手固定では勿体ないと考えたようですね。

 メジャーデビューは2017年7月30日のジャイアンツ戦で代打での登場でした。2017年は捕手で3試合、3Bで4試合、1Bで1試合の出場。そしてルーキーステータスを残して2018年に。

 2018年は5月半ばからマイナーの終幕の8月末までトリプルAで過ごしました。2018年のトリプルAでの打撃成績は288-83、打率.288、OBP .333、SLG .451、HR7、二塁打24、RBI 3をマーク。よく打っていたのです。なお、開幕から5月半ばまではメジャー。マイナー閉幕後の9月もメジャーに上がりました。

プイーグとともにレッズへ

 そして2018年12月、カイル・ファーマーはレッズへ移籍。ヤジエル・プイーグのトレードの一員だったのです。

 この時はさほど注目されていませんでしたが、レッズはいい選手をピックしましたね。

2019年からレッズでプレー

 メジャーでの本格稼働は2019シーズンから。レッズで97試合に出場。レッズでも捕手としての起用でした。タッカー・バーンハートのバックアップ的扱いです。捕手で15試合。しかし、1B、3B、SSとしても出場。ここから才能がメジャーの舞台に表れてくることになります。

2020年からC以外を守る

 2020年、ショートシーズンとなったこの年、2019年に49HRを放ったエウヘニオ・スアレスが年初に自宅プールで右肩を負傷。7月の開幕には間に合い、定位置の3Bで出場を続けましたが、15HRながら打率が.202と厳しい数字に。このシーズンはSSにはフレディー・ガルビスがいました(2022年はソフトバンク・ホークスでプレーですね)。

 カイル・ファーマーは内野、外野のバックアップロールで機能。このシーズンから捕手としては出場が無くなりました。内野全てとLFをフォロー。バックアップロールながら、打率.266と結果を出していて、その堅実な活躍が2021年に結びついてきます。

2021年に素晴らしい結果

 2021年、レッズは開幕前からジョナサン・インディアが台頭。開幕前から2Bを奪う勢いで、レッズは内野のポジションをシフトさせることに。開幕前はマイク・ムスターカスが2Bから3Bに、3Bのエウヘニオ・スアレスがSSに就くという布陣を予定していました。

 しかし、マイク・ムスターカスは2021年は足底筋膜炎で60Day ILに入るなど故障がち。当初はSSを守っていたスアレスが再び3Bに就くことに。

 すでにフレディー・ガルビスに代わるSSの獲得に失敗していたレッズは、当初はお試しのような感覚で、カイル・ファーマーにSSを守らせたのです。

 ところが、そのカイル・ファーマーがSSとして素晴らしい守備を披露。筆者も当初はカイル・ファーマーは捕手のイメージしかなかったので、目を疑うような形に。

 もっとも、こんなシーンもありましたが・・・。

 そのカイル・ファーマーは2021年は147試合に出場。529打席で、483打数127安打を放つ活躍ぶり。打率は.263、OBP .316、SLG .416、OPS .732をマーク。これまでのキャリアであまり出なかったHRも16本も放ち、RBIは63。二塁打は22本。レッズにとって欠かせない選手になったのでした。

 まさに野球偏差値の高い活躍ぶりです。

ロックアウト後の動きも

 2021年に大いに力を発揮したカイル・ファーマーですが、ロックアウト後はひょっとしたら、トレードの切り札にされる可能性もあります。レッズは出すとすれば、ソニー・グレイなどの先発投手かと思うのですが、リビルドを匂わせているので、余談が許しません。

 カイル・ファーマーはいい選手なので、需要もありですね。どうなるでしょうか?

 お読みいただき、ありがとうございました。

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