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ナショナルズのデーブ・マルチネス監督がWS制覇出来た秘密に迫る!現役、コーチ時代のキャリアについて

デーブ・マルチネス監督を調べてみた

 現地2020年5月22日のMLBは、特別大きなニュースはありませんでした。ただ、ここ数日、大まかな動きはありましたので、まとめるとこのような感じです。

ここ数日のMLBの動き

  • 【HOMEスタジアム】各クラブともにホームスタジアムをワークアウトの練習場として解放しはじめました。ただし、東海岸の上の方のクラブはまだその情報は入っていません。
  • 【社員】各クラブともにベースボール・オペレーション関連の人たちのサラリーについて支払いの保証を発表。6月までという一月刻みのパターン、シーズンを通してというパターン、あるいは一部解雇という厳しいパターンも。
  • 【MLBPA】選手会はMLBが提案したCOVID-19 検査についてコメント。これはまた別途記したいと思います。また、現地2020年5月26日(火)、MLBPAがレベニューシェアリングについてコメントを発表します。これは内容が出てからご報告申し上げたいと思います。

デーブ・マルチネス監督のことをあらためて

 本日は、2019シーズンにナショナルズをワールドシリーズ・チャンプに導いたデーブ・マルチネス監督について記載したいと思います。

 通常、監督で「デーブ」とくると、ついついドジャースのデーブ・ロバーツ監督のことを思い浮かべるが方が多いと思います。それはやはり、2004年ALCS Gm4での決死の盗塁があったからだと思います。あのプレーはそれだけインパクトが強烈だったと言えるでしょうね。

 2018シーズンからナショナルズで指揮を執り始めたデーブ・マルチネス監督ですが、実は筆者は現役時代のことを想起することが出来ません。皆さんはいかがでしょうか?

 2019年の采配の見事さに目が行っても、現役時代のことを思い浮かべることが出来る人は少ないのではないかと思います。失礼ですけど、それだけ現役の頃の印象が薄い。

 そこで現役時代のことを少し調べてみました。

独特の構えのLHB 

 デーブ・マルチネス監督の現役時代のVTRを見たとき、なるほど、だから監督としての力が優れているのかとその謎が解けた気がしました。

 まずはそのプレースタイルを見ていただきましょう。

 このVTRがかなりわかりやすいのですが、構えを見るともう完全に長打を捨てた安打特化のプレースタイルだというのがわかります。

とは言え、91HR

 安打を多く放つスタイルとは言え、マルチネス監督は現役時代、16シーズンで91HRを放っています。年平均で約8本。長打を警戒されるのは年間15本程度からだと思うので、どちらかと言うと安打数特化のプレースタイルと見ていいと思います。ただ、途中出場も多い中でのこの数字はそれなりに打っていますね。

通算1599安打

 選手としてのスタッツを記載しますとこのような数字でした。

  • 16シーズン(1986-2001)
  • カブス→エクスポス→レッズ→ジャイアンツ→ホワイトソックス→デビルレイズ→カブス→レンジャーズ→ブレーブス(メジャーキャリアだけをピック)
  • 1,918試合
  • 5,745 At Bat
  • 1,599 Hits
  • 91 HR
  • 238 Double (20 Double/year)
  • 72 Triple
  • 580 RBI (49 RBI/year)
  • 795 Runs ( 67 Runs/year)
  • 打率. 276、OBP .341、SLG .389
  • 盗塁:183
  • BB:567 (48個/Year)
  • 犠牲バント: 53
  • 右投手 .281、左投手. 250
  • 守備:外野ALL or 1B

カブススタート

 ドラフトは1983年、カブス3巡目指名。キャリアはカブスから始まっています。

スモールベースボールの下地 

 メジャーで91HRを放てば、大したものだと思いますが、やはり現役時代のスタイルはいかに出塁率を高め、ホームに還ってくるかという状況を見ながら、チャンスメイクあるいはランナーを前の塁にすすめるスタイルであったことが見てとれます。

 そこに特化してしていくがゆえの確率性を重視したのが、あの構えだったのかともあらためて思いました。

 外野の激しい競争にさらされ、つねに4番めあたりに位置しながら、16シーズンも現役を生き抜いてきたのは確かな状況把握力とそれを実行する運動能力があったということかと推察しました。

マッドン体制で学ぶ

 現役引退となったのは2001年。これはマイナーでのキャリアもこの年に終わっています。2002年から数年に関してはデータがないのですが、2006年と2007年にジョー・マッドンが監督を務めていたデビル・レイズのスプリングトレーニングのインストラクターを務めました。

 2008シーズンから正式にデビルレイズのベンチコーチに就任。特にディフェンス時のポジショニング、攻撃時のバントの使用およびベースランニングを担当。日本流で言えば、守備走塁総合コーチといった役割を担っていました。ここでさらにマネージリアル能力を磨いていったと思われます。

複数の監督オファー 

 デビルレイズのベンチコーチとしての評判が立ったデーブ・マルチネスには複数の監督オファーの話が舞い込んできました。

  • 2010年オフ:ブルージェイズ、インディアンスからのオファー
  • 2011年オフ:ホワイトソックスからのインタビュー
  • 2012年オフ:アストロズからのオファー
  • 2013年オフ:カブス、ナショナルズからのオファー
  • 2014年オフ:レイズからのオファー

 最終まで候補として残るも折り合いがつかず、監督就任ならずというパターンがいくつも見受けられたようです。力があったのですね。

カブスのWSチャンプに貢献 

 2015シーズンからジョーン・マッドンがカブスの監督に就任したのにともない、デーブ・マルチネスもカブスへ移籍。

 そして決定的になったのが2016年のカブスのワールドシリーズ・チャンプへの貢献。この時、デーブ・マルチネスはベンチコーチです。

 そして2018年からナショナルズの監督に就任。2019年にワールドシリーズ・チャンプに導いたのでした。 

現役時代、特別輝いた存在でなかったからこそ、コーチとしての能力に優れ、花開いたというタイプの監督さんですね。

 見た目はオールドスクールらしさがにじみ出ていますけど、それとは違い中身の濃いスキルを持った監督と言えそうですね。

 デーブ・ロバーツとの違いはズバリ、投手起用だと思います。この点に関してはデーブ・ロバーツは下手ですね。

 お読みいただき、ありがとうございました。

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